へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

我欲=私利私欲

2011年03月17日 04時27分44秒 | Weblog
未曾有の大災害にあわれた方を思うと心痛んで仕方が無いのだが・・・・。

私が住んでいる所は埼玉県西部で、被災地の方には非常に申しわけないが「被害ゼロ」でした。

しかし、私の周囲には被災された人たちの事をまるで無視するような行動をとる人が実に多いのである。

画像は15日の朝日新聞夕刊に載っていたものであるが、石原知事がいくら頑張っても無理なように感じてならない。

被災地では、ガソリン、灯油、食料、衣服、医療・・・・と、生活に必要なあらゆるものが不足していると言うのに、被害を受けていない地区の人間がこれらの物資の「買いだめ」に必死になっているのだ。

「カセットコンロが売り切れていた」とか、「乾電池は高いものしか残っていなかった」など、私から見ると「何を言っているのだ!」と言いたくなる事ばかりである。

灯油の引き売りに来た業者には「ずいぶん高いわね、便乗値上げげじゃないの?」とまで言う始末である。

引き売りの人もさすがにこの言葉には腹が立ったようで、「それならよそで買ってくれ!」と言って走り去ってしまった。

その人には悪いが、陰で聞いていた(偶然ですよ)私は内心「ざまあ見ろ!」と叫んでいたのである。

私は地震発生の前日(10日)に1週間分の食料を買っていたこともあり、それ以後は現在(16日)まで全く外出も買い物もしていないのである。

灯油が少し心細い状態になってはいるのだが、着る物を工夫するなどして節約すれば、最低でも後10日は持ちそうで、買うのは1週間先にするつもりだが、18日(金)は献血車が町に来る予定になっており、献血がてら買い物に行くつもりで、その時の状況によってはガソリンの給油ついでに買うかも知れない。

ガソリンも3分の1程度しか残っていないのだが、どうしても乗らなければいけないような理由もなく、状況によっては来週に延ばすことも考えている。

常日頃「災害時に備えた備蓄」と言う事が言われていながら、実際にそれを実行している人はどれほどいるのであろうか、

「非常持ち出し袋」を用意している人は多少いるようだが、食料や水などの備蓄をしている人は少ないのではないだろうか。

「国や自治体が何とかしてくれるだろう」と考えている人が多く、「自助努力」をする人は少ないのである。

私がこのようなことを書くにはそれなりの理由がある。

人によっては「お前はやっているのか?」と言う人もいると思うが、私はかなり昔からそれを実践しているのである。

私が住んでいるのは、津波や洪水の心配はない場所で、家の倒壊や火災さえ起きなければ「半月以上」は援助無しでも生き延びることは可能だろう。

現に、今現在でも「1週間買い物に行っていない」のだが、後10日分ぐらいの食料は確保できているのである。

カセットコンロもあり、予備のカセットボンベも5本ある。

乾電池も買い置きが十分にあり、無理に買う必要など全くないのだ。

飲み水も、常日頃様々なペットボトルにつめてある分と、「買い置きの飲み物」を含めれば「断水しても半月は大丈夫」であろう。

「私と同じ様な考えの人が3分の1でもいれば」とは思うのだが、現実は全く逆の状態で、被災者を無視して「買いだめに走る人が多い」のが現実の姿なのである。

ナントも困った事なのだが・・・・。
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