フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

森の中に仄かな甘い香りが漂う コアジサイの世界

2017-06-30 | アダージョの森

鬱陶しい梅雨の季節に、気持ちをさわやかにしてくれるコアジサイが咲いた。

コアジサイはヤマアジサイの一種だが、いわゆる装飾花はなく、真ん中の本当の花だけしかない。
それで、初めてコアジサイに出会ったときは質素な花だなと思った。ところが、この森でコアジサイと暮らしていると、コアジサイの本当の良さがわかってきた。

何が素晴らしいかというと、その青色の輝き、紅紫色の軸の美しさ

それに、何よりも甘い香りだ。

森の中に、密かな甘い香りが漂うのをしばらく楽しもう。これこそ森暮らしの喜びではないか。

時が巡り、ホタルが飛び交う季節がやってきた。

 

ポールズ・ヒマラヤンムスクが咲いた 庭のバラたち

2017-06-29 | アダージョの森

アダージョの森にはバラは、ほとんどない。というのは森の中なので、バラに一番大事な日当たりが少ないからだ。
それでも、何種類かのバラが、育っているので紹介しておきたい。

ポールズ・ヒマラヤンムスク

ランブラーローズ、何しろどんどん伸びていくというバラで、取り扱いが難しいといわれている。
ところが、アダージョの森では、なかなかそうは、伸びてくれない。今年、ようやく花数が増えてきたかなという感じだ。

 


ソンブレイユ
 オールドローズ、クライミングティー系
 クリームホワイトのロゼット咲きがゴージャスな雰囲気。もっと光を当ててやるとどんどん成長していくようだ。

ハマナシ(ハマナス) ロサ・ルゴサ
  ルゴサ系統の基本種、抜群の耐寒性を誇る。棘が多い。

  2015年に北海道ガーデン街道を訪ねたとき、十勝にある「六花亭」では、一面に咲いていた。

 舞姫 
庭の隅に植えてしまって成長が遅いながら、枝数が増えてきた。育てる場所を変えてやらねばならない。

安曇野 鮮やかな濃いピンクの小さい花をつける。今年は樹勢が強くなってきた。



ヤマボウシとエゴノキ

2017-06-28 | アダージョの森

ヤマボウシ
湿り気が好きな木なので、今年のように雨が降らないと、花つきが悪かった。

花は真ん中の芯にあるところで、多数が球状に集合している。花に見えるのは総包片で4枚ある。

ヤマボウシの名前は、この白い総苞片を、頭巾をかぶった法師に見立てたことからつけられた。

秋に赤い実が熟れ、食用になる。深い赤に紅葉し、これはこれで美しい。
森の中にはピンクに染まる品種もある。

ヤマボウシ(山法師)
  ミズキ科 ミズキ属の落葉高木
  学名:Cornus kousa

 

エゴノキ
この木も、今年の湿り気の少なさで、花つきが鈴なりという感じにはならなかった。

“エゴイズム”とは、もちろん全く関係がない。名前の由来は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。


果皮に有毒なエゴサポニンを多く含むので、石鹸と同じように使ったり、川に流して魚を麻痺させて捕獲するといった漁法もあったとか。

エゴノキ
 エゴノキ科 エゴノキ属の小高木
 学名:Styrax japonica


立てば芍薬といわれるだけある

2017-06-27 | アダージョの森

ごく薄く柔らかい花びらが幾重にも重なって咲く。


日本的な雰囲気がある花だが、欧米でも人気があり、いろんな品種が生まれている。豪華でエレガント、存在感のある花だ。

このシャクヤクの品種はわからない。ホームセンターで買ったときは、白花としか書いていなかったような記憶がある。

白かと思えば、アプリコットにも、黄色にも変化する。
残念ながら、梅雨の雨にやられてしまって、今は見るも無残だ。

シャクヤク
 ボタン科 ボタン属の多年草
 学名:Paeonia lactiflora
 ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草本である。


フルートレッスン~シンプリーガーデン~イチゴの収穫

2017-06-26 | フルート

今日は臨時のフルートのレッスン日だ。
11時からのレッスンに先立ち、自宅で音出しと予習をしておいてから明野の「チャミタクハウス」へ出かける
全回から始めたモイーズの「24の旋律的練習曲」は1を何回かやって終了。
その後2をやる。ゆっくりしたテンポでppを出し、明確なクレッシェンドでmfを出す、これが難しい。
しかも音はできる限り、澄んだ音が要求される。一音一音を大切に吹くことだ。

練習が終わってから、久しぶりに武川の「シンプリーガーデン」さんを訪ねた。


今年のオープンガーデンは、昨日で終わっていて、静かな庭を外から見せていただいた。

イギリス・コッツォルズの「蜂蜜色の石」とも言われる「コッツウォルズストーン」を使った作りが、色あせしっくりしてきている。

昨年出版された佐藤春子さんの本「美しきナチュラルガーデン」は私も好きで、よく読んでいる。来年は忘れずに、訪問してみたいと思う。

アダージョの森に戻って畑へ行き、ワイルド・ストロベリーが色づいてきたので、収穫した。
これを洗って、冷凍室に保存しておこう。まだまだ白いものもあるので、それらをまとめてジャムを作る予定だ。