フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

イングリッドバーグマンとハンフリーボガード

2020-08-31 | バラ

今年の春、我が家にも赤いバラがほしいと思い、名花イングリッドバーグマンを八ヶ岳の姫野バラ園さんで購入した。
6月になると花が咲き始めた。ベルベット状の厚い花弁は雨に打たれても形が崩れない

今年はこれで終わりかなと思っていたら、なんと8月になってどんどん蕾を上げてきた。

来年のことを考えると、1年目は花を咲かせないでおくのがいいらしいが、この美しい花を見るとそれは酷な話だ。

イングリッドバーグマンの横に白バラのアイスバーグを植えて、映画「カサブランカ」のように、これをハンフリーボガードと呼ぶことにした。

ハンフリーボガードの方は絶えることなく白バラを咲かし続け、その横で、イングリッドバーグマンも負けじと赤バラを咲かし始めた。

このままどちらも、咲き競ってほしいものだ。

 

バラ・イングリッドバーグマン 

系統ハイブリッドティー 緋赤色の半剣弁高芯咲き 四季咲き 微香 花径10㎝ 樹高1m 作出年 1984年 作出国デンマーク 作出者L. Pernille Olesen , Mogens Nyegaard Olesen

耐病性、耐寒性あり 殿堂入り

 

ちなみに、映画「カサブランカ」は
「 Casablanca ~時の過ぎ行くままに As Time Goes 」Dooley Wilson


大根・春菊の種まき、草刈、ネット張り

2020-08-30 | 

標高1100mの高地とは言え連日の猛暑が続いている。

そんな中、ジャガイモの収穫を終えた後、畝を作って大根と春菊の種まきを行う。

この暑い時期に撒いておくのが初冬に美味しい大根ができるコツなのだが・・

妻が種まきをしている間、畑の法面の草刈りをする。急斜面の法面の草刈りはやりにくくて困る。

それに、アヤメが好きなので、それを刈り残しながらの作業はやたらとっ手間がかかった。

午後からは、森の中の鹿避けネットの張り直しをする。これまでのは少し家側に寄り過ぎていたので、写真を撮ったときに写り込み、見栄えが悪いので、10mほどセットバックして張ることにした。

ネットが東側の奥に離れたので、(と言っても以前の姿が分からないので比べられないか)、森への入り口に余裕ができた。

森の中のテーブル。さすがにここに座ると涼しい。


キレンゲショウマ 「天涯の花」(宮尾登美子)で紹介された

2020-08-29 | 山野草
庭では、レンゲショウマに少し遅れてキレンゲショウマが咲きだした。
 
 
レンゲショウマ(キンポウゲ科)に似た黄色い花ということから、キレンゲショウマと名付けられたとあるが、
ほとんど似ていない・・。
 
しかし、属名が日本語のキレンゲショウマそのままの「Kirengeshoma」とされている、貴重な花だ。
 
 
キレンゲショウマは、宮尾登美子の小説「天涯の花」で紹介された花で、四国剣岳の山深いところで自生している。
剣神社には
 
「さわやかな月光の花は凛として気高い」
 
との宮尾登美子の文学碑があるそうです。地上に降りてきた月のような花なんですね。
 
「天涯の花」は私も読みましたが、剣山の自然の豊かさと清純で凛とした女性の生き方に感動しました。
 
 
もちろんキレンゲショウマはアダージョの森には自生していない。数年前に2苗を購入して、レンゲショウマと隣り合わせで育てている。
カニコウモリのような大きな葉で環境が合うと1mほどにも成長すると言われている。
 
 
 
昨年、鹿が侵入してきて、ごっそり食べられてしまったため、花の勢いが衰えたのが残念だ。回復にはしばらく時間が掛かりそうだな。
 
 
 
キレンゲショウマ
 
 ユキノシタ科 キレンゲショウマ属
 学名:Kirengeshoma palmata

レンゲショウマ 夏の森の妖精が風に揺れる

2020-08-28 | 山野草

今年も庭の色んな所でレンゲショウマの花が風に揺れる季節がやってきた。

花が蓮=蓮華に似ていて、葉がサラシナショウマに似ていることから、レンゲショウマと名付けられた、という。

春の森の妖精カタクリに対比して、「夏の森の妖精」と呼ばれている

外側の萼に守られた中に、先が紫色の縦型の花が咲いている。その内側から2~4本の雌しべが突き出ていている。これは、花が枯れてからも残る。

雄しべは外から出は見えず、花の奥の方にびっしり並んでいる。屈んで体を低くするのだが、残念ながらなかなか上手く撮影できないのだ。

東側、イロハカエデの下、友達のサラシナショウマがレンゲショウマの間で大きな顔をしている

実は、ここはシャドウーガーデンとしているところなのだが、今年の夏前にダンコウバイの枝を切り過ぎて、日当たりがきつくなりレンゲショウマの葉が傷んでしまった。

この株も、今年の冬大きな桜を伐採したため、日当たりが強すぎて葉焼けをおこしている。

夕日に照らされて

来年は、レンゲショウマの株の移植をしなければ・・

レンゲショウマ (蓮華升麻)
 
学名:Anemonopsis macrophylla 
和名:キンポウゲ科  レンゲショウマ属
日本固有の1属1種の花だ。

コバノギボウシ 夏の終わりに庭の至るとこで咲きほこる

2020-08-27 | 山野草
夏も終わり近くになると、庭のいたるところで赤みがかった紫の花をつけるコバノギボシが咲く。
 
 
これほど小さな花なのに、何故これほど長い花径を伸ばすのか不思議でならない。
雌蕊が極端に突き出して、自家受粉を避けようとしているのと関係があるのだろうか
 
 
一番花が咲き始めてから花穂の花が咲き終わるまでかなりの時がかかる。咲き終わった花はだらりと垂れ下がるので少し見苦しくなるのが残念なところだ。
大型のホスタの横に咲いているが、存在感では見劣りしない。
 
 
 
 
放っておくと種が飛んで苗が密集してくる 今年は、沢山の株を掘り起こして株の数を減らしたので少し寂しくなったかな。
 
 
 
 
コバノギボウシ(小葉の擬宝珠)
キジカクシ科 ギボウシ属
学名:Hosta albo-marginata
分布:北海道~九州