フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

台風一過も雨

2010-10-31 | 日記

今日で10月も終わりになる。月日経つのが本当に早く感じる。台風一過にもかかわらず、今日は、曇り空で、ほどなく雨が降り出した。

外気温5度と暖かい。室温16度、湿度50%。
起床後、庭を散歩する。霧雨が降っている。台風の影響もあり、木々の葉が大分散っていた。ムラサキシキブの葉が少し黄色味を帯びてきた。

朝食は、ピザ&サンドイッチ。ボリュームがありそうだが、「食べ過ぎに気をつけて」
一人あたり6枚切りの食パン1枚しか使っていない。

食後、フルートのソノリテを練習をする。響きのある音を出すのに気を使う。その後、フルートを一旦置いて、もう一度庭に出る。ウリハダカエデが美しい。

庭を回っている間に雨が降ってきたの部屋に戻る。もう一度フルートの練習だ。毎日の練習NO1、NO7、NO8を1時間ほどやる。窓の外を見ると、アカゲラがやってきた。

昼になったので練習を止める。

午後も雨は降ったりやんだりで、庭仕事はできない。フルート練習を続けることにしよう。寒くなってきたといって、妻が薪ストーブに火を入れた。今日も終日薪ストーブを焚いておこう。少しずつ家全体に熱が回ってきて、フルート部屋まで暖かくなってきた。

アルテ16課の練習曲を全曲、何回かさらっておく。NO3の変奏が躓くのでいけない。その後「ロマンティック・エチュード」NO17。これはトリルが関所で、上手く通過できず、演奏がとまってしまう。これも、なかなか厄介な曲だ。

その後、バッハのフルートソナタBWV1033のAndanteをやる。旋律がいいので吹いていて楽しい。しかし、どう演奏するかというと、急に難しくなる。まずブレスの位置が問題だ。アーティキュレーションも悩む。当面は楽譜通りしておこう。少しアウフタクトになるところもあってややこしい。

デッキの餌台には、ヤマガラやシジュウカラがひッきりなしにやって来てヒマワリの種をついばんでいる。

その後、今まで練習した曲を数曲吹いて楽しんだ。練習、練習というのではやはり面白くなくなってしまう。やった曲は、メンデルスゾーンの「春の歌」、ビゼーの「アルルの女」、ゴーベールの「マドリガル」、ヘンデルの「アレグロ」。これらの曲は、レッスンで一応○印をいただいたが、大分忘れてしまっているので、何回もやり直している曲だ。

1曲を吹きこなすのはいかに難しいものか、身にしみる。夕方近くなったので、フルートの練習は終わりにして付近の散歩に出る。少し暗くなってきて、霧もかかってきた。遠くの方で、何か動物の鳴き声が聞こえる。20分ほど散歩して家に帰ると、直ぐに雨が本降りになった。

今夜の夕食は、和風仕立てのハンバーグだ。ポン酢をかえた下ろしで食べるとあっさりしていておいしかった。食後は一段と雨脚が強くなってきた。BSでショパン特集を観る。


台風14号関東接近

2010-10-30 | フルート

今日は朝から強い雨が降っている。外気温3度、室温16度、湿度50%。
初雪も降ろうかという今日この頃に、台風がやってくるとは、やはり異常気象の現れなんだろうか。昨日、気にかかっていたサツマイモと里芋の収穫を終えていてよかった。

これでは庭作業はもちろん、出かけていくことすら覚束ない。こんな雨だというのに、デッキの餌台にはひっきりなしにヤマガラがやってくる。直ぐにヒマワリを食べつくすので、かわいそうなので、なくなるとヒマワリを追加してやる。するとまた、喜んでやってきてついばんでいる。同じヤマガラが食べているのか、違うヤマガラがやってきて食べているのか全く見分けがつかない。

今日の朝食は、昨日収穫した大根とイカの煮物。もう少し味が滲みて色が濃くなると思っていたが少し拍子ぬけした。味もやや薄かったのが気に入らない。近いうちにもう一度作り直すことにしよう。それ以外に畑で採れた大根下ろしとじゃこ。みそ汁の具は、これも昨日収穫した里芋とサツマイモだ。これらの作物は、畝に植え付けたり種を播いただけで、その後ほとんど世話らしい世話をしなかったのに立派に育ってくれた。畑の実りに感謝しよう。

午前中は、早速フルート練習。ソノリテで澄んだ音、響きのある音を出すように心掛ける。「毎日の練習」NO1は、テンポ88パターン6でやる。低音をはっきりと出す、高音は息の勢いで鳴らさない、指腕の力を抜くなど注意する。今日は、NO4もパターン3、テンポ50でやってみた。全ての長調と短調のスケールだ。これは、音楽として吹くように注意する。NO7はテンポ50、パターン5でやる。NO8のアルペジオもやると
丁度12時になった。

昼ご飯は、昨夜作ったハンバーグのソースを使ったパスタ。まずまずの味だ。それに、タバスコ緑(マイルド)をかける。少しパンチが弱いのがやはり不満だ。それでも、経費が節約できるのがありがたい。

昼からは、台風接近に伴い、風雨がますます強くなってきた。こうなるとフルート練習にもってこいだ。部屋は寒くなってきたので、薪ストーブに火を入れよう。しかし、その温もりは、フルートを練習する部屋まで届いてくれないのがつらいところ。

アルテ16課の2練習曲を全曲を通して何度かやる。次回のレッスン日に先生と二重奏をすることになっているので、きっちりやっておこう。と思うと、何故か緊張して、変奏3がうなくいかない。次は「ロマンティック・エチュード」NO17だ。トリルのところがスムーズにいかないのが難題だ。これは練習して何とかなるのか、それともトリルだけを取り出して運指練習をやる必要があるのか、少し悩むところだ。

いったん休憩して、八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」を全曲やる。やはり前奏曲が駄目だ。トリルとスタッカートが上手く鳴らない。それ以外の曲もしばらくさらっていないので、運指を忘れてしまっているところがあるので困った。今日は、夕方6時からフルートアンサンブルの練習がある日だが、丁度その時台風14号が関東に最接近するので、出席するのは控えておくことにする。

その後、休憩をして、バッハのソナタを吹いてみる。この美しい曲は、やはり吹き進むとその難しさが分かってきた。単に譜面をたどるだけでは音楽にならない。これから、ゆっくり練習していくことにしよう。

それが終わると丁度夕食の時間になった。今日は、カレーライスだ。合わせてナンを作ったというが、少し膨らみが足りない。製作者からは「寒さのせいで発酵が進まなかった」との解説があった。カレーには、今度はハリサをかけた。これはびっくりするほど辛い。これぞカレーだと妙に納得した。

今日は台風の影響で一日中缶詰めになり、フルートと食事の一日となった。


収穫の一日

2010-10-29 | 

今朝は、雲が多いながらも、まずまずの天気だ。このところの冷え込みも緩んだ。
外気温4度、室温14度、湿度45%。

朝食は和食、昨夜スイッチを入れておいた「モチ赤米」入りのご飯が炊きあがった。少し赤みがかったご飯で、粘りがあり、ゆっくり噛むと甘みが出てくる。

朝食を食べてくつろいでいるとKITAHOさんから連絡が入った。「秘密基地」にやってきていて、約束していた、白花リコリスを持ってきてくれるというのだ。本当に律義な人だ。待っていると直ぐにやってきてくれた。お茶でもどうですかと勧めたが、今日は娘さんとお孫さんが来ていて、晴れるのは今日だけなので、悪いが、直ぐに家に帰りますといって、帰っていった。お忙しそうだ。頂いたリコリスは、植え付けはまだ間にあうとのこと、大切に育てよう。

今日は、いよいよ、サツマイモと小芋の収穫の日だ。このところの冷え込みで、これ以上畑に置いておくと成長するどころか、逆に炒めてしまう恐れがある。まずは、サツマイモの掘り上げだ。サツマイモの蔓を持ち上げ、根元で切る。その後マルチをを取り払う。一つ一つの株の回りをスコップでゆっくり掘っていくと、赤紫色のサツマイモが出てきた、それが四方に広がった根の先にできている。

芋を傷つけないよう丁寧に掘って行く。一つの株に、多くの芋がついているのがうれしい。畑の恵みの豊かさを実感する。ひと畝のサツマイモを掘り上げるのに1時間以上の時間がかかった。

次は、小芋の掘り上げだ。上部に生えている大きな葉ごとにマルチを切り離す。

次に葉の回りをスコップで掘り、芋を浮かし、最後は葉の束を持って、小芋が沢山ついている根を掘り上げる。その後、ズイキの葉を刈りこみ鋏で切る。小芋も結構沢山なっている。

畑のそれ以外の作物は、ズッキーニがこのところも冷え込みで葉が傷み茎が腐っていた。ナスビ、オクラもほとんど終わりかけだ。逆に大根はすくすく育っている。白菜、キャベツもまずまずだ。ブロッコリーが倒れかかっていたので添え木をした。

見上げると、畑のコスモスが秋空に高く咲いている。サツマイモや小芋以外にも、ズッキーニ、ナス、シシトウ、大根、べか菜などを収穫した。午前中で畑の収穫を終えることができた。

昼からは、Jマートへ灯油を買いに行く。1L72円は安い。18L、3缶買った。それ以外に車の足部シートを買った。

アダージョの森に帰り、芝拾いに森に出る。西空が真っ赤な夕焼けになっていた。これほど赤く染まった夕焼けも珍しい。写真を撮る間もなく、ただ見つめているだけだった。少し薄暗い中、2人で、柴拾いする。あっという間に柴が集まった。

部屋に戻り、食事の準備だ。今夜はハンバーグ。その横で、私は今日収穫した大根を使って、イカと大根の旨煮を作ることにする。これは明日の朝食用だ。

そうこうするうちにハンバーグが出来上がった。久しぶりに少し太めの美味しいハンバーグを味わうことができた。


薪ストーブと男厨

2010-10-28 | 日記

今日は朝から冷たい雨が降っている。外気温は0度、室温13度、湿度48%。

寒いので、暖かく着込む。そのうえで、薪ストーブに火を入れよう。部屋は直ぐには暖まらないが、薪が燃えているのを見ているだけで、暖まってくるのがいい。薪ストーブの上には、おでんの鍋、ケットル、味噌汁、コーヒーポットを置いておくことができるので重宝だ。

朝食はゆっくりと食べよう。

この雨の降り方なら、今日は終日止みそうもない。外回りの作業はできないが、かといって車で出ていく気もしない。撮りためた写真の整理でもしようか。

その後フルートの練習をする。まずはソノリテでゆっくり音出しをする。先日のレッスンで指摘されたことを念頭に置き、頭部管はやや浅く抜く、少し内側に回す、フルートの唇への当てる位置をチェック。指、腕、肩の力を抜く。下腹で息のスピードをコントロールする。pで吹き始め、次の音へffで移行し、次第に音を消していく。これを繰り返して全ての音を吹く。

次は「毎日の練習」NO1、テンポ88、パターン5でやる。高音を出すとき、無駄な息を入れたり、指に力が入らないようにする。NO7の運指練習はテンポ50でやる。フルートがぐらつかないように注意する。NO8のアルペジオは、ド~ミ♭へ右手小指を滑らせるのに注意をする。午前中の練習はこれで終える。

午後は、バッハのフルートソナタハ長調を吹いてみたくなった。Andanteばかりを何度も繰り返す。ごくテンポを落として旋律の美しさを味わおう。有田正弘のフルートトラヴェルソのアーティキュレーションがいかに微妙かよくわかる。

Allegroは、テンポに気が行ってしまって、ほとんど音が鳴っていない。Menuetも美しい旋律を楽しんだ。そればかりやっていて4時過ぎになってしまった。結局、バッハ以外の曲の練習をすることができなかった。

夕食は、久しぶりに「硬い焼きそば」を作ることにする。あらかじめ、干しシイタケと干しエビを水で戻しておく。冷蔵庫にある具材を使おう。残念ながら、ウズラの卵やイカは無いが、我慢することにしよう。

シイタケが戻ったので、それを適当な大きさに切る。


ニンニク、ショウガを炒めて香りを出し、それに豚肉を入れ、野菜を入れる。そこへシイタケとエビの戻し汁を加えて煮る。

味付けは、鶏ガラスープ、豆板醤、オイスターソース、食べるラー油、酒。火を弱めて片栗粉の溶き汁を回し入れる、最後はごま油で香りを付けをする。

アンを作るのと同時に、そばをフライパンで焼く。焦げ目を付けるのがポイント。

焼き上がったソバをお皿に盛る。

その上から、アンをかける。これで出来上がりだ。ビールで乾杯したあと、一口食べる。出汁はなかなかいい味になっている。ソバがカリッと炒め上がっているのもよかった。


八ヶ岳秋色

2010-10-27 | 趣味

今日は、びっくりするほどのいい天気だ。その分冷え込みが厳しい。
外気温は零下2度まで下がっている。室温13度、湿度60%。

朝食後、深まる八ヶ岳の秋の写真を撮りに家を出る。まずは、清泉寮へ行く。早朝から、写生グループが来ていた。これだけいい天気なのに富士山は見えない。

続いて、有名な紅葉スポット「赤い橋」へ行く。ここは、既に沢山の観光客、カメラパースン、写生家が来ていた。東沢渓谷の上の方は、もう葉は散ってしまっていたが、さすがに絵の様な光景だ。


次は、八ヶ岳牧場へ行く。凄い風が吹いていて、寒いことこの上ない。広々とした牧場の景色を見ると。心が広くなってくる。


次は、「黄色い橋」だ。向こうに南アルプスが見える。

その後、清里の森へ行く。ここの、庭は美しく管理されている。カエデが見事に紅葉していた。

家に帰り、フルートの練習をする。ソノリテでゆっくり音を出す。少し濁った音が気になる。「毎日の練習」NO1はテンポ88、パターン4でやる。

その後、庭に出て、来春に向けてチューリップなどの球根を植え付ける。

今日はフルートレッスンの日だ。昼食後、妻は陶芸がお休みで代わりにJマートで買い物をするというので送っていく。

14時フルートレッスンへ。まずは「毎日の練習」NO8。低音のド~ミ♭とその逆。ド♯~ミとその逆の運指の練習をする。右手小指の滑らし、2音の間に雑音が入らないようにする練習をした。成程、こうすれば雑音が入らないということが分かった。

その後、アルテ16課の2第3変奏、第4変奏をやる。跳躍がスムーズにいかないので、何箇所か練習した。その間、フルートの支えのチェックを受ける。ぐらつかないことが、フルート演奏の絶対条件だ。頭部管の抜く長さの調整、どうもこれまでは抜きすぎていて、そのために少し外側に吹いていたようだ。抜く幅を短くし、内側に吹くように調整する。それ以外にも、低音から高音まで唇の形を変えない、高音は息の強さで吹かずに、息のスピードで澄んだ音を鳴らすことなどの指摘あり。いよいよ来週は、16課の2全曲を先生と二重奏で仕上げることになった。

レッスン後は、Jマートへ。長靴がボロボロになったので新しく買い替える。それ以外に日立チェーンソー用の2サイクルエンジンオイルを買った。ブレーキレバー部分のネジが1か所なくなっていたので、探してみると、無かった。店員の方に聞くと、それは日立チェーンソー専用なので市販されていないとのことだった。

アダージョの森へ帰る途中、黄色い橋を渡った時、八ヶ岳が夕日に真っ赤に染まっていた。この美しさは、言葉では表現できない。
家に帰り、柴拾いをやる。2人で10分ほど拾うと「柴拾い袋」が2袋、一杯になった。

今夜は、久しぶりにたこ焼きを作ることにしよう。材料さえ揃えれば、目の前で焼きながら食べることができるのがいい。焼き上がるとビールで乾杯だ。

冷蔵庫に「七賢生酒」が冷えているので、飲みたくなった。たこ焼きはビールが最高だが日本酒が合わないということもない。薪ストーブで暖かくなった部屋でたこ焼きをつまみながら、冷酒を飲む。いつしか、秋の夜が更けていった。