フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

9月も終わる

2010-09-30 | フルート

今日の空は重く曇っている。外気温9度、室温18度、湿度53%。朝食を食べている間に、小雨が降り始めた。

今日は、妻が一時帰阪する日だ。バスの時刻に遅れてはならないと早めに家を出る。長坂高速バス停に着くと未だ20分前だ。外は雨が降り寒いので、飲み物を買い車の中でバスが来るのを待つことにした。バスの到着時刻は8時32分、5分前にバス停に行きバスを待つ。バスは10分遅れでやってきて直ぐにバスは発車した。

妻を見送ったあと、どこかへ立ち寄ろうとも思ったが、朝が早いのでどこへ行くところもない。そのまま家に帰ることにする。甲斐大泉から八ヶ岳高原ラインを走るとわずかではあるが、木々の紅葉が始まっていた。

今日は、ずっと冷たい雨が降り続いている。こうなれば、昼からはフルートを吹くしかない。まずはソノリテをゆっくりやる。今日は上向していくパターンだ。軽いタンギングで音を出し、クレッシェンドして次の音に繋げる。その後は緩やかにデクレッシェンドし、最高音のCまで半音ずつ上げて行く。

次は、「毎日の練習」NO1、パターン7をテンポ50でゆっくりやる。その後は、NO7の運指練習とNO8のアルペジオをパターン4でやる。ゆっくりと音を響かせることに気を使う。

ここまでで1時間30分かかった。小休止して、アルテ16課の曲1の練習だ。昨日のレッスンで指示されたテンポ88でやる。8分音符が滑らないように、逆にテヌート気味に演奏する。次は練習曲2とその変奏を全てやる。あまり難しいところはなさそうだ。練習曲3もやっておく。これはあまりいい曲ではない感じがする。

その後は「名曲31」のフォーレの「シチリアーノ」。テンポは8分音符で取って144だ。一音一音ずつきっちり数えると確かに、タイのある音がこれまでなんとなく短かったのがよくわかった。強弱、曲の切れ目を意識して吹くようにする。

その後は、「ロマンティック・エチュード」NO16.今日やってみても、また元に戻っていた。高音Fisの音がもうひとつだ。リズミカルに下ってくるところも上手くいかない。
今日もテンポを落として、何度も練習した。

それが終わると、次はバッハのポロネーズだ。これも、特に変化はなくdoubleの練習が中心だ。指に力がはいるとたちまち動かなくなるので、ひたすら指の力を抜くようにする。時たま力が抜けてパット上手くいくときがある。しかし、それもほんの一瞬で直ぐに元に戻ってしまう、この繰り返しだ。次はメヌエット。これは、曲はややこしくないのだから気持ちの込め方が大事だ。次に、パディヌリ、これも運指は大分慣れてきたので、パリッとした音をテンポ良く出せるよう心がける。

最後は八ヶ岳フルートアンサンブルの「What’s new」をやる。このボサノバは運指はややこしくないのだから、リズムに慣れるしかない。

ここまでやるとほとんど6時近くになっていた。今日は午後1時から、途中に雑用をはさみながらも約5時間ほどフルートを吹いていたことになる。これだけやるとさすが心地よい疲労感が広がった。

八ヶ岳暮らしも早いもので、今日で9月が終わり、半年が過ぎた。


晴れた日には

2010-09-29 | 趣味

天気予報では、今日は晴れるとの予報でうれしい。外気温8度、室温16度、湿度59%だ。

快晴とは言えないが、まずまずの天気だ。朝食は、昨日の鍋の残りスープを使って雑炊とした。塩味ベースの鶏ガラスープはあっさりしていて、雑炊にしても美味しい。


朝食後は、庭をぐるっと散歩する。このところ、栗の実がよく落ちるようになってきた。今日も、大きな栗の樹の下は、栗のイガが沢山落ちている。落ちてきたものは、少し口が開いていいたり、落ちた拍子に中から栗の実が飛び出したのもある。リスが食べたり、虫が入ったりするのですぐに拾うのがいい。

畑に行くと、種が実ってきてヒマワリが頭を垂れている。既に一部が鳥たちに食べられてしまっていた。そろそろ収穫しておこう。

その後、昨日ミヨシで買った苗の植え付け作業を行う。植え付ける場所を考え、どんどん植えていく。全ての苗を植え付けが終わったので作業は終了だ。

昼食後、フルートレッスンに向け、「毎日の練習」NO1パターン6をやっておく。
外を見ると、デッキにおいておいたヒマワリにひっきりなしにヤマガラがやってきてヒマワリの種をついばんでいた。

時間になったので妻を車に乗せて陶芸工房へ。そこへ妻を下ろし、私はフルートのレッスンへ行く。今日のレッスンは、まずはソノリテ。ゆっくりとしたテンポで吹く。音はできる限り澄んだ音を出す。2小節目に向けて、クレッシェンドし、その後デクレッシェンドする、と言った指示を受ける。

次は、アルテ16課の曲を吹く。やってみるとどうも一定のテンポで吹いていないことが分かった。8分音符の所が、流れてしまうのだ。「一つ一つの音を響かせ慌てずに吹いて下さい」との指摘だ。

次は「名曲31」から、フォーレの「シチリアーノ」、2回目だ。この8分の6拍子のタイで繋げるところの音が短い。きっちり数えてくださいと指摘される。あと、音の強弱をはっきりと付け、曲想の変わるところは明確に意識して演奏するとのことだ。

レッスンが終わって、金田一図書館へCDとDVDを返却しに行く。これらの借りる期間が1週間しかないので少しせわしない。今日は、日本の抒情曲集1を借りた。

時間になったので妻が通っている陶芸教室へ行く。今日の生徒さんは3人だった。妻の今日の作業は前回作って置いておいた作品を削り、形を整えることだった。ごしごし削って、それなりの形になっていた。最後にサインを掘り込んで完成だ。これを素焼きする。

その後、長坂の高速バス停の大阪方面行き乗り場を確認し、キララにある旅行社でバスチケットを受け取る。

NHKの朝ドラが、「ゲゲゲ」から「てっぱん」に変わり、朝から美味そうな「広島焼き」を見せつけられたのが気になる。今日は「大阪風お好み焼き」で勝負だ。山芋はケチらずにどっと使おう。ふっくらとした大阪風お好み焼きが焼きあがった。

ソースも「おたふくソース」ではなく、「お好み焼きやさんの なにわソース」をたっぷりとかける。そこに、カラシと一味をつけ加え、このところボケてきた頭を覚醒させる。「付け合わせ」の銀河ビールの美味さは、隔絶である。


いい天気なので、昼食はデッキで食べよう。木漏れ日の下で食べると何を食べても美味しい。


秋の長雨

2010-09-28 | ガーデニング

昨夜からの雨が朝も降り続いている。文字通り秋の長雨だ。外気温10度、室温16度、湿度53%だ。やや暖かいか。

庭は一面に霧がかかっていて、乳白色になった。デッキに置いた鳥の餌台に、ひっきりなしにヤマガラがヒマワリの種を食べにくる。ほほえましい光景だ。

朝食は、イングリッシュブレックファースト風。近くの、フィールドマジックさんで買ったパン、なかなかおいしい。

朝食後、雨が降る中、ミヨシペレニアルガーデンで50%割引きセールをしているというので出かけた。舘さんの奥さんも来られるとお聞きしていたので、行ってみると、真剣なまなざしで花を物色中だった。50%割引なので、平日だが結構お客さんが来ている。

大事なのは、買った苗が本当に来春芽吹くかどうかだ。宿根草と言っても、寒さに弱いものがあるので、それを確認しておく必要がある。店を切り盛りしている職員の方に、この花は標高1100メートルで大丈夫ですかと訪ねる。その職員の方は、さすが博識で、この棚は大丈夫、あの棚は80%が大丈夫とはっきり答え、その上で、「買う時に必ず聞いて下さい」と言っていた。

50%引きということは買えば買うほど割引金額が大きいので、得をするということになるな、と変な理屈で自分を納得させる。よし、今回はこれでいいと、レジで支払いを済ます。ところが、レジが済んでからが問題だ。帰り際にまた花を見てしまう、するとほしい苗が出てくるのだ。それが300円くらいなら、半額なので150円かと思って、またまた買ってしまうという仕掛けになっている。

ミヨシにいればいるほど、苗を買ってしまうので、いい加減なところで切り上げ店を出だ。丁度昼時になったので、舘さん夫人とご一緒に小渕沢のマジョラムへ行く。

ここのランチは、サラダにピッツァorパスタ、ドリンクがついて1000円少しなので、リーズナブルだ。妻はアラビアータ

私はペペロンチーニを頼んだ。

何故かアラビアータのパスタの分量がペペロンチーニより多いような気がする。

その後、アダージョの森に帰り、フルート練習をする。まずはロングトーン。少しでもいい音を鳴るように気持ちを集中する。この気持ちが大事なのだ。「毎日の練習」NO1はパターン6、テンポ50でゆっくりやる。自分が出している音の響きを聞き、できる限り濁りのない音が出るように精神を傾ける。

その後、NO7運指練習、NO8アルペジオをパターン3でやる。これだけで、ほぼ1時間かかった。小休憩した後、「アルテ16課1」の曲をゆっくり吹く。少し指が動きにくいところがあるが、ゆっくり力を抜いて吹こう。それが終わると、「名曲31」から、フォーレの「シチリアーノ」をやる。タイが掛ったところのリズムが苦手なので拍を丁寧に数えよう。

その後、八ヶ岳フルートアンサンブルの「What's new」をやる。運指には難しいところはないのだが、後打ち、前打ちが、微妙に入れ替わるリズムが、なかなかややこしい。その後「カルメン」の前奏曲を流し、練習を終える。

寒くなったので、今日の夕食はこの秋初めての鍋にしよう。使ったのはコラーゲンたっぷりの「美人鍋」というスープだ。白い鶏ガラベースのスープに羅臼昆布がはいっているという。レシピでは、鶏肉を入れるとなっているが、豚肉を使った。あっさりした塩味で野菜類が美味しかった。


雨の一日

2010-09-27 | 人々との交流

昨夜激しい雨が降ったが、朝になってようやく止んだ。外気温9度、室温18度、湿度53%。

朝食後、また雨が降り出した。これではもちろん庭作業ができないので、どうしようかと考えていた時地元のAさんがやってきた。




動かなくなった日立のチェーンソーを処分したいがどうしたらいいか、と地元のAさんに相談したところ、「それならうちに持ってこいよ」とのことだった。
それで、昨日持っていったところ、Aさんは、早速チェーンソーを分解し、故障の原因を探った。空気取り込み口が木くずでふさがっていて、燃料が燃えなかったのだろう。
全て掃除した。ついでにプラグも吹いておいたよ、とのことだ。私の目の前で、エンジンをかけると、「ブルルン」といいってチェーンソーが回りだしたのには驚いた。何でもやってしまうAさんは、驚異的な人だ。


なんと、動かなくなったチェーンソーを直して持ってきてくれたのだ。話はこうだ。チェーンソーが動かなくなったので、7月に韮崎にあるD2に修理を依頼していた、すると、8月に修理料金が35000円ほどかかるとの回答だった。それほどかかるなら、買った方が安いですね、と言ってしばらくD2に置いていた。先日D2取りに行ってきたところ。動かないものを置いておいても無駄なので

雨も降り出したので、Aさんに部屋に入ってもらって、しばし世間話をする。最近の農業をめぐる動き、清里に住んでいる人たちの生活模様などなど、地元のAさんの話は面白い。あっという間に昼になってしまってお開きとなった。

昼食後は、フルートの練習だ。まずはロングトーンをゆっくりとやる。次に「毎日の練習」NO1をテンポ50でやる。パターン5だ。NO7の運指練習は、パターン2でやる。次はNO8のアルペジオだが、これもパターン2だ。ここまでの基礎練習でほとんど1時間かかった。ゆっくり自分が吹く音に耳を傾ける。

次はアルテ16課1~3の曲をさらってみた。厳密にいえば色々あるであろうが、そんなに難しい曲ではない。次は、八ヶ岳フルートアンサンブルの「What's NEW」を練習した。その後「ロマンティック・エチュード」NO16をやる。この曲は、いつまで経っても完成しない曲だ。テンポを合わせるの苦労する。次はバッハ3曲をやった。練習内容はいつもと全く同じだ。5時なったので練習を終了する。

今日の夕食はビーフシチューとパンという、いたってシンプルなもの。赤ワインを飲みながらビーフシチューをすすると、これはこれでなかなかいけるではないか。


秋深まる

2010-09-26 | 人々との交流

未だ夜が明けていないうちに目覚め、外を見ると空が澄んでいる。
外気温5度、室温14度、湿度50%。

山の写真を撮りに出る。南アルプスは雲ひとつない空の下に、ど~と座っていた。八ヶ岳は、赤岳にわずかに雲がかかっているが、肩の小屋はよく見える。

日が射してきて明るい庭を見ながら朝食を食べる。畑のバジルが乗った目玉焼き、野菜ソテーとミョウガの味噌汁、それで十分美味しい。

朝食後、庭に出る準備をしていると、デッキで何かが動いたような気がした。何かと思ってよく見ると、小鳥だ。それもまだ幼鳥かな。ガラス戸にでもぶち当たったのだろうか、全く動こうとしない。心配になり手に乗せてみると、脚は折れてはいなかった。
デッキの餌台に乗せてやると、いつの間にか、いなくなった。

今朝は、かなり冷え込んだので、薪ストーブを焚く準備をしよう。薪小屋に積んでいる薪をガレージの薪置き場に運んできて、積み重ねた。その作業が終わった時、丁度、昼食の時間になった。

午後、まずはフルート練習。ロングトーン、「毎日の練習」NO1パターン4を音の響きに気をつけながらゆっくりやる。NO7運指練習パターン1をやっていると宅急便の会社から電話が入った。アダージョの森の場所を教えてほしいというので、詳しく教える。しばらくすると、宅急便の車がやってきた。待ちに待っていた、京都で山野草を育てられている方からの、山野草の苗だ。トウテイラン、ササユリの球根、エビネ、浜菊、それにベニバナヤマシャクヤクの種だ。これだけのものを送ってくれる方の親切さに、本当に頭が下がる思いだ。清里の冷涼地で根付かせることができるかどうか、正直自信がないが、できるだけのことはやってみよう。早速、植木鉢に腐葉土をたっぷりと入れ、苗を植え替えた。

その後、約束していたPjmamaさんが訪ねてきてくれた。もちろん、ジャスパー君も一緒だ。生後8か月のジャスパーは車から降りるやアダージョの森の中を走り回って喜んだ。特に好きなのは、桜の木の枝だというので、投げてやると、全速力で取りに行き、持って帰ってくる。文字通りレトリバーだ。ところが取ってきた木の枝を、大事にしゃぶり出して、こちらに渡してくれない。その後も、山椒の植木鉢を加えて走り回り、Pjmamaさんが「ジャスパー!NO!」と後を追いかける姿がほほえましかった。生憎、雨が降り出したので、お帰りの時間になった。

雨脚が強まり、夜はますます冷えてきたので、いよいよ薪ストーブの出番だ。今秋初めての薪ストーブだ。久しぶりに薪が燃える輝き、匂いが帰ってきた。しばらくすると
部屋は、ホクホクに温まってきた。もちろん夕食の銀河ビールもどんどん弾んだ。今日も色々楽しいことがあった一日だった。