Someday-Somewhere!

海、川、山。自然の中で遊ばせてもらいながら、
その中で感じたことを素直に、写真と文章を通して表現していきます。

北陸遠征~サケに逢いに~

2017-01-11 12:03:08 | トラウト(本流)
この2シーズン、
新たなトラウト類ターゲットとして、
追いかけてるのがサクラマス。

いや、「追いかけてる」と言うほどは、
フィールドに立ってないので、
「顔を出してる」と言った方が相応しい。
そう言っておかないと怒られるだろう。


もうね、サクラマス、全く釣れる気がしないし、
釣れるイメージさえひとつも湧いてこない有様。



そんなときに、
舞い込んできたターゲット、
それは“サケ”。

そう、シャケ茶漬けのシャケ。
格好良く言えば、サーモン。


良いポイントさえ押さえることができれば、
高確率で魚を手にすることができるらしい。
そうならば、サクラマスの前にとりあえず、
似たような魚のサケを体験してみようかと。



ということで、サケ採捕従事者として
北陸の川に立つことになったのだ。



冷え込んでひんやりとした空気の中、
決められた範囲の中でアングラーが所狭しと立ち並び、
合図とともに一斉にキャストを始める。





写真を見ての通り、雲ひとつ見えない快晴。
遠くには雪を抱いた名峰、白山の姿が確認でき、
北陸に乗り込んだことを実感する。



ちなみに、釣った魚がメスの場合は、
設置された生簀の中に放さなければならず、
持って帰ることはできない。




前日はなかなか好調だったようだが、
当日は渋い日だったようで、
昼までにお持ち帰り分の魚を揃えてしまって、
ホテルで祝杯をあげようという目論見があっさり崩れる。


何度か掛けたものの、
手前でフックが外れるということを
繰り返しているうちに、
陽はすでに高く昇っており、魚が口を使わなくなってきた。



その代わりに、流心に魚が集まったのか、
バイブレーションの早引きにスレ掛かりが連発。
いや、もうね、釣れ方なんかどうでもいいのだ。





ちょうど陣取ったあたりが泥底で、
魚は跳ねて泥んこになるし、
水はすぐに濁るしで、
撮影にまったく向いてない。

事前に、あんな写真を撮ろうこんな写真を撮ろうと、
頭に描いていたものがことごとく無理な状態。
まるで市内河川のシーバスみたい。









午後2時。
予定よりは遅く、タイムアップよりは早く、
満足したような納得いかないような
あやふやな気持ちで陸に上がる。


今回は、場所(順番)取りするために、
夜中には登録場所に乗り込んでいたのだが、
それでも狙いのポイントには入ることができず、
流れが効いているぎりぎりの瀬尻での釣りだった。

より上流側では、
頻繁に竿が曲がっており、
逆に、下流側では釣れたような様子も
ほとんどなかった。


まぁ、持って帰る魚があるだけでも、
運が良かったと思うことにしよう。









もちろん、この後は、
ホテルでの祝杯から、地元の海鮮料理という流れ。
正直言うと、釣りよりもこっちの方が楽しみだったりして。


今回、釣ったサケは時期的に、
すでにブナ(婚姻色)が出ていて、皮も固くなったもの。
食し方にもよるのだけれど、
はっきり言ってそんなに美味しくはなかった。

もし、来年、再挑戦するのであれば、
時期を変えて、銀毛の魚に逢いに行きたい。



そうそう、そう言えば、
帰ってすぐに、ちょっとだけなら大丈夫だろうと、
細かい切り身を刺身で食べてみたのだけど、
その数時間後、身体中に蕁麻疹が…


夜中に発狂しそうになった。
あははは。

みなさん、生のサケには気をつけましょう。







季節の移ろい

2016-04-18 02:42:14 | トラウト(本流)



河原はすでに初夏の香り。






桜はすでにかなり散っており、
魚が釣れなかった時の楽しみも萎んでしまった。






2日前に雨が降ったとはいえ、水量はすぐに落ちてしまい、
前回の釣行時よりさらに厳しい状況。


それでも、わずかな希望を胸に川へと下りていく。





ルアーを流して流して、
時折、溜息をつきながら周りを見渡すの繰り返し。





周りの鮮やかな緑色が、
季節の移ろいが焦りを呼ぶ。
ワタシだけが置いて行かれるような気にさせる。



逆に、まだ茶色い風景の方が心が落ち着いたりして。





心が疲れてきた頃に、顔を見せてくれた優しいやつ。




桜が散って、サクラも散った春のある1日が終わった。






よろしければ、元気の源、
ひとポチを入れて行ってくださいな(*´▽`*)
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サクラマスを追って

2016-04-05 01:59:23 | トラウト(本流)
待ち望んだそのときは、


前触れもなく、突如として訪れた。





ミノーが太い流れの間、緩流帯に入って、
バランスを軽く失った瞬間の出来事だった。


流れに乗って下る魚の強烈な引きに、
耐えるので精いっぱい。
青い青い空の下で、頭の中は真っ白…









なんて、



書き出しまでちゃんと考えていたのに、


そんなことは起こりもせず…(笑)





今日も、何事もなく、
ミノーは暇そうに手元へと戻ってくる。
上目遣いで、もうやめなよと訴えている。






ひと足早く、河原に戻り、蒼海さんを撮影。



同じく、何事もなかったようだ。




それでも、流れの中に立つのは気持ちいい。
まだ水温が冷たく、長い時間立ち込んでると寒くなるけど。







季節は着実に進んでおり、
2週間前に比べて、明らかに緑の割合が増えている。











本当に釣れるんかいなと疑心暗鬼で始めたサクラマス。
今シーズンでまだ2年目、釣行回数も数えるほど。

今のところは、フィールドが新鮮で、
楽しさが勝っているけれど、
いったいいつまで気持ちが続くのだろうか?














最後は、ワタシの釣り姿で〆(笑)







まだ追っかけてみますよー。
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Sakura Seazon Again

2016-03-31 02:23:41 | トラウト(本流)
あるコメンテーターの経歴詐称が
なんだか問題になってるようですね。

かつて、女の子に対し、
身長その他を少しサバ読んだことなんて、
本当に可愛いもんだと、
自分に言い聞かせているおうじろうです。






さてさて。。。





今年もまたサクラの季節がやって来た!




と言っても、
初出撃は、解禁してから約2週間後。





希望と花粉が飛び交う河原に降り立つ。



足元は下ろしたてほやほやのFoxfire。
まだ鮮やかさの乏しい風景の中で、
オレンジ色が際立っている。




3月とは思えない寒さにも、反応のなさにも、
初めてのフィールドだけに、辛さより楽しさの方が勝る。





この日は、初の河川、初の釣行ということで、
とにかく数多くのポイントを見て回ろうと、
気になった場所は下り道を探してうろうろ。


オナモミ。
ちっちゃい頃、“ひっつきもっつき”と呼んで、
投げて遊んでいたのを思い出す。




ゆったりとした流れに身を任すように
のんびりとラーメンブレイク。






結局、予想通り最後までサクラマスの姿は拝めず、
この日、ロッドを曲げたのは蒼海さんの掛けたニゴイのみ。








なんと、ウェダーに傷が入っていたようで、
じわじわと染みた水で中のズボンがびっちゃびちゃ。


そりゃ、寒いよね(笑)




それでも、小さな希望の花はまだ枯れず、
気持ちはすでに次の釣行へと♪










サクラへの願いが叶うように、
お祈りのひとポチをいただけますでしょうか?(*´▽`*)
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貴重な遭遇

2015-06-28 02:33:52 | トラウト(本流)
得点数、失点数(少なさ)、打率、本塁打数、盗塁数、
すべてリーグで最下位なのに、チーム成績は首位の阪神タイガース。
一方、上記のすべてで上位なのに、今だにドベあたりをうろうろの広島カープ。

途中まで良い戦いをしているのにもかかわらず、
終盤に逆転を許す展開があまりに多いですものね。

試合が長すぎるというのもひとつの理由で、
オリンピックに漏れているという野球。
いっそのこと、プロ野球から、6回か、7回までにしてみては
とルール変更を訴えたいおうじろうです。






さてさて。。。





雨後の好タイミングで、本流アマゴ、
あわよくば、上に遡上したサツキマスを…


と、目論んでいたものの、
下流の方は増水して濁ったまんま。
どうみても、釣りが成立しそうにない状況。
予想以上に山間部では雨量が多かったようだ。




どんどん車を上流へ走らせていくと、
水の色、量ともベストと思われるポイントを発見。




この日の同行者は、お久しぶりのgaichiさん。


積もる話も、いったん置いといて、
釣りに集中するも、魚からのコンタクトは全くなし。








支流をコンクリに固められ、ダムに支配されたこの川。


支流との合流点や発電所の放水口から下流はカフェオレ色に濁りが入り、
取水口の下流は雨後にもかかわらず水がない状況。



その中でもポイントを探し出して入ってみたけれども、
まったくもって期待感を抱けない。




となれば、当然、支流の沢へと逃げ込むのだが、
増水して釣りづらい上に、やっぱり濁りがきつく、
反応は極めて薄い。





しかも、渓流用ルアーボックスを
すべて忘れて来てしまったし(笑)

本流用の大きいミノーを投げていたのだが、
思うように動きをコントロールできずに、
せっかくの貴重なチェイスも、途中で完全に見切られてしまう。




そんな散々な釣りの中で、
心が温かくなる出会いがあった。


流れの中に頭を入れ、一生懸命に堰を越えようとしていた、
特別天然記念物さん。


オオサンショウウオ。






いやぁ。
興奮した(笑)




思った以上に動きが早くて、
なかなかシャッターチャンスを与えてくれない。
もっと動きのある写真を撮りたかったのだけど、
結局、こんな平凡なものしか残せなかった…残念。







川に振り回された半日だったけれども、
やっぱり、出かけてみて良かった。
出かけてみれば、何かが起こる。
出かけなければ、何も起こらない。

そういう当たり前のことを再確認した、これはこれで良い釣行だった。







実は、ネタが溜まってます…
催促のひとポチをいただけると書かなければと思うかもしれませんww
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チャンス・チャンス・チャンス

2015-06-12 03:03:26 | トラウト(本流)
たまーに、釣具店や釣り場で出会った方に、
「ブログ読んでますよー」と声を掛けていただきます。
嬉しいことです♪

そして、良く言われるのが、
「出だしの他愛のないネタが好きです」というようなこと。
そっちかい!
とツッコミたいところですが、それもそれで嬉しいです(笑)

最近は、ブログとfacebookと、
ネタをどっちに持ってこようかと悩むおうじろうです。





さてさて。。。




今回もサツキマスを追いかけて、
雨の中、流れの中へ立つ。


薄暗いうちから数か所をランガン。
数匹がミノーを奪い合うようにチェイスしてくるものの、
お互いを牽制し合うように、1匹も食いつかず。




のんびりと川へやってきた
エース池内君と合流。


彼のお勧めポイントで、上下で川を分けて入ることに。
「どっちが良いですか?」
「じゃあ…上!」


瀬尻の流れが岩盤に当たっている場所へ、
ミノーを放り込んでいく。
数回流した頃だっただろうか、早くも下から「キター!」という歓喜の叫びが。



駆け寄ったときにはすでに魚はネットの中。


太い鼻曲りの雄、45cm。



いやぁ。
羨ましい。


下を選んでおけばよかった…(笑)



憎たらしい良い笑顔。
おめでとう♪






その後、ワタシも下に入らせてもらって、
ドンという重い手応え。



しかし、一瞬で跳ね返るティップ。



ニゴイなどの吸い込み系のバイトではなかった…



今のは、サツキ…

今のは、サツ…


いや、違うことにしておこうっと。



普通ならば、確実に群れが入っているこの場所で粘るのがベターだろうが、
今日は活性が高そうなので、どんどん動いて魚を探していこうということに。




その後も、池内君にバラシ。





ギラン!

と魚体を輝かせながら下から現れ、
ワタシの操るミノーを弾いて潜っていったサツキはでかかった。
40cm台後半はありそうだった。

横で見守ってくれていた池内君と、
思わず興奮し、上ずった声をあげる。



同じポイントで、ミノーを足元まで追ってきたサツキもでかかった。
今、冷静になって考えてみると、
どうしてあのとき、もっとリトリーブの速度を落とさなかったのか。
どうしてあのとき、ひとつアクションを入れて誘わなかったのか。
後悔の念がぐるぐると頭の中を駆け巡る。



チャンスになんて弱いんだろう。


これじゃ、いつも、
ワタシがあーだこーだと文句を言っている
赤い野球チームと一緒じゃんか(笑)





それでも、なんとか釣れたサツキマス。



あれだけ、良いサイズを目の当たりにした後だけに、
正直、喜びが半分くらいしかない。




それでも、釣れてくれたことに、
ちゃんと感謝しないとね♪


池内君、
びしょびしょになりながら時間いっぱいまで
付き合ってくれてありがとう!







なんだか、サツキを追うのも疲れてきたので、
そろそろ、楽に釣れる魚を釣りに行こうかな。




チャンスに強く気持ちを持てるよう、
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ありがとう

2015-06-07 02:43:19 | トラウト(本流)
見えてはいけないものが見えるようになりました。
最初は黒い影が見えるだけだったのに、
徐々にはっきりした形まで…

道を歩いていると、
まるでエンドレスのお化け屋敷状態で、
悲鳴をあげてばっかり。

そんな夢を見た後なので、
寝起きからもうぐったりだった今日のおうじろうです。





さてさて。。。





相変わらず、空いた時間には
サツキマスを追いかる日々。




真夏のような日差しの中、KAWAさんと。








あまりの反応のなさに、
心が半ば折れかけていた午後。


手前のブレイクで、
ドスンと強い手応え。


キターッ!
と歓喜の声を張り上げたのも束の間、
一気にラインを出して直線的に走り出す魚に思い当たるものが。


いや、こういうサツキマスもいるかも。


一向に鱒族特有の動きをしない魚に
ますますある確信が強くなっていくが…


いや、鱒っぽくないサツキだっているに違いない。



そんな無理やりなポジティブシンキングを
見事に打ち砕いてくれた魚は、やっぱりコイツ。




もう苦笑いするしかない。





影が長くなるまで粘ったものの、
サツキマスとの距離は最後まで縮まらなかった。









それならばと、後日、
今度は雨後薄濁りの夕マズメ勝負。
今にも出そうな雰囲気ぷんぷん。


しかし、出てきたのはまたもやコイツ。




まぁ、なんか申し訳なさそうな表情をしてるから、
許してやるけどさ(笑)


いや、むしろ、
一瞬のドキドキをくれたコイツに感謝すべきだね。
いつもはなかなか言えないけど…


いてくれてありがとう♪





サツキの追っかけはまだまだ続くのだ。




乞うご期待!




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これじゃ終われない

2015-05-30 00:30:46 | トラウト(本流)
むかーしむかし、マンボウになりたいと思ってました。
海をぷーかぷか浮かんで気持ち良さそうだと。

でも、マンボウって、実はとーっても繊細な“豆腐メンタル”で、
近づいてきた魚にぶつかりそうっていう不安で死んでしまったり、
仲間が死んだショックで自分も死んでしまったり、
水の泡が眼に入ったとか、朝日が強すぎるストレスで死んでしまったり。

お気楽に見えたマンボウが…
魚も見た目で判断してはいけないと学んだおうじろうです。





さてさて。。。





雨が降らず、下がり続ける水位。
潮も小さくなり、タイミングとしてはイマイチ。


それでも、仕事がひと段落つき、
そわそわし出す午後4時。




1時間、同じポイントを何度も流し返し、
完全に釣りに飽きてきたワタシ。
帰ろうと岸に向かったのだが、
途中で引き寄せられるように下流のポイントへ。


先ほど、先行者が下ってから、
結構、時間が過ぎているので、
ポイントも休まっているはず。



瀬尻の開きをコースをずらしつつ丁寧に誘いをかけていく。



ミノーが流心を抜け、
ブレイクに差し掛かったところでバイト。




ラインを通して手元に伝わってくる動きは
完全にトラウト系。
サツキマスのはず。
にもかかわらず、強力な走りが見られない。



姿を見て合点した。



このサイズだもん(笑)





サボリ(海に下らず留まったアマゴ)かとも思ったが、
鱗が取れているところをみると確かにサツキマス。




納得いかないけど、サツキマス。






今日釣ったら、サツキ狙いは幕を下ろそうと思ってたけど、
これじゃ、終われないよねー。




誰かがサツキの撮影を行った跡。




太くて格好良いあの雄姿を拝みたい。
威厳に満ちたあの顔つきをじっくり撮影したい。



だから、


あともうちょっとだけ頑張ってみるかな。







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気持ちの狭間で

2015-05-25 03:09:11 | トラウト(本流)
ただ今、ラーメン断ちして2週間。
食べたくって仕方がありません。

博多ラーメン、熊本ラーメン、喜多方ラーメン、札幌ラーメン。
日本各地のそれぞれ、みんな好きですが、
時たま、食べたいなぁと思うのが、
学生の時に週に何度もお世話になった学食のラーメン。

ラーメン&ライスのほかは、
何を食べてたのかまったく思い出せないおうじろうです。






さてさて。。。






サツキマス。


“釣りたい”という気持ちはあるんだけど、
“行きたい”という気持ちは正直ほとんどない。


そこが難しくって。
精神のバランスが(笑)

年々、そこの折り合いがつかなくなってるんだけど、
そのバランスが整うとふと朝から出撃となる。



だけど、どちゃ濁りで
釣りにならなかったり…



で、また、釣果情報を耳にすると、
心の中でざわざわと“釣りたい”が強くなってくるのだ。





今回は…
人が多い下流の定番ポイントは避けて、
上流へと上ったサツキマスを狙いに。


瀬尻から太い流れの走る深みへと
ラインをずらしながら探っていると、
がっちりと根掛かり。

ロッドを立てて軽くしゃくってみた瞬間、
スプールが逆回転して、ラインがぐっちゃぐちゃ。
さきほどドラグを緩めてから戻し忘れていたのだ。



仕方なくラインを切り、
心を落ち着けてノットを組み直す。
そして、気分一新のフルキャスト!


空中でいきなり直角に降下していくルアー。


ラインが足らない…




10投ほどで敢え無く、終了。
一度、家に戻ることに。




それでも、まだ、心は折れておらず、
“釣りたい”という気持ちは薄れてなかったようで。

昼前になって、もう一度、再出発。
ただし、今度は、気分転換でまず本流アマゴ狙いから。





水量は一気に落ちて、
2日前とはまったく別の川の様相。





チェイスもあったし、
バイトもあったのだけど、
ものにできないまま転々とポイント移動を繰り返す。


サツキに比べて、アマゴ狙いは楽しい。


だけど、やっぱり、
サツキを釣りたい。
サツキの顔を拝みたい。



陽が西に傾きつつある中、
下流の定番ポイントへ戻る。




誰もいない。
可能性が一番高いエリアを独り占め。
しかも、ちょうど堰が少し開けられた後で、
辺りが生命感に溢れている。



もらったかも。


ルアーを手から放し、キャストに移ろうとしたその時、
トップガイドのところでラインが切れて、ルアーが流れの中に消えていった。



ガイドを触ってみると、
傷が入っているのがわかる。



試しにもう一度ラインを通してみたが、
やっぱり投げる前に切れる。
またもやルアーが流れの中に消えていった。




うそだろ。


こんな今にも釣れそうな雰囲気の中で
なんにもできないなんて。



無力感と脱力感でいっぱいの中、
2人のアングラーとすれ違いつつ岸へと戻る。
「どうでした?」という問いかけに答えるのがつらい。





パゴス本店にすぐにロッドを持って行ったのだが、
やはり修理(部品取り寄せ)には時間がかかると…



今シーズンのサツキはこれで終了。



だけど、これで、“行きたい”釣りに心置きなく行けるし。




と、気持ちを入れ替え始めたところで、
ラッキーなことに(?)ステンレスのサイズ違いであるものの、
代わりになるガイドが見つかったとのこと。






ということで、緊急修理してもらって、
またまたポイントへ戻る。




しかし、先ほどまでの雰囲気はすでに消え失せ、
投入するルアーにニゴイさえも振り向いてくれない。
“釣りたい”という気持ちが薄れていく中、
陽が山の稜線へと隠れる前に川から出た。






岸に座り込んで、
ドタバタの1日を振り返っていると、
今度は、悔しさでいっぱいになってくる。

そして、また、
“サツキを釣りたい”という気持ちが“別に行きたくない”“他の釣りをしたい”に勝った時、
この川に足を踏み入れるのだ。







こんなに心を揺さぶられる釣りは
他にないかもしれない。





ランキングが上がればやる気が出ます!
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気分転換

2015-05-08 02:12:17 | トラウト(本流)
もうダメかと思いました。
サソリにやられました。
普通はしっぽですが、そうではなく大きなハサミにやられました。

一気に目が覚めて飛び起きました。

2度と砂漠地帯には足を踏み入れまいと
固く誓ったおうじろうです。





さてさて。。。





前日に顔を合わしたのが間違いで、
連休の最終日、強引に川へ連れ出された(笑)


そう。
もうあの魚が姿を見せる頃。
いや、すでにちらほらと話は聞いている。



空が濃紺から清々しい青へと薄まっていく中、
流れの中へ足を踏み入れた。

ひんやりとした空気、ざわざわとした音が懐かしく、
これまでのストーリーを想い出させる。
しかし、肝心の魚の姿はおぼろげで、黄ばんで消えかかっている。





そして、だいたいにしてそうなのだが、
今回も変わらず、時間だけが刻々と過ぎていくのだ。










蒼海さんもワタシも、
ひとつの場所で粘ることが苦手なので、
あっち行ったり、こっち行ったり、気分転換の連続。









魚の姿を拝めないまま、
本格的な気分転換を。



写真では、まだ笑顔が出て、
余裕があるように見える。





しかし、この笑顔が消えるまで時間はかからなかった。











迷走はまだまだ続き、
いったい何回、移動したのか…





陽が西に大きく傾き、
風が肌寒く感じられるようになってきた。
空を仰ぎ、深いため息をひとつ。








気が付くと、
計11時間ほど竿を振っていた。
途中からまるで修行(笑)


もしかしたら、
この2シーズンの合計時間と同じくらいかも。






3年間ほどさぼっていたサツキマス。
掛けるどころか、チェイスさえも見れなかったが、
おぼろげだった姿がちょっとだけ輪郭がはっきりとしてきた感じ。





とりあえず、次の釣行まで、
気分転換にきちっと仕事をしておこう!




あれ?


逆?(笑)












精神的に病まないように、
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