渓流釣りを始めてから数年は、
梅雨が明けてからの時期が苦手だった。
細く痩せた流れ。
容赦なく川を照らす太陽。
魚の姿を拝むだけでも苦労し、
1匹の魚をも手にすることなく帰ることも。
それは、季節の変化を考慮に入れず、
最盛期の釣り方のままを通していたから。
ということに気付いてから、
180°とまではいかないまでも、
90°くらいは視点が変わったかも。
今では、
盛夏から晩夏の方が
好きになったほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/27/a77bae0b0cfeb2b3b8d0d9818b7286d7.jpg)
この日は、雨がぽつぽつ降って、
状況的にはかなりプラスの要素のある日。
その代わり、
森全体が薄暗く、写真撮影が非常に難しかった。
アップにするとシャッタースピードが遅くなり、
引いた写真では、コントラストが強すぎて、
魚体が白く飛び気味になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d2/f049951d06b231ffafa38c5b81d0b4e5.jpg)
晩夏の釣りは、
青空に白い雲、セミの鳴き声といった、
夏のピースそれぞれが名残惜しく、
哀しい気持ちになる。
小学生の時の、
夏休みの終わりに似ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/12/890304757a9b89d35340e05e6cb995d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/1f/0bafc7f80ee9bc033612a9da2f3247d3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/7b/edd63c7add3477ddc7491e6a43ecab39.jpg)
この日は、8月最後の日曜日で、
同じような感慨を持つ人が多いのだろう。
川という川に人、ひと、ヒト。
だからこそ、
細くて、両岸からボサが垂れ下がり、
釣りづらい川を選択する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/d8/6e2cd5927f7b97b74e52d34581708358.jpg)
時には、
低木の枝が全面的に流れに覆い被さっており、
一歩進むことさえも困難な状況に陥る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/26/6f4dcbb87f2e854adbbac2ff6f5499cd.jpg)
ロッドを高く掲げ、
枝を跨いだり、
ロッドを水面ぎりぎりに差し出して、
枝を潜り抜けたり。
そのような格闘の末、
やっとこさ抜け出した後での1匹は、
サイズに関係なく本当に嬉しいものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d6/9ee384c6fad5f6011af6aeb4dd3eec2b.jpg)
ここ数年、
ホーム近辺が禁漁期に入る9月には、
婚姻色を纏うヤマメを狙って遠征している。
一昨年、出逢った心に残る1匹。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/49/584e96f1cbb0c81b7cd50fe3ec05f92f.jpg)
このような、
いや、これ以上の魚を求めて。
アケビの種を飛ばしながら、
冷たくなった秋の川を遡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/0c/f838adac1cbbfeffb057896175c78ea8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/67/2bc27ec3df0244a462fcb4f6ef43e1c7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/15/3ef5c52c06ed078ad060b91ead6762f0.jpg)
今回は、秋色ヤマメには出逢えず。
可能性のあった1匹がいたにはいたのだが、
一瞬の重みを手に残したまま川底へと姿を消してしまった。
その代わりに、
眼を愉しませてくれたのは、
これまたホームエリアには棲息していないニッコウイワナ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e5/2d07b08d21dc7d7c6f63ccada9d21b12.jpg)
毎年、1回ずつの秋ヤマメ遠征。
今年はもう少し増やそうかとも思っているのだが、
さて、どうなることやら。
なんだかんだとお金も時間も掛かるからねぇ。
これで、なんとか、
新しいシーズンが始まる前に、
昨シーズンのトラウト釣行記事を書き終えた。
今年は、
またどのような風景や魚に出逢えるのだろうか。
楽しみで仕方がない。
より写真にも拘って、
オリジナリティの高い作品を発表していこうと思う。
それでは、また。
渓流からの便りをお楽しみに。
梅雨が明けてからの時期が苦手だった。
細く痩せた流れ。
容赦なく川を照らす太陽。
魚の姿を拝むだけでも苦労し、
1匹の魚をも手にすることなく帰ることも。
それは、季節の変化を考慮に入れず、
最盛期の釣り方のままを通していたから。
ということに気付いてから、
180°とまではいかないまでも、
90°くらいは視点が変わったかも。
今では、
盛夏から晩夏の方が
好きになったほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/27/a77bae0b0cfeb2b3b8d0d9818b7286d7.jpg)
この日は、雨がぽつぽつ降って、
状況的にはかなりプラスの要素のある日。
その代わり、
森全体が薄暗く、写真撮影が非常に難しかった。
アップにするとシャッタースピードが遅くなり、
引いた写真では、コントラストが強すぎて、
魚体が白く飛び気味になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d2/f049951d06b231ffafa38c5b81d0b4e5.jpg)
晩夏の釣りは、
青空に白い雲、セミの鳴き声といった、
夏のピースそれぞれが名残惜しく、
哀しい気持ちになる。
小学生の時の、
夏休みの終わりに似ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/12/890304757a9b89d35340e05e6cb995d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/1f/0bafc7f80ee9bc033612a9da2f3247d3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/7b/edd63c7add3477ddc7491e6a43ecab39.jpg)
この日は、8月最後の日曜日で、
同じような感慨を持つ人が多いのだろう。
川という川に人、ひと、ヒト。
だからこそ、
細くて、両岸からボサが垂れ下がり、
釣りづらい川を選択する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/d8/6e2cd5927f7b97b74e52d34581708358.jpg)
時には、
低木の枝が全面的に流れに覆い被さっており、
一歩進むことさえも困難な状況に陥る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/26/6f4dcbb87f2e854adbbac2ff6f5499cd.jpg)
ロッドを高く掲げ、
枝を跨いだり、
ロッドを水面ぎりぎりに差し出して、
枝を潜り抜けたり。
そのような格闘の末、
やっとこさ抜け出した後での1匹は、
サイズに関係なく本当に嬉しいものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d6/9ee384c6fad5f6011af6aeb4dd3eec2b.jpg)
ここ数年、
ホーム近辺が禁漁期に入る9月には、
婚姻色を纏うヤマメを狙って遠征している。
一昨年、出逢った心に残る1匹。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/49/584e96f1cbb0c81b7cd50fe3ec05f92f.jpg)
このような、
いや、これ以上の魚を求めて。
アケビの種を飛ばしながら、
冷たくなった秋の川を遡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/0c/f838adac1cbbfeffb057896175c78ea8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/67/2bc27ec3df0244a462fcb4f6ef43e1c7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/15/3ef5c52c06ed078ad060b91ead6762f0.jpg)
今回は、秋色ヤマメには出逢えず。
可能性のあった1匹がいたにはいたのだが、
一瞬の重みを手に残したまま川底へと姿を消してしまった。
その代わりに、
眼を愉しませてくれたのは、
これまたホームエリアには棲息していないニッコウイワナ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e5/2d07b08d21dc7d7c6f63ccada9d21b12.jpg)
毎年、1回ずつの秋ヤマメ遠征。
今年はもう少し増やそうかとも思っているのだが、
さて、どうなることやら。
なんだかんだとお金も時間も掛かるからねぇ。
これで、なんとか、
新しいシーズンが始まる前に、
昨シーズンのトラウト釣行記事を書き終えた。
今年は、
またどのような風景や魚に出逢えるのだろうか。
楽しみで仕方がない。
より写真にも拘って、
オリジナリティの高い作品を発表していこうと思う。
それでは、また。
渓流からの便りをお楽しみに。
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