フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

クモキリソウ

2020-07-18 | アダージョの森

この時期の雑木林ではクモキリソウがまとまって咲きだす。

面白い形をしているラン科の花だ。

別名が蜘蛛切草とも雲霧草とも呼ばれているとのことだが、パッと見にはそういう風に見えるところが面白い。

もちろん、バラなどとは比べようもないほど小さい花だが、ところがどうして、なかなか魅力のある花だ。

最近、あたりの樹木を伐採したので樹林下に光が当たり、以前よりは個体が増えてきて、群落に近い状態になってきたのは嬉しい。

ただ、同時に他の雑草や樹木の苗木も増えてきているので、それがクモキリソウの成長を阻む面もあり、そのあたりのバランスが難しい。

構造は分かりにくいが、丸く前に曲がっているのが唇弁でその上にずい柱(「主にラン科の花に見られるもので、雌しべと雄しべが合体したもの。
ずい柱の先端に花粉の塊がついています。」・・「趣味の園芸」用語集より)がある。

ひょんなことから、このクモキリソウが家の近くの落葉が溜まったところに生え出してきて、今では結構まとまって咲いている。
これからどこまで増えるのだろうか、楽しみだ。

クモキリソウ 
別名:蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草 
学名:Liparis kumokiri F.Maek.
ラン科 クモキリソウ属

ホタルブクロ

2020-07-16 | アダージョの森
庭のあちらこちらでホタルブクロが咲いている。
今年はホタルブクロが特に多い年だろうか。
昔子供がこの花の中に蛍を入れて遊んだとのいわれがある。
 
何とも言えない、素朴さと懐かしさのある花だ。
 
隣に咲いているのは ダイアンサス・ロシアンブルー
 
南側に降りていく入口に咲くホタルブクロ
 
 
 
ホタルブクロと言えば、いわむらかずおの絵本「14ひきのあさごはん」を思い出した。
ところが本棚を探してみみると「14ひきのひっこし」「14ひきのさむいふゆ」「14ひきのやまいも」などはあるのに、
「14ひきのあさごはん」が見当たらないのはどうしたことだろう。このシリーズは確かもっとたくさん揃えていたはずなのに、いつの間にか散逸してしまった。
孫たちに読んでやりたい絵本なので、もう一度揃えたくなった。
 
 
ノムラモミジの前で咲くホタルブクロ
 
 
ほとんど白色に近い個体
 
ホスタ・サム&サブスタンスの前に陣取るホタルブクロ
 
 
ホタルブクロ(蛍袋)
 
キキョウ科  ホタルブクロ属の多年草
学名:Campanula punctata var. punctata
その他の名前:チョウチンバナ、トッカンバナ

バラ・ジャンボダン~モスローズ

2020-07-15 | アダージョの森

庭の花たちを紹介しているのに、紹介が遅れてしまった花がある

バラ・ジャンボダンだ。

このバラは、花友さんから今春頂いたもので、最初は蕾のまま固まってしまったりして少し心配をしていた。

ところが、5月以降しっかり根付いてきて、6月の後半~7月になると立派な花が咲いた。

以下、京阪園芸の説明文書によると

「ジャンボダン」Jean Bodin
フランス Vibert 作 1847年

咲き始めは淡いピンク、ふんわりと丸い球状で開花。のちロゼット模様のフレッシュピンクの花になり、エレガントに咲き誇ります。

蕾が苔(モス)生す、モス ローズ独特の魅力がある。春以降もポツポツと花を咲かせます。ダマスク系の甘い芳香。樹勢は横張りに伸びるコンパクト樹形。希少品種。

説明文通り、淡いピンクから徐々に濃いピンクに変化するとともに、多くの花弁がゆっくりと開き、豪華になってきた。

甘い香りもいい。

春以降は「ポツポツと咲く」とのことだが、大きな苗なので来年以降が楽しみだ。


ミヤマカラスアゲハ(?)

2020-07-13 | アダージョの森

庭作業をしていると黒いアゲハチョウがやってきたので手を休めて、撮影してみた。

オカトラノオの小さい花から花へ飛び回る姿が何とも優雅だ。

ネットで調べてみたら、ミヤマカラスアゲハのように思うのだが、果たしてどうだろうか。

※ 画像が小さいので フルスケールで見てください

 

 

 


梅雨時の庭その2

2020-07-11 | アダージョの森

今日も朝から断続的に雨が降り続いている。風も出てきたのでやや荒れ模様の天気だ。

そんな鬱陶しい天気が続く雑木林の庭だが、少し明るい風景をお届けしよう。

ピンクのアスチルベが元気に咲いている。後ろにあるのは、巨大ホスタ・サム&サブスタンス。ライムグリーンの大きな葉とアスチルベの柔らかいピンクがよく合う。

こちらはホスタガーデンエリア、家から下っていく階段道の両側でホスタが美しく葉を展開しているのを下側から見た写真

右側、上からジュラッシックパーク、フレグラントドリーム、フランシス・ウィリアムズ

左側のホスタは、上の黄色いのがステンドグラス、下のブルーグリーンはブルーマンモス

葉の色の対比が美しい。

南側ガーデンではブルーベリーが色づいてきた。

野鳥たちがつまみに来る前に、少し青いうちに摘んでジャム用に保存しておこう。

北花壇入り口には3種類のグラスが育っている。
左から黄金フウチソウ、シルバーグリーンのフェスツカ、背丈が大きくなってきたタカノハススキ

こうしてみると、後の鹿避けネットが少しうるさいな、ネットの位置はもう少し上の方がよさそうだ。

我が家の庭は、キバナノヤマオダマキばかりだと思っていたら、家の西側でヤマオダマキが咲いているではないか。
モノトーンのキバナノヤマオダマキは幽玄さがあるが、赤茶色の顎もお洒落な感じでいいな。

これは、種を保存して増やすことにしよう。

その横の花壇の一角もオカトラノオに占拠されてしまった。

このリズム感のある動きが気持ちを明るくしてくれるので、自由に育ってもらうことにしよう。