長く釣りをしていれば、誰しも記憶に残る魚というものがあるだろう。
そのときの感動を盃を酌み交わしながら朝まで語れるような。
だけれども、悲しいかな、
写真を撮ろうと、動画に残そうと、
記憶、感動というものは薄れていくもの。
そのときの空気感や、緊迫感、安堵感、達成感、
身体の火照り、風や水の感触、まわりの音…
鮮明だったものがだんだんとおぼろげになっていく。
記憶が、感動が、薄まっていくからこそ、
人はまた次なる魚を、感動を、追い求めるのだろう。
さてさて。。。
上流へ遡上したサツキマスを未練たらたらでまだ狙っているのだが、
上流に上がるにつれて、口を使わなくなる分、難しく、
さらに、群れも散らばってしまい、どこから手を付けていいのか
途方に暮れてしまう。
今回も早朝から、本流を数か所回ってみたのだけれど、
アマゴのチェイスがあったのみ。
それにしても、水が少ない。
あっという間に元の渇水状態に戻ってしまっている。
ああ、今日もまた、あの感動はおあずけか…
凹んだまま帰るのは嫌なので、ちょっとだけ(?)渓流へ。
どうしても癒されたい気持ちが勝ってしまって…
とことん本流はまた今度(笑)
選んだのは、近場で、日差しを遮るように木々が覆いかぶさってる川。
左から右から上から伸びてくる枝に、幾重にも垂れ下がる蜘蛛の巣が
やっかいでいつも泣かされる川。
さらに渇水というタフコンディションが加わる。
約2年ぶりくらいで、ちょうど良い腕試しかも。
3投目でファーストフィッシュ。
なかなかに良いスタート♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/4f/3ebbc42dbb38ef7a5ab73aa04876e374.jpg)
いやぁ、懐かしいこの緑のトンネル(*゜ー゜*)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/93/9f70df83e805cc287e0075a3ff95d7d6.jpg)
蜘蛛の巣との格闘が続く。
ロッドやラインに纏わりついた蜘蛛の巣を放っておくと、
急ブレーキでルアーが手前にポチャン!!
渋い時は、これでもう終わり…orz
良い感じでピンポイントに入っても、
リトリーブ中に蜘蛛の巣に拾われてルアーが飛び出してしまう。
何度もこれでチェイスを無駄にしてしまった。
2度目のチャンスをくれるほど渓流の女王は甘くない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/bc/109a7af0584c584aca7f233fe55a5577.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/50/e1f89179af61e02153939080868c1085.jpg)
前に出るとポイントを潰してしまうし、
しゃがんでサイドから入れるしかない。
上手くピンにキャストが決まったのだけど、奥の蜘蛛の巣に邪魔されてしまった(T_T)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/35/8ee92646063bca360b4bc6e40392fcf4.jpg)
前からこういう写真が撮りたかった。
光の具合、流れ具合、川底の様子、水の透明度などの諸条件が
揃わないとなかなか難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/7a/5cc4de6807e24200cc31ed7270d74e1b.jpg)
もうちょいアップで♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e8/5c61ad82f5f2fd953a2be8df3583c602.jpg)
道路沿いの日当たりが良いエリアに入ると、
追い方に勢いがなくなってきた。
ちょっと釣り足りないし、近くの川をもう一箇所寄ってみることに。
去年見つけた細い枝沢で、林道からは合流地点が見えず、
さらに渇水状況でないと近づきがたい川。
写真右下のような小さなポケットでもチェイスがある。
ただ追わせる距離が短すぎてバイトまで持ち込むのは難儀だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/87/00afb33ebea5d8243478d574274c170c.jpg)
魚の反応は濃いのだが、リアフックを啄ばむような感じのバイトで、
掛けてもすぐ外れるの繰り返し。
小さいアマゴを数匹キャッチしたのみで、ショートコースだけに、
あっという間に脱渓地点が近づく。
1度は来ようと思ってた沢なので、
まぁ、竿を振れただけでも十分か…と、ラストキャスト。
連続トゥイッチから食わせのリトリーブに移って2秒…
ハンドルを回していた手が止まる。
激しいローリングに派手な水飛沫。
ここで初めての20cmオーバーか!?
魚を強引に寄せて、一応、無難にいくか…
とネットを差し出し、魚を誘導してくると…
あれ…デカイじゃん!!Σ(゜д゜;) ヌオォ!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f4/d29931fccbe740ec1939c2f8988adfa5.jpg)
ROD:ufm stream twitcher TS52UL
REEL:ABU Cardinal33
LINE:SANYO APPLAUD GT-R Trout edition 3.5lb
LURE:Bassday Sugar Minnow SG50F
なんとなんと…全長27cm!!
アップで♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/63/a7d7bc1342d09255769d3429eb374f97.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/1c/52c18f925df325170dada24573cd9547.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/03/8f880080c79af486a4ef9400d15029d4.jpg)
釣れたのはこんな場所。
まさかあんな大きさの魚が入ってるとは…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9d/beb319e0e93be5c1d0c2d490cdd696cb.jpg)
別に尺を越えてるわけでもないし、
このくらいで“感動”っていうと、大げさなように聞こえるかもしれない。
でも、感動の大きさって、相対的なもので…
同じ大きさのアマゴでも、本流だとか、大きいサイズの実績が豊富な川なら、
取り立てて大喜びしてないと思う。
しかし、今回の魚は、まさかこんな川で釣れると思ってなかった
サプライズということと、まさにラストキャストでのキャッチであったこと、
そして、何よりも、人から教えてもらったのではなく、自分自身、
地図で見つけて入ってみた川であるということが感動の下地になっているのだ。
(もちろん、他にもこの沢を知っている人もいるはずだし、発見したというほどのものではないが。)
サツキマスも本流尺アマゴも釣れなかったが、
それと同等か、ある意味、ワタシの中ではそれ以上の1匹になった
このアマゴは、薄れていく記憶の中でもしばらくの間、
心の中で燦々と輝いていることと思う。
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そのときの感動を盃を酌み交わしながら朝まで語れるような。
だけれども、悲しいかな、
写真を撮ろうと、動画に残そうと、
記憶、感動というものは薄れていくもの。
そのときの空気感や、緊迫感、安堵感、達成感、
身体の火照り、風や水の感触、まわりの音…
鮮明だったものがだんだんとおぼろげになっていく。
記憶が、感動が、薄まっていくからこそ、
人はまた次なる魚を、感動を、追い求めるのだろう。
さてさて。。。
上流へ遡上したサツキマスを未練たらたらでまだ狙っているのだが、
上流に上がるにつれて、口を使わなくなる分、難しく、
さらに、群れも散らばってしまい、どこから手を付けていいのか
途方に暮れてしまう。
今回も早朝から、本流を数か所回ってみたのだけれど、
アマゴのチェイスがあったのみ。
それにしても、水が少ない。
あっという間に元の渇水状態に戻ってしまっている。
ああ、今日もまた、あの感動はおあずけか…
凹んだまま帰るのは嫌なので、ちょっとだけ(?)渓流へ。
どうしても癒されたい気持ちが勝ってしまって…
とことん本流はまた今度(笑)
選んだのは、近場で、日差しを遮るように木々が覆いかぶさってる川。
左から右から上から伸びてくる枝に、幾重にも垂れ下がる蜘蛛の巣が
やっかいでいつも泣かされる川。
さらに渇水というタフコンディションが加わる。
約2年ぶりくらいで、ちょうど良い腕試しかも。
3投目でファーストフィッシュ。
なかなかに良いスタート♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/4f/3ebbc42dbb38ef7a5ab73aa04876e374.jpg)
いやぁ、懐かしいこの緑のトンネル(*゜ー゜*)
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蜘蛛の巣との格闘が続く。
ロッドやラインに纏わりついた蜘蛛の巣を放っておくと、
急ブレーキでルアーが手前にポチャン!!
渋い時は、これでもう終わり…orz
良い感じでピンポイントに入っても、
リトリーブ中に蜘蛛の巣に拾われてルアーが飛び出してしまう。
何度もこれでチェイスを無駄にしてしまった。
2度目のチャンスをくれるほど渓流の女王は甘くない。
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前に出るとポイントを潰してしまうし、
しゃがんでサイドから入れるしかない。
上手くピンにキャストが決まったのだけど、奥の蜘蛛の巣に邪魔されてしまった(T_T)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/35/8ee92646063bca360b4bc6e40392fcf4.jpg)
前からこういう写真が撮りたかった。
光の具合、流れ具合、川底の様子、水の透明度などの諸条件が
揃わないとなかなか難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/7a/5cc4de6807e24200cc31ed7270d74e1b.jpg)
もうちょいアップで♪
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道路沿いの日当たりが良いエリアに入ると、
追い方に勢いがなくなってきた。
ちょっと釣り足りないし、近くの川をもう一箇所寄ってみることに。
去年見つけた細い枝沢で、林道からは合流地点が見えず、
さらに渇水状況でないと近づきがたい川。
写真右下のような小さなポケットでもチェイスがある。
ただ追わせる距離が短すぎてバイトまで持ち込むのは難儀だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/87/00afb33ebea5d8243478d574274c170c.jpg)
魚の反応は濃いのだが、リアフックを啄ばむような感じのバイトで、
掛けてもすぐ外れるの繰り返し。
小さいアマゴを数匹キャッチしたのみで、ショートコースだけに、
あっという間に脱渓地点が近づく。
1度は来ようと思ってた沢なので、
まぁ、竿を振れただけでも十分か…と、ラストキャスト。
連続トゥイッチから食わせのリトリーブに移って2秒…
ハンドルを回していた手が止まる。
激しいローリングに派手な水飛沫。
ここで初めての20cmオーバーか!?
魚を強引に寄せて、一応、無難にいくか…
とネットを差し出し、魚を誘導してくると…
あれ…デカイじゃん!!Σ(゜д゜;) ヌオォ!?
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なんとなんと…全長27cm!!
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釣れたのはこんな場所。
まさかあんな大きさの魚が入ってるとは…
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別に尺を越えてるわけでもないし、
このくらいで“感動”っていうと、大げさなように聞こえるかもしれない。
でも、感動の大きさって、相対的なもので…
同じ大きさのアマゴでも、本流だとか、大きいサイズの実績が豊富な川なら、
取り立てて大喜びしてないと思う。
しかし、今回の魚は、まさかこんな川で釣れると思ってなかった
サプライズということと、まさにラストキャストでのキャッチであったこと、
そして、何よりも、人から教えてもらったのではなく、自分自身、
地図で見つけて入ってみた川であるということが感動の下地になっているのだ。
(もちろん、他にもこの沢を知っている人もいるはずだし、発見したというほどのものではないが。)
サツキマスも本流尺アマゴも釣れなかったが、
それと同等か、ある意味、ワタシの中ではそれ以上の1匹になった
このアマゴは、薄れていく記憶の中でもしばらくの間、
心の中で燦々と輝いていることと思う。
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