フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

梅雨時に咲く庭の花たち

2020-06-30 | アダージョの森

今日は梅雨らしい雨が降り続いていて庭作業ができないので、庭で咲いている花たちのを少し紹介しよう。

アリウム・カエルレウム
学名:Allium caeruleum
別名:アズレウム
ユリ科
 
細い茎がスクッと立ち上がってきた先に青色の花をつける。花数が少ないので、思っていたよりは寂しい感じがする。
タマネギと同じ仲間とのことだ。
 

エレムルス
 
学名:Eremurus
その他の名前:デザートキャンドル、フォックステールリリー、キャンドルリリー
ススキノキ科  エレムラス属
原産地 中央アジア
 
別名キャンドルリリーと呼ばれる通り、キャンドルのような黄色い背の高い花穂を上げる。大きい花なので存在感は抜群だ。
下からゆっくりと時間をかけて咲いていくので結構花の時間が長い。
昨年の秋、4球植えつけたが、発芽したのは3球、開花したのは2球だった。
日当たりが悪ければ咲かないようだ。
 
 
 
ペレニアル・フラックス
 
学名: Linum
アマ科 アマ属
原産地 北アメリカ
 
畑のハーブコーナーで育てている。一株だがしっかりしている。横に倒れたので、土をかけておくと、沢山の芽が上がってきた。
 
風にそよそよと揺れながら開花する姿が美しい。ひとつひとつの花は一日花だ。
寒冷地ではこぼれ種で育つというが、残念ながらまだそこまでは苗が成長していない。
今年は、種ができたら、それを採取して播くことにしよう。
 

アグロステンマ
学名:Agrostemma
和名:ムギセンノウ(麦仙翁)
ナデシコ科  ムギセンノウ属
原産地 地中海沿岸 西アジア
 
育てているのは、園芸種のアグロステンマ・ギタゴ(Agrostemma githago)だ。
 
昨年の秋に、種を採取して、取り撒きしたら今年は沢山の花芽が立ち上がった。美しいピンクの花が立ち上がる姿がいい。

ヒメルリトラノオ
 
学名: Veronica spicata 'Nana'
ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
原産地 ヨーロッパ~北アジア
 
ベロニカ・スピカータの小型品種で、草丈は10~30cm程度までしか伸びない。背の高い花達の手前で、可憐に咲いている。
何といってもトラノオの形が好きだ。


南アルプス~八ヶ岳 久しぶりの眺め

2020-06-29 | 日記

今朝起きてみると、空がすっきりと晴れ渡っている。久しぶりのいい天気になった。

5時前の気温は12℃、少し肌寒いくらいだ。
森から外に出て、山々の景色を撮りに出る。

南アルプス甲斐駒岳、北岳、地蔵岳の山並みが堂々として浮かんでいる。

北側を振り返ると八ヶ岳が美しい。今年は、新型コロナウィルスの影響で、赤岳頂上山荘は営業しないとのことだ。
蕎麦畑ではそばの花が満開になってきている。例年は夏までの時期には蕎麦は作っていなかったのだが、今年は作付けを変えたようだ。

足元の農道のわきに、ウツボグサが色鮮やかに咲いていた。

ウツボグサ(空穂草、靫草)

学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai) H.Hara)
シソ科 ウツボグサ属


コアジサイ~梅雨時の森に清楚に香る

2020-06-26 | アダージョの森
アジサイの季節がやってきた。
八ケ岳の森の中で、特に注目されるのはコアジサイ。
 
この品種は、いわゆる装飾花はなく、アジサイの花だけがそのまま咲いているという形を取る。
 
コアジサイ
学名:Hydrangea hirta
アジサイ科 アジサイ属
 
 

株により花の色調が微かに違い、青色が濃いものから白に近いものまで様々な色合いが見られる。

花弁は5個、雄しべは10個、花弁より長く、花糸は青色を帯びる。

コアジサイの特徴は何といっても甘い香りが漂うことだ。装飾花がないので、この香りに誘われて虫たちが集まってくる。

紫色をした花軸も美しい

アダージョの森の「道」の両側はコアジサイが沢山咲いているので、このあたりを歩くとうっすらと甘い香りが漂う。

こぼれ種が落ちでどんどん新しい株が成長している。

卯の花=ウツギとの美しいコラボ


大泉のグリーングラスガーデンを訪ねる

2020-06-24 | 庭探訪

毎年この時期に訪ねる大泉のグリーングラスガーデンを今年も訪れた。

一時はオープンガーデンもされ、園芸雑誌にも何回か掲載された美しい庭だが、今はオープンガーデンはされていないが、特別にお願いして見せていただくことになった。

丁度、梅雨の晴れ間で、強い日差しもなく、快適に庭を歩くことができた。

何といってもこの3棟続くパーゴラの道が素晴らしい。

新しく、チップが敷かれている。

ボニーが咲き乱れている

安曇野がここまで育っている

足元の花々も美しい

芝生の管理はご主人の役割。見るところ草は全く出ていないのがすごい。

母屋の周り

庭の入り口にあるコテージ

ころあいを見計らって出していただいたコーヒーを頂きながら

これまでの庭づくりの話を聞かせていただく。とてもざっくばらんなご夫婦で楽しい会話が進んだ。

バラの通路のわきに咲く宿根草もよく管理されていて生き生きしている。

ともすれば多くの花を咲かせたくなるものだが、それをコントロールしているとこらが素晴らしい。

パーゴラから垂れ下がる小さなピンクのバラが印象的だった。


6月に咲き始めたバラたち

2020-06-22 | アダージョの森

6月の庭で咲き始めたバラをまとめて紹介しよう。
何度も書いているが、これまでバラを育ててこなかったので、ほとんどが今年デビューするバラばかりだ。
まだ、個体は小さく、樹勢も弱いので、本来の美しさは出せていない。
これからの愉しみとしておこう。

Bette Midlerの「The Rose」を聴きにながらご覧ください

 

アイスバーグ なんとも美しい色合いだ。ツルではない品種

イングリッド・バーグマン 鮮やかな赤色が強烈だ  まだまだ苗が小さいのでこれからの成長に期待したい。

キフツゲート 周りのツリバナに乗りかかっていこうとしている

ジャンボダン モスローズという系統のバラだ 梅雨の冷たい雨でやられてしまっている

スノーペーブメント

ソンブレイユ

ニュードーン 咲き始めは何とも美しい

ノイバラ 自生のものなので強く良く伸びる

ポールズ・ヒマラヤンムスク 南側にあったのだが、ヤマザクラの陰になるので、今年の早春、中庭に移植した

マダム・ヴィオレ 藤色の品種がほしかったので購入した 半剣弁高芯咲き、寺西菊雄さんが作出したバラ

ラベンダーラッシー 耐寒性が抜群のつるバラ

ロアルドダール イングリッシュローズ 清里の冬の寒さを難なく乗り越え、どんどん花を咲かせている