フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

イワガラミ 8年育ててようやく花が咲いた

2019-07-28 | アダージョの森
庭の中央に4本のコナラがあり、その内の3本にイワガラミが絡みついている。その2本に今年は沢山の花を付けた。
 
 
 
イワガラミというと、初めて目にしたのは、八ヶ岳倶楽部のレストランの横にあるイワガラミだが、その時幹に絡みつき美しく咲いているのを覚えている。
 
それを見て、いっぺんに欲しくなり、同じようなツルアジサイとともにアダージョの森のコナラの下に植えつけた。
それが、2010年ころ。それ以来、イワガラミはどんどんコナラに絡みついて、上へ上へと成長していったが、なかなか花は咲かなかった。
 
それが、8年たった昨年(2018年)初めて、一輪の花を付けた時は嬉しかった。ただ、あまりに上の方に咲いたため、写真が上手く取れなかったのが残念だった。
 
イワガラミが絡みついたコナラは4本あり、2017年に、そのうちの1本を伐採して、絡みついているイワガラミを隣のコナラに結わえるという作業を行った。今年、その結わえ付けたイワガラミが見事に花を付けた。
 
 
 
去年咲いた高いところのイワガラミは今年も咲いているが、ほとんど写真に撮れない。
 
これで、今年は、2010年に植えつけたツルアジサイとイワガラミが揃って花を付け、梅雨時のアダージョの森を飾ってくれるようになった。
 

イワガラミの本当の花は中心部に見える五弁の小さな花で、遠目から花びらに見える部分はアジサイと同様、装飾花と呼ばれるもの。
イワガラミの装飾花は一枚ずつだが、ツルアジサイは4枚の装飾花がある。

 
 
イワガラミ
和名:岩絡み
アジサイ科 イワガラミ属 落葉つる性木本
学名:Schizophragma hydrangeoides
分布:北海道から九州まで日本全国に見られる

アナベル 花の色を変えながら長期間咲き続ける

2019-07-25 | アダージョの森
アダージョの森にアナベルが咲いている。
中央花壇四本コナラの西側の花壇では、アナベルは最初あまり上手く育たずにいたので、花友さんから苗をいただいたりして、数を増やしてきた。今では木陰の薄暗さを明るくしてくれるようになった。
 
 
その後、アナベルの良さがわかり、南側花壇に降りていく道に沿って植えつけた。それが今年は沢山の花を付けた。
 
 
純白の花は装飾花で、咲き進むにつれて変化する花色もアナベルの魅力だ。
蕾の頃は淡い緑、花が咲くと純白、咲き進んでいくと再び緑に変化し、秋にはドライフラワーのように乾燥した茶色に変化する。

 
なんといっても寒さに強いこと、強剪定に耐えることなど、育てやすいのもいい。

 
ユキノシタ科(アジサイ科) 
学名 : Hydrangea arborescens 'Annabelle'   
別名 : アメリカアジサイ アメリカノリノキ など
原産地 : 北アメリカ
日 照 : やや半日陰

ムラサキシキブ 

2019-07-22 | アダージョの森
今年も、森の中でムラサキシキブが咲いた。鳥がこの木の実が好きで、食べた後、種を落としアダージョの森のいろんなところから生えてくる。
直射日光のあまり当たらない森の中、かなり薄暗い、北側入り口などでもよく育つ。
 
 
 
花や実がない時でも、葉は、対生で長楕円形の特徴のある形なので、すぐムラサキシキブと分かる。
花は薄紫色だが、黄色の蕊が目立つので、パッと見ると二色の花のように見える。
 
もちろん、秋の「紫の実」がこの木の見せ所、それはもう少し待つことにしよう。
 
余談だが、ムラサキシキブという名前は、江戸時代の植木屋が平安時代の女流作家『紫式部』になぞらえて付けたともいわれる。
 
 
ムラサキシキブ
和名 紫式部
学名:Callicarpa japonica
シソ科 ムラサキシキブ属
日本各地の林などに自生する。

アストランチア・マヨール

2019-07-21 | アダージョの森
南側の庭にアストランチアが咲いている。
派手さはないが、白花の中央がほんのりピンク色しているのが、素晴らしい。


何とも言えないナチュラルな雰囲気の花で、初めて出会ったときから好きになった。
このナチュラルさは、セリ科ということから来ているのだろうか。


周りの背が高くなるアスターなどにやや押され気味だが、しっかりと根付いてきたので、アストランチアの咲く空間は、確保されているようだ。
しかし、もう少し、独自のエリアを確保してやる必要があるかな
 


花弁に見えるのは総苞で、花は中央に密集しているが、少しずつ離れているのがいいかな。


アストランチア・マヨール
学名:Astrantia major 
セリ科   アストランティア属
原産地 ヨーロッパ

ボリジ ピンクからブルーに変わるエディブルフラワー

2019-07-20 | アダージョの森
畑のハーブ園にボリジが咲いた。昨年から畑で育てているが、今年は、こぼれ種で元気に育ってくれている。
青い星形の花は何とも言えぬ透明感がある。花の周りの蕾や葉、茎は白い毛にびっしりと覆われていて、全体として何か神秘的な感じが漂っている。
 

この花は、咲き始めの花はピンク色で、しだいに涼しげなスカイブルーに変わのも面白い。

エディブルフラワーとして、花をサラダに散らしたり、砂糖漬けにしたりできるのも嬉しいところだ。
 

学名:Borago officinalis 
和名:ルリヂシャ 英名:borage
別名:スターフラワー、ルリジサ、ルリジシャ
ムラサキ科  ルリヂシャ属