Someday-Somewhere!

海、川、山。自然の中で遊ばせてもらいながら、
その中で感じたことを素直に、写真と文章を通して表現していきます。

緑のトンネル

2013-06-25 01:55:01 | トラウト(渓流)
意外な結果で幕を下ろしたAKBの総選挙。
正直、ワタシはみんな可愛いと思っちゃうんですが…w

それでも、ひとりだけ苦手な感じの娘がいたんです。
それがですね…
この前、某バラエティー番組に出演してるのを見て、
あれれれ、結構、可愛いじゃん♪と。

手のひらを返して、ともちんを見つめていた
実は、篠田麻里子好きのおうじろうです。





さてさて。。。




天気予報に傘マークが並び、やっと梅雨らしくなってきたけれども、
今回のネタは、カラッカラだった頃の話で。

いったい、どんだけ寝かしてんだと(笑)

そんなツッコミは左から右へと聞き流し、
さっそく釣行を振り返っていこうと思う。




本当は、上流へと遡上したサツキマスを狙いたいところなのだけど、
あまりの渇水状況に、そのまま山間部へ。




前日に雨は降ったものの、
少々の降雨では何の足しにもならなかったらしく、
山間部でも水がない。
むしろ、以前よりも酷い状況。


それでも、人が入ってなかったのか、
蜘蛛の巣がハンモックのように目の前をゆらゆら。
屈んでその下からキャストすると、
ミノーを果敢に追ってきたのは中国山地のイワナ族、ゴギ。

頭部の虫食い模様が種特有のチャームポイント。



久しぶりに眼にしたアマゴとゴギのハイブリッド。



薄暗い緑のトンネルを潜っていく。
あっという間に緑が濃くなっており、本格的な夏の到来を感じさせる。













以前から、イメージにあったものの、
なかなか巧く収めることができなかった構図での1枚。
左斜め上へと向かうベクトルの中で、
横向きのミノーが絶妙にバランスを整えてくれた。




倒木の下など、ここぞというピンにキャストが決まれば、
高確率で魚が姿を現す。
しかも、まずまずのサイズで、ナイスコンディション。
派手な水飛沫を上げてアングラーの眼を愉しませてくれる。



ジャングルのような長い茂みの向こうに陽が当たる場所。
なんだかホッとする一瞬だったりするのだ。


そして、ひととき陽光を浴びたあと、
またもやトンネルの中へと足を踏み入れていく。




幾重もの天然のフィルターを通して、
緑懸った写真が撮れた♪





モリアオガエルの卵。
今頃、下の水溜りに無数の新しい生命が蠢き合ってるのだろうか?




アマゴの朱点って、川によって特徴が違う。
まさに“朱色”と表現すべき鮮やかで大きな斑点の魚よりも、
ワタシはこのくらいの控えめな主張が好み。
女性の好みと一緒だ(笑)





途中からは流れもさらに細くなり、釣れる魚もサイズダウン。
魚よりも周りの風景にレンズを向ける割合が多くなる。









緑のトンネルを抜け、トゲトゲに痛い思いをしながら、
アスファルトの上へと戻ると、そこには真夏の鋭い日差し。
すぐさま、トンネルの中へ戻りたくなるほど。







沢1本で、数多くの魚と触れ合え、
満足してしまったので、昼からは本流の様子を見てみることにした。


結果は、思った通り。
全くのノーバイト。


それでも、やってみないより、
やってみたほうが良かった。
広い河原を背に、太腿まで流れに浸かってキャストを繰り返すのは、
ただ単純に爽快で楽しかった♪












さて、雨も降って、
山の様子はどうなのだろうか?



アマゴは、漢字で表すと、「甘子」「天魚」「雨魚」とある。
“甘い”というのは“うまい”を表すらしい。
“天”は“雨”と同じ意味から来ているとのこと。
つまり、雨が降ると釣れだす、食っても美味い魚。


思う存分、アマゴを釣って、
その夜には上品なその身を口にしつつ、
ちょっとだけ高級な焼酎をちびりちびりやりたいものだ。











釣りに行けるように、仕事も頑張らなければ…
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こてんぱん

2013-06-19 03:53:51 | イカ、タコ
某討論番組で某タレントが橋下大阪市長を激しく批判したところ、
逆にこてんぱんにされ、逆ギレして途中放棄したらしいですがw

それにしても、この手の番組って、
テレビ局側に激しくしろと指示されてるからなのか、
相手の意見に耳も貸さず、揚げ足取りの雨あられですよね。
議論を通して建設的にものごとを進めようなんて気はさらさらないようで。

見ていたら、気分悪くなるので、
最近は討論番組は完全にスルーのおうじろうです。







さてさて。。。






ワタシの釣り人生の中でも、
記憶の遠く片隅に追いやってた黒歴史。





スルメイカ。





このブログを始めて、それほど経ってないころだったか、
ま○や○さんに、「すごいらしいよー♪」と甘い言葉でそそのかされて、
一緒に島嶼部まで向かったものの、ワタシにはイカ1杯も釣れず。


それ以来、この時期に、
メディアや様々なブログで、その文字を目にしても、
ずっと気付かない振り、見えない振りで過ごしてきた。



そんな黒い影をワタシのピュアな心に落としてしまったなど、
彼はきっと気にも留めず、今日も昼飯にカツ丼をウマイウマイと
呑気に食しているのだろう。







しかし、このまま残りの人生、
ずっと逃げたまま過ごしていくのか!!



昔、給食のプロセスチーズを食うことができず、
5時間目が終わって、掃除時間になっても許してもらえず、
最後は泣きながら、呑みこんだじゃないか。

そして、今では3分の1くらいなら、
なんとか食えるまでには克服できたじゃないか。






ということで、ついに…


数年のインターバルを経て、スルメイカに再挑戦。
黒歴史を黄金に塗り替えるべく、勇気を振り絞りやって来た
ぼんやりと灯りが広がる近場の護岸。





蒼海さんとシンゴは堅く餌釣りで。
ワタシはあくまでルアーにこだわって。




沈黙を破ったのはシンゴ。







なんと、カウント50の深場でヒットしたとのこと。




それを、聞いた蒼海さん、
途中から猛烈な追い上げを見せる。





まぁ、二人でぽんこらぽんこら釣っては、
沖漬けのタレの中にリリースを繰り返してる(笑)




一方、ワタシはと言うと…(^^;



イカが浮いている状況ならいざ知らず、
こんな状況では、唯一持っているエギ(クリックス、アンダー2)では軽すぎて、
イカが群れてる場所までなかなか届かない。
ある程度沈めた頃には潮に流されて、敷石沿いに寄ってる始末。
せめて、2号のエギでもあれば…













結局、餌釣り組にこてんぱんにされてしまい、
まさに傷に塩を塗られた状態で戻って来た。


ううう…(TwT。)



二人に分けてもらったスルメイカを丸々そのまま塩焼きにし、
肝もろとも齧り付いた時に舌に伝わってくる上品な甘さと、
精神的なほろ苦さが混じり合い…


ああ、これが、スルメイカの味なのかと。






もう、釣るのはいいから、
また食べたいとしんみり思った5月のある日、深夜3時だった。










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SATOUMI(里海)

2013-06-15 06:08:39 | その他雑記
もう半年くらいでしょうか…
Facebookに登録してから。
自分の画像をアップしたっきり、記事も書いてないし、
なんにも弄ってないのに、たまに友達申請をいただきます。

なんだか、賑やかな教室の隅っこで一人ぽつんと座っているところを、
声掛けてもらえてみたいで、嬉しかったりします(笑)
ありがとうございますm(_ _)m

結構使ってるのにかかわらず、
いまだにLINEへは画像も載せてないおうじろうです。





さてさて。。。




昨日、録画を見るのを楽しみにしていた番組がありました。
NHKの『海と生きる』(第2回)です。



高度経済成長期から次々と消滅していった干潟や藻場。
番組前半は、藻場の再生事業の取り組みから、
海が以前の姿を取り戻しつつある様子を
絶滅の危機にあったカブトガニを中心に描かれていました。




ワタシは、以前、何かの本で目にしたのだと思いますが、
見開き2ページにわたる1枚の写真が脳裏にはっきりと焼き付いています。
広大なアマモの群生地を上から捉えた写真でした。

それは、某空港の滑走路が延長される前の海の姿でした。
まさに“生命のゆりかご”がそこにあったのです。
その事実を知った時のショックは大きく、
近くの国道を通ったり、近くで釣りをするときには、
あの写真の情景が浮かんできます。



壊すのは一瞬ですが、
取り戻すまでには、莫大な時間と労力を必要とします。
それでも、地道に藻場再生に取り組まれた方々には
心から敬服します。





また、アマモは古くから肥料として使われていたということ
を初めて知りました。
浜辺に打ち上げられるアマモは“宝物”だと言う弓削島の女性のことば。
倉橋島では、明治時代に藻場を管理していた資料が残っているということ。
なかなかに興味深い内容が続きます。





後半は、カキ筏の効果について。
牡蠣って、1日に500ℓの海水を浄化しているらしいです。
ひとつのカキ筏に牡蠣が40万個ということですから、
計算してみると、筏単位で200000000ℓ=200000kℓ。
うーん…
重さで表すと1000ℓ=1tなので、200000t。
これでも、ピンとこないですが(笑)
とにかく、海の水質改善にとてつもなく貢献してくれてる
ということはわかりますね。


それにしても、牡蠣に寄り添うように生きる生き物たちの姿は本当に感動的。
あまりに素敵だったので、テレビの画面をカメラで写したのですが、
著作権の関係でお見せできないのが残念…

と、思ってたら、
番組のサイトを見つけたので、最後にそのURLを貼っておきます。
興味のある方はご覧ください♪




ワタシは、釣りが上手く、数多くの魚を釣るアングラーより、
生き物や自然のことに詳しいアングラー、
ホームエリアのポイントだけでなく、その場の歴史や集落のことなどにも
精通しているアングラーを尊敬します。
海や川をポイントとしてだけでなく、釣りを単なる趣味というだけでなく、
もっと大きな視点で捉えることができるアングラーを尊敬します。
そして、それがワタシ自身が目指す姿です。




たまには、タックルを置いて、
遊ばせてもらってる海や川について勉強し、
考えてみることも大切ではないでしょうか?




NHK広島放送局『海と生きる』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima/umi/program.html








仕事…やることたくさんあるのだけど、
ちょっとくらい釣りに行ってもいいですよねぇ?

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ポジティブシンキング

2013-06-05 01:56:20 | トラウト(渓流)
本当に情けない戦いぶりの広島カープ。
伸び悩むある若手選手のコメントに、
「~頑張りたい…」というものがありました。

それを聞いて、ちょっとがっかり。
「頑張る!」「~する!」と言い切らなきゃ。

たかが言葉、されど言葉…言葉=言霊。
最近、マイナスの言葉は口にしないように
心がけているおうじろうです。




さてさて。。。




すでに陽は高く昇り、初夏の刺すような日差しの中、
そろりと流れの中に足を入れる。
ひんやりと気持ちよく、なんだか懐かしい感触。


川は酷い渇水で、水はちょろちょろ。
予想以上の厳しい展開になりそうだ。

まぁ、釣りってね、
なんでもかんでも釣れたら、面白くないし、
そういうものだったら、正直、趣味になってないと思うわけ。

厳しいなりに、楽しさも感動もあるし、
厳しいからこそ、得られるものって多いし。


うん、“厳しい”って、素敵♪






チェイスはあるのだが、高活性時の絡みつくようなものではなく、
アタックして来ても、リアフックを啄ばむような感じ。



それでも、ようやく今シーズンの初アマゴ。
鮮やかな朱点を散りばめた渓の妖精。



浅くなっている瀬では反応が皆無なので、
水深のあるポケットだけを叩きつつ、どんどん遡行していく。


すると、小さい枝沢を発見!!




もしかして、この奥には…
人知れず化け物のように育ったゴギが潜む淵があるんじゃないかな?

この好奇心に抗って先に進むことはできず、
ちょこっと寄り道♪



結果、化け物どころか、ゴギは全く姿を見せず、
現れたのはアマゴだけ。

この沢のアマゴには朱点がない(薄い?)。
中国山地元来のアマゴにはもともと朱点がほとんどないと
聞いたことはあるが、これがそうなのだろうか?




この後も、別の枝沢を寄り道。
水がない時に、わざわざ細い流れに入っていくのだから、
ほとんど釣りにはなってないのだけど(笑)

それでも、探検心が満たされて楽しいことこの上ない。










ほんのわずかな流れの枝沢で遊んで戻ってくると、
先ほどまで絶望的な状況に思えた川が、
豊かに見えてくるから不思議w





久しぶりに、山の中を歩くと、
眼に入ってくるものすべてが面白く感じられ、
自身の感受性も高ぶってるのがわかる。
まさに、“心の洗濯”というべき貴重な時間。







本当は、数時間遊んで帰るつもりだったのだけど、
あまりに楽しくて、ツツジの咲くショートコースを1本だけ延長戦。




この先に、このコース1番の美味しいポイントがあるのだ。




むふふ♪


ラインに絡みついた蜘蛛の巣を取り除き、
スナップをミノーのアイに通す。

ここで、ひとつ、
深呼吸…


ん!?


あれれれれ!?







ハンドルのノブがないじゃんっ!!




はい。

強制終了~



まぁ、帰って、仕事しなさいということかと。
帰って仕事したら、良いことあるよと。

と、ポジティブに解釈しつつ、
沢を後にしたのだった。




ちなみに、あの後、
ミノーを投げるだけ投げてみると、
それまでになかったような活性の高さで3匹のアマゴがチェイス。
1匹が食いついたものの、ラインが思うように巻けず…(笑)



さて、今度はいつ渓流に入れるのだろうか?
アマゴの塩焼きを頬張りつつ、自然に抱かれた余韻に浸りつつ、
次の釣行に想いを馳せるのであった。






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