Someday-Somewhere!

海、川、山。自然の中で遊ばせてもらいながら、
その中で感じたことを素直に、写真と文章を通して表現していきます。

想定外

2007-07-29 10:58:31 | チヌ
参加してきました。


C-CUP


まず、仕事終わってから河口に直行してポッパーゲーム。
まったく反応なし・・・

薄暗くなってきたところでボトムゲームに切り替える。
1バラシしたところで、気がつくと、護岸の上は宇品の花火大会
を遠くからでも見ようという人でいっぱいに!
背後に大勢の目があると思うとなんか動きがギクシャクしてしまう
小心者のワタシ!!
彼らは花火を見てるんであって、誰もワタシなんか見てないの
だろうけどね(笑)
そして、我慢できなくなって場所移動・・・

しかし、道路は違法駐車で溢れかえって、どこにも止めること
ができず、腹も減ったことだし、一度、家に戻ることに・・・(想定外その1)


テレビをつけるとサッカー・アジアカップが!
そうか!今日だったんだ!
アングラーからサポーターへ変身(笑)
ご飯食べたら釣り再開のつもりが、つい最後まで・・・
延長戦になるし、しかも、PK戦まで・・・(想定外その2)
しかも、負けるし・・・

1週間平均3時間ちょっとくらいしか寝てなかったので、
つい、ウトウト・・・(想定外その3)


ということで、再出撃は真夜中に。
いつものポイントへ。
ここで、うれしい想定外その4が!
「デリカの方ですか?」と声を掛けられ、振り返ると、
なんか見たことのある玉網を手にしたアングラーが!
なんと、ワタシが先日置き忘れて帰った玉網を持っておいてくださったのだ!
新しいのを買ってしまわないで良かった~!
ほんとに感謝感謝!ありがとうございますm(__)m


対岸に移動して、カキヒビの前までウエーディング。
地雷(エイ)を踏まないように、摺り足で進んでいく。
腰までどっぷり浸かってキャスト!

リールの調子が悪くなり(ハンドルがちょこちょこ重くなる)、
まともにリトリーブできない。
予備リールに交換(古くなって強度が落ちたPE0.6号が巻いてある)。
さっそく根掛かり、ラインブレイク!
ラインをつかもうとしたら、なぜかラインが見えない。
嫌な予感の中、リールに目をやると、ラインローラーのところから
バッツリ切れてる(涙)・・・
下糸が見えてるし・・・(想定外その5)


無情にも明るくなっていく中、シーバス用のリールを持ち出し、
ポッパーゲームに望みを託すも、魚っ気まったくナシ!

で、とうとう・・・ホゲ・・・(これが一番の想定外その6)

もう、踏んだり蹴ったり(玉網の件を除いて)
悔しくてしょうがない!

最後は、河川敷に集まって、ジップベイツ・鳥居さんのポッパーゲーム講習
(ワタシが思ってた以上にアクションがゆっくりなのにビックリ)と表彰式、
お楽しみのじゃんけん大会。

ひとつ、わかったこと・・・ワタシ、じゃんけん弱いっ!(泣)
ロッドとかリール、貴重なルアーなどなどため息出るほど豪華商品
盛りだくさんなのに勝てない勝てない(爆)
まだ何ももらってない人対象のじゃんけんでAbu Garciaの帽子を
なんとかゲット!(ホッ)
嶋田さんのユーモアに笑い、久しぶりの方と会話もでき、
最後は笑顔で帰ることができました♪

C-CUP実行委員の皆様、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
来年もまた参加したいと思います。



ドラマが・・・

2007-07-23 06:41:36 | ライトゲーム(メバル・アジなど)
今日は楽しみにしていた子持ちアジンガーSちゃんとの
アジング釣行。
そこにRFG広島支部のeggさんも加わり、一路上関へ♪

行きの車中では、良い年をした大人が3人でワクワク・・・
尺アジだのなんだのと妄想はどんどん膨らんでいき、
各自の頭には都合の良いストーリー、ドラマができあがってる(笑)

そんなこんなである漁港に着き、期待を胸にキャスト。
ワタシはまず水深を知ろうとボトムまでピノキャロを
沈めてみる・・・と、いきなり根掛かりでラインブレイク。

その間に、さっそくSちゃんが1匹ゲット。
しかし、型が小さい・・・
次も・・・

バイトが多いのは表層から中層。
退屈しない程度に釣れるのだが、どうにもサイズアップしない。
ボトムまで落とし込んでも、やっぱり同じ。

それから、対岸のポイントで釣っていたユースケさんのグループも合流。
波止に散らばって、みんなで小さいなりに楽しんで釣る。



Sちゃんが明日の仕事を心配して「2時に上がりましょうね」
と声をかけ、ワタシとeggさん「了解です♪」と答える。

なのに、2時過ぎてもなかなか釣りをやめない二人(笑)
eggさんが船溜まりで小メバルを釣って楽しんでいるので、
ついワタシも・・・♪


往生際悪い二人はSちゃんが帰り支度している間もキャスト、キャスト。
ワタシはついにロープにフックを引っ掛けてラインブレイクで終了。
eggさんは最後まで名残惜しそうに引き返しながらもキャストしてた(笑)

三人とも「帰りたくないよ~」という台詞を残し、
後ろ髪を抜けそうなほど引かれながら家路につきましたとさ♪






このブログをお読みの方は「な~んだ、結局、ドラマはなかったのか・・・」
とお思いでしょう。



ドラマは水道を挟んで対岸で起こっていたのです!!



ユースケさんの彼女がなんとアジ狙いのワームで50㎝のヒラメを釣ってました(驚)



いいなぁ!!

こんなドラマがあるから釣りはやめられないんですよね。
今度は、ワタシ自身にドラマが起きますように。

いい行いをしておこっと!




遭遇

2007-07-20 04:37:12 | チヌ
市内河川のあるポイント。
いつもワタシが車を止める場所がある。
今日も飽きずに足を向ける。
その駐車場所に車が止まってないことを確認し、
まず、そのままジュースを買いに。
そして、戻ってみると、車が1台。
「しまったぁ!」と思いながらも、「見覚えのある車だなぁ」
と車から降りてみると、こちらに歩いてくる影が。

LOOPのジョージさんと彼女さんではないですか!
最近、ジョージさんの回遊によく遭遇する。
彼より遥かに数が多いランカーシーバスや50㎝級チヌの
回遊には遭遇しないのに(笑)
恐らく、そいつらがワタシの前を通り過ぎてるだけなのだろうが・・・

しばし、ジョージさんと談笑した後、彼が移動すると
いうことなので、代わりに車を止めさせてもらって釣り開始。
「彼女と釣りって、いいなぁ!」とちょっと羨ましく思いながら、
ポイント選択。
いつもより、下流へ入ってみるも、全然バイトなし!
どーなってるんだ???

そこへ、今度はF田氏登場!
この人ともよく出会う。
というか、シーバスに例えたら、「居着き型」。
いつも同じポイントにいて、帰りにワタシの車を見ると
声をかけてくれる。

場所移動し、いつものポイントへ。
先日、キビレの最長記録を出した場所には先行者がいたので
声を掛けて横で釣らせてもらうことに。
ARリグ5.5グラムをキャストすると、1投目からバイトが!
しかし、空振り。
「やっぱり最初からこっちにしておけばよかったなぁ」と
思いながら、2投目・・・

電撃フッキングで釣ったキビレ。


33㎝。
「小さあぁ!」と思わず口走ると、
F田氏に「何をぜいたくな!」叱られた!(笑)

キビレならではの黄色いヒレが美しい。


キビレの写真を撮ったりしてるうちに流れが緩み、
もう終わろうとリグを回収しようとしたまさにそのとき、

グン、ググーーッ!

すかさずアワセると・・・


バッシャーン!!

何者かが水面に現れた瞬間・・・


ブチッ!


ラインブレイク(涙)


でかいシーバス・・・とも思ったが、ドラグをきつめに
設定していたとはいえ、PE0.8号があんなにあっさり切れるものか・・・
ちなみにPEラインは新品に近い状態。

ということで、たぶん、エイだろうということで一件落着。
シーバスのエラ洗いとも違う感じがするしね。


これを機に納竿。


ジョージさんとの遭遇で始まり、エイとの遭遇で終わった釣行でした♪




二兎を追って二兎を得る・・・か?

2007-07-18 07:51:26 | チヌ
昨日は久々に出撃!(嬉)

仕事終了が潮止まり1時間半前。
ということで、一度家に帰り晩ご飯。
好物の鰹のタタキがあることに気づき、
このままビールを飲んでしまおうかと一瞬
迷ったが、心を鬼にしてガマン(笑)

下げ始め1時間後から釣り開始。
まずはCD7からキャスト。
カラーローテーションしていくが、バイトがない。

下げが効きだすと、流心部ではシーバスのお食事タイムが始まった。
ドッボン、バシャッと派手に音を立てて。
中にはデカそうなやつも・・・
さすがにこのポイントではルアーが届かないが、
ヨレが近くにできるポイントなら、シーバスをゲットできるかも・・・
ターゲットを変えてポイント移動という考えが頭をよぎる。

しかし、一枚もチヌを獲らずに移動するのも悔しいので、
まず、一匹ゲットしようと頑張ってみる。

CD7からARリグにチェンジ。
あまりにも流れが速いので8gをチョイス。
バイトが2回・・・が、乗せることはできず。
釣りにくいのは覚悟のうえで5.5gに軽くしてみる。
アップにキャストしても、ボトムを取って少しリトリーブ
すると、もうリグは自分の前まで流されてきているので
勝負時間はかなり短い。
小刻みにキャストし直しながら探っていくと、
ゴゴゴッ!
むちゃくちゃ引く♪
キビレなら40㎝越え確実、クロなら45㎝以上かな♪
などとワクワクしながらのファイト。
買ったばかりのオーシャングリップで無事ランディング!



キビレの最長記録更新!


ホントはクロがよかったんだけどね。
今年はなぜかキビレばっかり釣ってる。
去年はキビレ釣りたくても、前半はクロばっかりだったのに・・・



なんとか一匹ゲットしたので、チヌをリリースし中流域に移動。
次はシーバス狙い。

が、いつもの場所にヨレが発生してない・・・
川面はベターッと流れていて釣れそうな雰囲気はナシ。
一応、パイロットルアーにしているタイドミノースリム120
を投げてみたものの流れの変化は見つからず、
早々と納竿。

二兎追う者は一兎も得ず・・・と言いますが、
なんとか一兎は得たのだし、まぁ、OKということで。


ワタシは性格的にいつも二兎追って二兎とも得ようと
してしまうのですが、うまくいくことはほとんどありません(笑)


よし、次はクロダイを獲るぞー!



釣りに行けないので。

2007-07-15 01:17:23 | 海・川の写真集
夕方遅くに買い物をしてたのですが、
建物から外に出てみると、なんともきれいな空!

濃い青空に夕陽をかすかに浴びたちぎれ雲、
そして、怖いような黒い雲。
いや~見事な空でした。

残念ながら、写真を撮れなかったのですが、
まさやんさんがしっかりフレームに収められてますので、見てみてください。


悪天候から回復するときって、空が面白いんですよね~
山の稜線でガスが切れて晴れていく瞬間に出会えたりすると
写真を撮るのも忘れて立ち尽くしてしまいます。

雨後の海もなかなかいいですね。
人気の無い波止や砂浜をカメラ持ってぶらぶら散歩
してると、ふだん見れないような海の表情に出会えて
なんか得した気分になったりして。








台風がまだビュービューいってますが、
通り過ぎたら、梅雨明けですかね?

ワタシ、夏大好き人間です。

真っ青な空、真っ青な海。
セミの鳴き声(できれば、ミンミンゼミ)。
たまに来る夕立。
夕立の後の土の匂い。

ワクワクします(^o~)/







嗚呼!

2007-07-13 04:33:13 | その他雑記
みなさん、釣りに行って、現地にモノを置き忘れて
帰ることはありませんか?

ワタシ、昔から、置き忘れが多いのです・・・

腕時計、財布、カメラ、タックルケース・・・

嗚呼!


ちなみに、今までで一番大きな置き忘れ(?)は・・・

なんと・・・

です!!!

かなり、前のことになりますが・・・
仕事帰りに車であるCDレンタルショップに寄り道を。
その店はワタシの家のすぐ近くにあったので、普段は
歩いて行っていたんですね。
ワタシは車を路駐して店に入り・・・
普段のように歩いて家へ・・・

2時間後・・・

家でテレビ見ながらビール飲んでると、家にケーサツが!

ケ:「おたく、車どこに止めてますか?」

お:「どこって、ちゃんと駐車場に止めてますよ!」

け:「駐車場はどこですか?」

お:「すぐそこの・・・あああああ!(思い出した)」

ケ:「おたくの車にタクシーが突っ込みまして・・・」

現場に行ってみると、タクシーがワタシの四駆にものの見事に
オカマ掘ってて、フロントがグシャグシャ。
タクシーの運ちゃんがオロオロしてました(笑)



それで、今日の話・・・


いつものように、仕事が終わって、ワタシは河口へチヌ釣りに。
そして、リアゲートを開けた瞬間、玉網が無いことに気づいたのです。
そう、前回に釣りしたときに置き忘れて帰ってたのです!(泣)


以前も一回やらかしたのですが、場所移動した後に気づいて
取りに戻ると、車を止めていた場所にちゃんとありました。

絶対にまたやらかすだろうとは思ってましたが・・・
ドジは死ぬまで治りませんね(爆)

まあ、安い玉網なんでまだ良かったです。
今度はランカーシーバスでも掬えて、山陰の波止でも使えるくらいの
長い柄のついたヤツを買いたいのですが、
こんな理想を言ってたら高くつくんでしょうね。


ちなみに、釣りのほうは・・・
タックルを準備してると、雨がザーザー・・・
少しだけ振ったものの、まったく魚の気配ナシ・・・
心が折れてすぐ帰りました。

嗚呼!

2.5gの差と余計なこと

2007-07-09 06:08:09 | チヌ
夕方から時間のあった土曜日、釣り行かず・・・
休みの日曜日・・・家からほとんど出ず・・・

もうちょっとで日付が変わる頃、
ワタシの活性が上がりだす。
最近、完全に夜行性に(笑)

シーバスも考えたが、潮がタルそうなので、
無難に(?)チヌゲーへいつもの河口ポイントに行く。

CD7でバイトがなくARリグへ変更。
飛距離重視で8gをチョイス。
するとショートバイトがたま~に。
う~ん、やっぱり渋い。

次に5.5gにチェンジ。
すると、明らかにバイトの数が増えた!
Mリグでもボトムが取れる範囲で最小のシンカーをと言われる。
渋いときほど、シンカーの重さなど細かいことへ気を配る
ことの大切さを今更ながらに思い知らされた。

さて、ショートバイトが続く中、やっとフッキングに成功!
ロッドが気持ちいいほど絞り込まれる。
そのとき、アワセが弱かったことが気になり、
追いアワセを一発。

フッ!

・・・・・

・・・・・

アワセ切れ。


余計なことをしてしまった!(泣)

ああ、なんて、オイラは愚かなんだ~(´Д`)

凹む~

今回はどうしても一匹獲りたかったのに~
理由はコレ↓↓


そう、21000円奮発してオーシャングリップを
買ってしまったのだ!
どーしても、これを使いたい!
今日、すぐ使いたい!
だから、確実に獲ろうとして・・・余計なことを・・・ああ・・・


そして、10数分後、フォールの際にラインがスーッと出て行くではないか!
キター!と思いきや、なんか感じが違う。
あれ~なんかこの前もこんな感じじゃ・・・・

突然、ジジーーーーーッ!
やっぱり、エイだ~!!
運がいいことにすぐ外れたんだけど、実はちょっとがっかり。
今度はアカエイかな~って、すこ~し期待した自分が(笑)


もう帰ろうかと思っていると、ジョージさん現る!
しばし釣り談義。
少しだけ一緒に竿を振るがノーフィッシュ。
ワタシは喜ぶ間もないほどの速攻バラシがひとつ・・・

ということで、オーシャングリップのデビューは
また次回へ持ち越しに。


ジョージさんはその後、朝マヅメのシーバスへ。
結果はどうだったでしょうか?



あ~あ、ホゲ日記になってしまいました(涙)



ところで、みなさん。
夜釣りのときにはなるべく爽やかな格好で行った
ほうがいいですよ~
たまに当ブログに登場するボウズマンさん(高校からの
付き合いなのですが)は最近、立て続けに2回も警察から
職務質問されましたよ~(笑)


ああ、スッキリした~(爆)


って、今度はワタシがされたりして・・・
そのときにはブログには書きません(笑)


寝よ寝よ。




プチ写真集~北アルプスその1 後編~

2007-07-07 07:03:35 | 山の写真集
前回(ふたつ前の記事)、白馬岳に登って、
2日目に従走開始したところまで文章にしてみましたが、
今回は、その続きを写真とともに綴ってみたいと思います。


2日目はガイドブックでは7時間50分のコース。
しかも、三脚にカメラ2台とレンズ数本など、ふつうの
登山者より明らかに重い荷物。

高山では昼過ぎるとガスが湧いてきて大気が不安定に
なってくる。
当たり前のように夕立ちがやって来て、カミナリが鳴る。
事故を起こさないためにも、早立ち早着きが原則だ。
時間を気にしながら、一歩一歩足にも気を配る。

途中で初日に登ってきた白馬大雪渓を見下ろすことができた。


天狗山荘をスルーしどんどん足を進めていく。
なかなかいいペース。

いきなり急な下り坂に出た。
通称「天狗の大下り」と呼ばれる、標高差300mの下り坂。
それだけ下れば、もちろん同じだけ登らなければならない。


一気に下った後、不帰キレットで一休み。
風の通り道で気持ちがいい。
ずっといると寒くなるくらい。
(キレットとは『窓』という意味でV字型に切れ込んだ場所)
その後、立ちはだかるのは「不帰ノ嶮」と呼ばれる悪場。
『不帰(かえらず)』というのが怖い響きを醸し出しているでしょ。


不帰ノ嶮Ⅱ峰を登る。


途中、幅1mでほどで左右がストンと切れ落ちてる場所
があって這って進んだ(距離は2mもなかったかな)。
この頃にはガスがかかってきて、下が見えなかったのが
怖さを和らげて逆によかったかもしれない。

この後はそれほど難関な場所もなく、濃いガスと小雨の中を
ひたすら歩いた。
ワタシ的にはガスに巻かれた状況、風景も好きなのだけど、
写真で表現しようと思うと非常に難しい。
足元以外何にもはっきり見えないのだから。

ガスで周りが暗くなり、不安が募ってきた頃、
やっと、小屋のソーラー発電機(?)の音が聞こえてきて
ホッとする。

夕方、小屋でご飯をおかわりして食べていると、
すばらしい夕焼けに。
唐松岳頂上山荘付近より剱岳を撮影。


この日の反省は、途中で非常食を食べてしまったこと。
非常食に手を出したということは計画が甘かったということ。
ただ、食べた瞬間にエネルギーが身体に回っていくように
元気になっていくのにはびっくりした。
精神的な効果なのだろうけど。


☆3日目☆

朝からガスで視界なし。
唐松岳から五竜岳までは距離も短く、悪場もない。
ガスが濃いので、ほとんどカメラを出すこともなく
ひたすら歩く。

夕方にガスが晴れ、五竜岳が顔を出したので、
五竜山荘よりカメラだけを持ってピストン。
鹿島槍ヶ岳へ続く尾根がガスの隙間に見える。
来年はこの続きを歩くことを心に決め、小屋へ戻った。
五竜岳の写真も撮ったのだが、CDに焼いてなかったので、
またの機会に公開します。

五竜山荘付近より遠見尾根を望む。


夜、信州大学のワンダーフォーゲル部の主将と話が弾む。
クラブで北アルプス完全縦走中らしかった。
お菓子をあれこれもらったのを覚えている。


☆4日目☆

遠見尾根を下って下界に戻る日。
分岐まで来て、後ろ髪を引かれて、いつまでも
剱岳を眺めていた。
ずっと山の上にいたいと心から思った。
意を決して下りるときは振り返らずに一目散に歩いた。
ところどころにある雪渓が名残惜しい。
そのうち、残雪も姿を消し、ミンミンゼミの鳴き声が・・・
観光客が先ほどまで自分がいた稜線の方向を眺めてる。
ちらと目をやると稜線はガスで隠れていた。
でかいザックを背負った自分が場違いな感じがして
走り込むようにゴンドラに飛び乗った。

町まで下りると、気分が落ち着き、
残りの旅を楽しむ余裕が出てきた。
ザックを背負って電車に乗るのも迷惑をかけるし、
タクシーに乗るとお金が掛かるのと、この旅の
締めくくりとしてはなんだか味気ない感じがしたので、
ヒッチハイクすることに。

長野名物(?)『おやき』を買いに連れてってもらったり、
下界でのヒトとの付き合いも楽しめて、なんとか社会復帰できました。


次の年、2000年には、下りてきた遠見尾根を登り、
鹿島槍ヶ岳へと縦走しましたので、また、写真を公開していきます。


お楽しみに♪

執念は実る・・・か?

2007-07-06 06:29:19 | チヌ
仕事が終わって、チヌの調査へ。

11時頃、いつもの河口ポイントに着き、さっそくCD7を投入。
2投目、バイトあり。
よしよし、反応あるじゃん♪

期待をルアーに乗せてフルキャスト!
が、ルアーは途中で失速しポチャン。
嫌な予感の中、リールに目をやると・・・
やっぱり、ライントラブル。
アバニエギングPE0.8号をバッサリ切るはめに・・・最悪(泣)

ラインが少なくなったので、サブリールのKIX2500を車に取りに行く。
アバニエギングPE0.6号にすでにリーダー12lbを組んである。
ラッキー!
ラインシステムを組む時間が省けた。
目の前にはいい感じの潮目が・・・釣れそう♪

そして、再開2投目・・・
ブチッ!という嫌な音とともにニューカラーのCD7は遥か沖に(涙)
「今日は帰れ」ってことか?

ライントラブルにも負けず、キャスト切れにも負けず、
健気に頑張るワタシ・・・

バイトはあるのだが、超ショートバイト。
しかも、追ってこない。
単発で終わり。

テンションが下がり始めたころ、ゴゴッ!とロッドをひったくる
ような強いバイトがあったものの、それも乗せきらず・・・
潮が緩んで反応がなくなったのを機に一旦納竿。

うまくやったら3匹釣れていてもおかしくない。
野球に例えると、毎回、2,3塁までランナーを出すものの
あと一本が出ずに無得点という感じ。


家に帰り、晩御飯を食べて、リベンジへ。
最近、一日一本のビールを我慢できるようになった(笑)
この悔しさ晴らさずにはいられない。
今日はなぜか頭痛がしているが気持ちは河口へ。
睡眠時間を削ってでも気持ちは河口へ。
「止めてくれるな!行かせてくれ!」って、誰も止めないんだけど(爆)

2時間後、同じポイントへ。
短時間勝負に気合を入れる。
だが、下げになっても状況は変わらず・・・
相性のいいグリ金のCD5にも単発のショートバイトのみ。

そこで、最後の切り札、ARリグ8gアシストフックバージョン
を投入して勝負をかける。
戻りながら撃って行っていると、5投目くらいかな・・・
ゴゴ・・ゴゴ・・とショートバイトの後、ティップが軽く
曲がったまま止まって、なんか押さえ込まれたような感じに。
思い切ってアワセてみると、チヌ独特の引きが♪

上がって来たのは全長40センチのキビレ。
執念が実って嬉しい。

立派な背びれですね!
カッコイイ!


チヌの歯。
これで貝も噛み砕くんですね。


とりあえず、1匹獲れたのですぐに撤収。

んで、帰ってからブログまで書いてるから
睡眠時間は3時間ほどに(>_<)

ま、また雨で釣りできないかもしれないから
行っておいてよかったかな。
雨が降っても行くんだろうけど(笑)









プチ写真集~北アルプスその1 前編~

2007-07-03 04:49:31 | 山の写真集
1999年、お盆休みを利用し、北アルプス縦走に初めて挑戦しました。
今回は、その山行で撮った写真を文とともに公開します。

ルート:猿倉~白馬大雪渓~白馬岳(泊)~白馬三山~
    不帰ノ嶮~唐沢岳(泊)~五竜岳(泊)~遠見尾根

ふつう、このルートは2泊3日ですが、私はゆっくり写真を
撮ったり、良い景色の場所ではのんびり眺めてたいので3泊と
余裕を持ったプランにしました。


☆1日目☆

前日の夜に駐車場に着いて車中泊。
朝、目覚めて外を見ると、北アルプスの岩壁が朝日を浴びて
赤く染まっている。
いわゆる「モルゲンロート」というやつだ!

逸る気持ちを抑えて登山靴の紐を締める。
気持ちもグッと引き締まる。
この瞬間がなんとも言えず好き。

白くて太い帯が遥か上の稜線に向かって伸びている。
日本三大雪渓のひとつ、白馬大雪渓が目の前に現れたのだ。
アイゼンを装着し、深呼吸をひとつ。
そして、一歩一歩進み始める。
ザクッ、ザクッ。
アイゼンの爪が雪に刺さる音が気分を高揚させる。
風が吹き抜けると、冷蔵庫を開けた瞬間のように
ヒヤッとして心地よい。
そして、真っ青な空・・・

実は、大雪渓を登るときの写真はない。
ところどころに存在するクレバスやシュルント
(雪渓の上に開いた溝、穴のこと)や落石なんかを
フィルムに収めていたのだが、ちょっとしたミスで
すべてパーになってしまった(涙)
今でも悔やまれる痛恨のミス。

ここから、写真とともに。

白馬岳は高山植物が豊富なことでも有名。
写真は大雪渓の上にある小雪渓で。




午後3時頃、白馬山荘着。
その頃にはガスがかかり、白馬岳山頂にも立ったが
360度何にも見えず。

真夏にかかわらず、夜は寒い。
昼にTシャツだったのが、夜はフリースを着込み、
小屋にはガスストーブが。
なんか変な感じ。


☆2日目☆

暗いうちに起き出し、外で空を眺める。
星が見えすぎて、かえって星座が見つけにくい。
天の川を英語で「MILKY WAY(ミルキーウェイ)」というが、
うまく名づけたものだと思う。

ヘッドライトを点けて稜線へ。
三脚にカメラをセットし、寒さに震えながら御来光を待つ。
東の空が明るくなるにつれて、カメラマンたちが集まってくる。
みんな同じように三脚の前でポケットに手を突っ込み、
同じ方向を見つめてる。
ワタシの苦手なシチュエーション。

もしかして・・・みんなより先にシャッターを切る。
すると・・・
ワタシの一番のお気に入りの写真が撮れましたv(^^)v



そして、もう一枚。
右上をよーく見ると、南アルプスの向こうに富士山が!
眼下に白馬村の灯かりも。



モルゲンロートに輝く後立山連峰の山々。
杓子岳、白馬鑓ヶ岳、五竜岳、少しだけ鹿島槍ヶ岳。
(白馬岳山頂付近より撮影)


この後、朝ごはんを食べてから、いざ、縦走開始!

初日の大雪渓は人が多く、特にツアー登山者が多くて、
人の声が絶えず耳に入ってくる状態だったのだが、
従走路に足を踏み出すと人もまばらになり、
自分の足音が大きく感じられる。
一歩一歩、大地を歩いてる実感。
風の音と時々聞こえる鳥の声。
目の前に誰の姿もない。
後ろを振り向いても誰の姿もない。
眼下には雲海が広がってる。
白い残雪を抱いた山が連なっていて(まさに「山脈」)
頭上には蒼い空がどこまでも広がっている。
この先はすべて自分の判断に委ねられる。
ワーッ!と叫びたくなるような開放感とともに、
ピリッと引き締まるような緊張感も。
五感が研ぎ澄まされていき、危険を察知するための
アンテナがスーッと伸びていく感じ。
ふだん、どれだけ平和ボケしてるか、周りの判断に委ねて
生きてるのか痛感する。
人間にも野生動物並みの察知能力が備わってるはずなのに、
ほとんど使われることもなく眠ってしまってるのだろう。




後半へ続く。