標高1100メートルの清里から、標高100メートルぐらいの丘にある、大阪の家に帰ってきた。単に気温が高いというだけではなく、身体にまといついてくる湿度の高さを感じる。それでも、昨日夕立があったので、なんとなく吹く風に秋の気配を感じた。
朝から、強烈な日差しと、藪蚊の襲撃を受けながら庭に出る。大阪でも、はやり、草抜きがまっている。しばらくの間に、雑草たちは喜び勇んで伸びていた。それにしても、水やりもしないのによく成長するものだ。逆に、庭のアジサイや樹木の下に置いておいたアジアンタムはほぼ全滅状態になっている。2時間ほどかけて、庭の草を抜くと汗びっしょりになった。
午後になると、一転空が曇ってきて、雨になった。近づいている台風4号の影響で太平洋側は、豪雨になるところもあるようだ。
雨に濡れる庭の木々は、さぞ喜んでいるであろう。私も水やりをしなくてもいいので助かった。
夕方涼しくなってから、フルート練習を始めた。いつも通りロングトーンをゆっくりやる。昨日一日さぼったので、どうも音が悪い。フルートという楽器は本当に気難しい。必ず毎日息を通してやらなければ、直ぐに機嫌が悪くなるのだ。
「毎日の練習」はパターン8。16分音符を二つずつスラーで重ねるパターンで、これは吹きやすい。高音は、テンポを落としてやる。「ロマンティック・エチュード」はNO14、NO15、NO16を流す。NO14は、低音をダブルタンギングでパリッと鳴らすのが難しい。NO15は「糸巻き」のようにスムーズにクルクル回らねばならないが、つかえてしまう。NO16は、まだまだだ。
バッハ3曲、今日は全く駄目だった。焦ってしまって、指がもつれたり、音がかすれたりと、いいとこなしなので早々に吹き終える。
八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」。やはり第1楽章のスタッカートとトリルが問題だ。第2楽章も1オクターブ上げるのが難しい。第3楽章の「間奏曲」は少し落ち着いてきた。第4楽章の16分音符も滑らかさが出ない。それ以外の4曲はリズムと和音中心だが、微妙に変化する音やリズムにてこずった。