Someday-Somewhere!

海、川、山。自然の中で遊ばせてもらいながら、
その中で感じたことを素直に、写真と文章を通して表現していきます。

残雪の渓

2017-04-14 03:22:06 | トラウト(渓流)
暇があればスノボーに通ってた頃もあったのに、
最近はめっきり雪遊びをしなくなって。
タイヤをスタッドレスに履き替えることもなくなった。

だから、ふと雪を見たくなっても、
指を咥えて北の方向を遠く眺めるだけ。


でも、今年はどうしても雪の上を歩きたくて、
3月の名残雪の後を見計らって山間部へと。



マイナス6℃という凍えるような気温の中でも、
心の昂りのせいか、寒さを感じることもなく、
滑り落ちるように沢へ降り立つ。




水温は2.5℃。
低温に強いゴギでさえも、
岩陰でひっそり寒さに耐えているのか、
なかなか姿を現さない。



稜線から陽が差してきた。
残雪が眩しいくらいに白く輝きだす。








陽が差し込み、水温が上がるにつれて、
魚の活性も上がるのではという目論見が崩れ、
一歩一歩が重く感じ出す。
とにかく、時に膝まで埋まる高巻きがしんどいのなんの。










今回、最初から中間地点まで、ずっとスプーンで通した。
低水温にはスプーンが強いという一般論を重視したのもあるけれど、
この機にスプーンの釣りに慣れておきたいという考えがあったから。
その結果、ノーヒット。

この時点で5匹ほど釣っているK君は
ミノーでの釣果。

むくむくと頭をもたげる
頑固さの首根っこを抑えつけ、
後半からはミノーをスナップへ。



結果はすぐに出た。






途中までは、人が歩いた形跡が残っており、
単純にプレッシャーが掛かっていたか、
あるいは、スプーンをうまく操れていなかっただけという
可能性もあるのだけど。












登りですでに太腿が悲鳴を上げていたのに、
下りはさらにしんどさが増して大変だった。
雪を見たくてやってきたのに、もう雪はうんざり。
とうぶん眼にするのも嫌になるくらい。


まぁ、それでも、
数日後、筋肉痛が取れる頃には、
また雪の中を登りたくなったのだけどね。






本当は、数回の釣りの中での、
厳選した写真とともに、
“初春の渓”というテーマでまとめて
記事にしたかったのだけど、
結局、単発の釣行日記になってしまった。
来春はこの時期からもっと足を延ばせたらいいな。




今回の釣行では、
重たい思いをして一眼レフに三脚も持って歩いたので、
せっかく撮った写真を最後に載せて終わりにしたいと思う。









今度は、新緑の渓かな。


2016年回顧録~アマゴ・ヤマメ~晩夏、初秋編

2017-02-21 01:55:24 | トラウト(渓流)
渓流釣りを始めてから数年は、
梅雨が明けてからの時期が苦手だった。

細く痩せた流れ。
容赦なく川を照らす太陽。

魚の姿を拝むだけでも苦労し、
1匹の魚をも手にすることなく帰ることも。



それは、季節の変化を考慮に入れず、
最盛期の釣り方のままを通していたから。



ということに気付いてから、
180°とまではいかないまでも、
90°くらいは視点が変わったかも。


今では、
盛夏から晩夏の方が
好きになったほど。







この日は、雨がぽつぽつ降って、
状況的にはかなりプラスの要素のある日。

その代わり、
森全体が薄暗く、写真撮影が非常に難しかった。
アップにするとシャッタースピードが遅くなり、
引いた写真では、コントラストが強すぎて、
魚体が白く飛び気味になる。







晩夏の釣りは、
青空に白い雲、セミの鳴き声といった、
夏のピースそれぞれが名残惜しく、
哀しい気持ちになる。

小学生の時の、
夏休みの終わりに似ている。










この日は、8月最後の日曜日で、
同じような感慨を持つ人が多いのだろう。
川という川に人、ひと、ヒト。


だからこそ、
細くて、両岸からボサが垂れ下がり、
釣りづらい川を選択する。





時には、
低木の枝が全面的に流れに覆い被さっており、
一歩進むことさえも困難な状況に陥る。



ロッドを高く掲げ、
枝を跨いだり、
ロッドを水面ぎりぎりに差し出して、
枝を潜り抜けたり。


そのような格闘の末、
やっとこさ抜け出した後での1匹は、
サイズに関係なく本当に嬉しいものだ。








ここ数年、
ホーム近辺が禁漁期に入る9月には、
婚姻色を纏うヤマメを狙って遠征している。


一昨年、出逢った心に残る1匹。


このような、
いや、これ以上の魚を求めて。




アケビの種を飛ばしながら、
冷たくなった秋の川を遡る。










今回は、秋色ヤマメには出逢えず。
可能性のあった1匹がいたにはいたのだが、
一瞬の重みを手に残したまま川底へと姿を消してしまった。



その代わりに、
眼を愉しませてくれたのは、
これまたホームエリアには棲息していないニッコウイワナ。





毎年、1回ずつの秋ヤマメ遠征。
今年はもう少し増やそうかとも思っているのだが、
さて、どうなることやら。
なんだかんだとお金も時間も掛かるからねぇ。




これで、なんとか、
新しいシーズンが始まる前に、
昨シーズンのトラウト釣行記事を書き終えた。


今年は、
またどのような風景や魚に出逢えるのだろうか。
楽しみで仕方がない。

より写真にも拘って、
オリジナリティの高い作品を発表していこうと思う。



それでは、また。
渓流からの便りをお楽しみに。

2016年回顧録~アマゴ・ヤマメ~初夏、盛夏編

2017-02-08 05:13:27 | トラウト(渓流)
1年のうちで最も心が躍る時期。
それは、新緑で森が萌える5月あたり。

その頃に溪に入ると、
釣りにカメラに山菜にと、
本当に忙しい。

少し進むたびに、
眩いばかりの景色が迫ってきて、
足が止まり、目が留まる。

雨が降れば、それはそれで、
森の生命感溢れる様にはっと息を吞む。










この日は本当によく晴れ渡った日で、
アマゴの朱点が周りの黄緑との対比で、
より美しく見えた。












そして、7月。
山は落ち着いた深い緑色へ変わり、
渓流に何度か足を運んで、
人間も心が落ち着いてくる頃。





汗が滝のように流れるのが
最初の頃は心地良いのだが、
魚の反応が悪いと疲れも加わり、
足が途端に重くなる。

道路から離れていて、
エスケープできないエリアだと、
まるで山登りのようにしんどくなる。













この日は増水気味で、
河原も水没しているところが多く、
流れに逆らって歩いたせいで、
帰りはもうくったくた。

道路へと上がれるはずの階段が見つからず、
川通しに歩いて戻ったのだが、
気を抜いた瞬間に深みにドボン。
頭まで濡れネズミ。


それでも、かえって気持ち良いのが、
盛夏の良いところ。


梅雨が終わると、
雨の降り具合によって、
釣果が左右されやすく、
魚の姿も拝みにくくなるけれど、
釣りという点だけで言うと、一番好きな季節かも。

やっぱり、夏男なんだな。



2016年回顧録~初顔合わせ~

2017-01-31 03:34:34 | トラウト(渓流)
マス類に魅了されて、
約9年?10年?

アマゴ、ヤマメ、ゴギ、イワナ、サツキマスと、
県内及び近県で釣れるマス類は、
サクラマスを除いて手中に収めてきた。


毎年のサイクルも出来上がっていて、
ちょっとマンネリ化してきた感もあった。

そのようなタイミングで、
誘ってもらったのが、
まだ出逢ったことのない魚が泳ぐ川。


どっちかというと、
魚そのものよりも、
今まで踏み込んだことのないエリアへの遠征
という要素に心惹かれたのだけれど。






普段、アマゴやヤマメを狙っている
規模のこの細い流れの中に、
60cmになる大物が潜んでいるという。




その魚の名は、
“ブラウントラウト”。

表情は、アマゴよりも、
イワナに近い雰囲気。










渇水気味のためか、
期待した大きな影が姿を現すこともなく、
流れもこんなに細くなってきた。







まさに、ラストポイントで、
釣れてくれたこの日の最大魚。













この魚が潜んでたポイント。



奥の流れ込みにキャストしたのだけど、
枝にラインが乗っかって、
まさに虫のようにポトンと静かに落下したルアーに
飛沫を上げて襲い掛かってきた。

完全に偶然の産物。
キャスト下手だからこそ釣れたラッキーな1匹だけど、
そんなこと関係なく素直に喜んだ1匹だったよ。





こういう生き物を食べて、
大きくなるんだって。





刺激たっぷりの1日に、
またどこかに遠征したい気持ちが
際限なく膨らんできてる。


まだまだ、全国にはマス類、
いろいろいるもんね。
キリがなくなりそうで怖いんだけど。。。



2016年回顧録~ゴギ~その2

2017-01-26 03:59:17 | トラウト(渓流)
小学生4年か5年の頃だったと思う。
ぎりぎり汽水域の川、
買ってもらったばかりの釣り竿セットで、
掘ったミミズを餌に魚を釣っていたときのこと。

突如、竿がひん曲がり、
リールのハンドルが思うように巻けない。
あたふたしてると徐々に魚が寄ってきて…


そして、目の前で飛沫を上げて、
魚は濁った水の中へ消えていった。


恐らく、正体はボラかイダだと思うけど、
釣りを始めたばかりの少年には
身体が固まってしまうほどの衝撃だった。

今でもそのそばの道を車で通ることがあれば、
自然とその場所に眼を向けてしまう。





時は流れに流れて…


初めて釣ったその姿に、
膝まづいて感動のあまり声が出なかった魚がいる。


それが、前回の記事で、
話に取りあげた“ゴギ”という魚。






初遭遇からさらに時は経ち、
今では、そのありがたみも薄くなって、
申し訳ないような気もする。

1シーズン、ゴギから離れてみようかと
思ったこともあった。
それでも、水量が減る真夏になると、
ゴギが恋しく愛おしく沢の奥深くに足を向けてしまうのだ。







お気に入りの沢を案内して、
納得のいくゴギに出逢ってもらうのも
また嬉しいひととき。








身体をくねらせて暴れて、
なかなか落ち着いて撮影をさせてくれないことが
この魚との付き合いでの悩み。













こういう沢の写真を眺めていると、
本当にシーズン開幕が待ち遠しく、
今からそわそわしてしまう。



今から、いつまで、
元気に沢を歩くことができるのか。
いつまでもゴギたちと出逢えるというわけではない。

1匹1匹との出逢いを大切に、
心に刻んでいかなくてはいけない。

いつしか、年老いた頃、
かつて歩いた沢の近くを車で通ることがあれば、
やっぱり、自然と沢の方に眼を向けると思う。
その日までに悔いのないように歩き回っておこう。









2016年回顧録~ゴギ~その1

2017-01-24 02:54:00 | トラウト(渓流)
“ゴギ”という魚の存在は知っていた。
いつ、何のきっかけで、
知ったのかは覚えてないけれど。
広島県の天然記念物ということも知っていた。


今年の春でちょうど10年前かな。
ふと、思いもよらなかった渓流釣りを始めた。


ゴギなんて、
滅多に姿が見れないものだと思っていたし、
釣っていいものかどうか、
戸惑ったことも覚えている。


ちなみに、今でも、
広島県のHPには、
“目撃したら情報をお寄せください”
という記述があるもの。










ただ、実際に、
奥深い渓流に入ってみて、
ゴギの多さに気付かされた。

知識を得るだけなのと、
実際に体験してみることの大きな違い。


まぁ、マニアによる無秩序な放流で、
水域ごとの特色が薄くなっているというのは本当らしいけど。






急に身近になった魚、ゴギ。
ここから彼らの虜になっていくわけだ。

当然、沢をより深く入り込むようになっていく。
細い枝沢も気になってくると、
次第にキリが無くなっていく。
彼らは水が動いている限り、
どこまでも上っていくのだから。



ゴギ特有の頭部の斑紋。
他のイワナ族との大きな違い。





個人的に、ゴギの好きなところは、口の形。
というか、口を中心とした表情の豊かさ。

ヤマメやアマゴが、
釣られた後でも威嚇してくるような
凛とした表情を崩さないのに対して、
ある魚は観念してるように見え、
ある魚は助けを乞うているように見え、
または、自分の欲深さを後悔してるようにも見えるものも。









今年は、どのような表情を
拝むことができるのだろうか?

ここ最近、渓流釣行は、
暖かくなった5月あたりからスタートしているのだが、
今シーズンは久々に雪が残る3月の溪にも入ってみようかな。
アマゴがまだ動きが鈍いその時期にも、
彼らはより活発に餌を求めているから。


残雪を背景にした
ゴギの写真にも挑戦してみたいと思っているのだ。






ありがとう in 2016

2016-11-01 03:52:26 | トラウト(渓流)
さて。。。



ブログを再開しようと決めたものの、
何から書いていいものやらわからず、
途方に暮れてしまったまま日々が過ぎていき、
危うく、再び長い暗闇に突入するところだった。


まずは、
今年の渓流釣行でお世話になった人たちの
写真を載せてみようかなと。







同行者の写真を撮るのも非常に楽しくて、
ついつい、

ちょっと待ってだの、
もう1回キャストしてだの、
もっと下がってだの…

ああだこうだと要求してしまい、
ペースを狂わせてしまってると思うのだけど、
とりあえず、今のところはみんな優しく応えてくれて、
本当にありがとう。























同行者が魚の写真を撮ってる姿を
眺めるのもけっこう好きだったり。
その間にクマが現れても気が付かないと思うほど、
みんな没頭しちゃってるんだよね。












たまには自分も写真を撮ってもらったり。
このときは、支流の滝にどうしても登りたくなって…






沢でのご飯もまた楽しみのひとつ。
ザックを担いだ釣りも、
また沢登り的な要素が加わって、
楽しさを膨らませる。







今年は、釣り前日にキャンプというのを1回。
正直言って、釣りより楽しみだった。
来年は、数回はやりたいと思ってるんだけど、
みんな、どう?






まぁ、とにかく、
クマには遭遇したものの、怪我もなく無事に、
渓流シーズンを終えられてひと安心。

来年は、もっと知らないエリアにも足を向けたいし、
もっと深い沢にも入り込んでみたいし、
どっぷりとこの世界に浸るつもりなので、
みなさん、時間が合えば、一緒に遊んでくださいませ。




春にまた、新たな出会いを楽しみに…





秋を10倍楽しむ方法

2015-10-28 03:22:54 | トラウト(渓流)
今年もドラフト会議で数々のドラマが起こりました。
指名をもらえた選手のあの晴れやかな顔。
希望に満ちたガッツポーズ、いいですねぇ。

この歳になっても、相変わらず、
自分が指名を受けた瞬間の妄想をしてしまう
おうじろうです。





さてさて。。。





前回の記事で、
尺超え秋ヤマメに出逢えた話を書いたけれども、
その魚以外にも撮った写真が残ってるので、
さささっと出してみちゃおうかと。




朝イチに入った本流は、
雰囲気は良いのにもかかわらず、
魚の反応に乏しく…






それでも、なんとかかんとかの1匹。
影で表現をしてみようと思ったのだけど、
魚が入ってるの、わからないし(笑)








川の周辺はすでに完全に秋。
川から上がって、車に戻る間もカメラを楽しまなきゃ。



秋の食材、むかご。









狙い通りの魚が釣れたあとのラーメンは最高♪
中に入れた焼き豚は失敗だったけど…







立て続けにきれいなヤマメを釣って、
撮影中のKAWAさん。




川を歩きながら、
秋の味、アケビを口に入れては種を飛ばす。





マムシ草の実。
ちなみに、これは食べたらとんでもないことになるので…






最後は、うっすらと暗くなりつつある谷で、
イワナに遊んでもらった。







いやぁ、今、思い出しても、
本当に楽しかった。
KAWAさん、ありがとう!




今年の、渓流釣行ネタはこれが最後。


ということで、最後の〆はやっぱりあの魚で。
前回の記事には載せなかった1枚。








次回からは、山陰根魚ゲームの記事です。
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5ポチになったら書きます(笑)
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待望の出逢い

2015-10-16 23:56:58 | トラウト(渓流)
飛沫が上がった瞬間、
何とも言えない高揚感と緊張感に包まれた。


いかにも大物が潜んでいそうな流れ。
ボトム付近から派手に躍らせて誘い上げてきたミノー。
そのリズムが強引に止められた。


いきなりパワー全開で暴れたせいか、
その後はわりとすんなり寄って来た魚。

しかし、いざ、
ネットを差し出すというところで、
慌てふためく羽目に。
スパイラルコードが絡まって、
ネットを大きく広げられなかったのだ(笑)





魚がなんとかネットに収まった瞬間、
手が震え、声が裏返った。









9月も終わろうかという頃、
2年越しで(と言っても、釣行2回目だけど)、
出逢えた待望の尺超え秋ヤマメ。




まだほんのりピンクだけど、
はっきりと婚姻色の出た魚体。





ここからは無駄な言葉を挟まずに。
写真のみで。

















感無量。




ROD:ITO.CRAFT Expert Custom EXC 560 UL
REEL:ABU Cardinal 3 BP
LINE:VARIVAS SUPER TROUT Advance DOUBLE CROSS #0.8(8lb)
LEADER:VARIVAS TROUT SHOCK LEADER #2(8lb)
LURE:Schindler BENKEI






昨年、今年と、
付き合ってくれたKAWAさんに感謝。




簡単にはお目にかかれない秋ヤマメだけど、
潜んでいるポイントの感じは掴めたので、
来シーズンはチャレンジの回数を増やしてみようかな。






たまにはお祝いのポチでも
していただいても良いでしょうか?(*´▽`*)
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土砂降りの結末

2015-09-22 01:44:02 | トラウト(渓流)
強豪南アフリカに歴史的勝利を挙げた
ラグビー日本代表で大活躍のFB五郎丸選手。
キック前の一連の所作が話題になってます。

精神統一のためのルーティンを、
一流選手なら誰しも行っていますよね。

一方、ルーティンを作ろうとしても、
すぐに忘れて全く続かないおうじろうです。






さてさて。。。





8月31日。



何の日でしょう?




そう、
広島県や島根県での渓流シーズン、
ラストの日。

9月からは半年の禁漁期間。



そんなことはお構いなく、
ザーザーと降る雨の中、
幾度となく通った道を北へ走る。




準備をしている間も、
雨は弱まることを知らず、
容赦なく叩きつけてくる。
ひとりなら、来てないかもしれない。



みっちッチさんと、苦笑いしながら、
溪へと足を向ける。



増水して濁り気味だが、
釣りには十分なる程度。

しばし、沈黙の中、歩を進め、
1匹の魚との出逢いに安堵する。




上の写真、ワタシとしたことか、
ピントが合ってなく、ブレてしまっている。
雨の中、暗くてシャッタースピードが遅くなるのと、
早く撮影を終わらせたいという気持ちで失敗したのだ。



婚姻色がうっすらと浮かんできているアマゴ。
これもピントが甘いねぇ。




そして、丸々と太ったナイスなヤマメの写真は最悪の出来。



出した瞬間に濡れていくカメラが気になって仕方がなく、
撮影にまったく集中できていない。

雨に濡れるのが気になるのならば、出さなければいいのだけど、
もう二度と、同じ瞬間は現れないわけで、
そう考えると、最悪の結果を承知の上でもカメラを出さざるを得ない。





今まで、何度も訪れた源流域のこの沢、
釣った魚のほとんどがゴギだったのだが、
この日は、8割ほどがヤマメ。
増水しすぎて、遊泳能力に勝るヤマメが優位な状況なのだろう。







カメラはどんどん調子悪くなり、
いつも使っている絞り優先モードで撮影ができなくなった。
勝手に+3まで露出補正がかかり、すべて白く飛んだ写真になる。



魚が釣れても、撮影できず、
撮りたい構図が浮かんでも、何もできず。





それでも、諦めずにいろいろ試してみると、
インテリジェントオートというモードに合わせれば、
写真が撮れることに気が付いた。
ただ、完全にカメラ任せになるため、
こちらが思うような露出にならないし、
思った場所にピントをなかなか合わせてくれないのだけど。




普段の水位なら、
流れがなくポイントとして機能しないと思われる深みに
ショートキャストでヘビーシンキングを投入。

派手な動きに誘われて大きな影が現れた。
良いサイズのゴギだ。


3度目のトライでフックに触らせてしまった。


4度目も反応はしたが、
距離が開いた。


ルアーを交換。


そして、5度目で、
がっちり掛けた。
濁った水でも、バイトシーンが丸見えで心が震える。




ちょうど、雨が小降りになって、
じっくり撮影できたので、ピントは眼にぴったり合っている。



尺いったと思ったんだけどなぁ。






小降りになったと言えど、辺りは暗いので、
カメラの判断で露出オーバー気味。
すべて任せざるを得ないのが辛い。




みっちッチさんにカメラを渡してポーズを取る。







そして、写真を撮ってもらったあとすぐ、
カメラはとうとう動かなくなってしまったのだった。





釣行の最後は、再び強く降り出した雨の中、
岩陰でのラーメンで締め(笑)

(Photo by みっちッチさん)




この写真で傘を差しているでしょ?
透明の折りたたみビニール傘。

これね、写真撮影用に持って来たのだけど、
ザックの中に入れてたから、面倒くさくって出さなかったの。
いったい何のために持って来たんだろうねぇ、まったく。




帰りの沢は、ますます水位が上がり、
さらに濁って、もう釣りをするには難しいレベル。
昼までの釣行でちょうどよかった。



みっちッチさん、
雨の中、お疲れ様でした。
天気は酷かったけど、魚が釣れて楽しかったですね。
また、来シーズン、よろしくお願いしまっす♪






中古で同じカメラを買うのに約2万円。
今度こそは壊さないように、お叱りのひとポチをくださいw
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