ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

けなげに伸び始めています。

2018-02-23 06:25:22 | 日記
《「裁量労働制に関する厚生労働省のデータ」に「異常な数値が新たに87事業場で
117件見つかった。」》(毎日新聞2月22日)
とのことです。
最近は、この手のニュースに驚くというより、「やっぱり」と、変に肯定してしまうのです。
もちろん怒ってはいますが。

14日に、安倍首相は このデータを引用した国会答弁を撤回していますが、
「データを撤回すると言ったのではなく、答弁を撤回した」
とする安倍首相の もの言いも、いつもの様に人を食ったものでした。

加藤勝信厚労相は、
〈裁量労働制の対象拡大を2019年4月から20年4月に1年延期する案を報告し、首相は容認。
「しっかり自民党内の理解を得るように」と指示した。〉
とも報じられました。

施行時期の延期などと姑息な手段を取らずに、裁量労働制に関する労働時間の再調査を、
しっかり(安倍首相は、「しっかり」という言葉が大好きなはず)行い、この法案の国会提出は
見送ってほしいと思います。
この法案、働く側にとっては「悪い」法案としか私には思えません。

日差しが、強くなって来ました。
厚手のコートは脱いで出かけたいのですが、風がつめたーい。
でも、『北海道物産展』に行って、豆や昆布などを買ってきました。
トラ豆・白いんげん・あずき などなど。

豆のストックがあると、何か安心するのです。
豆に限らず、食料品を ある程度買い置きしておかないと落ち着かないのは、モノの無い時代に
育ったからでしょうか。
近所に住む孫夫婦の暮らしぶりを眺めますと、あまり「買い込み」はしないようです。
昭和と平成生まれの相違でしょうか。

家に戻ってから、庭の土を少しいじりました。
草花の芽が健気に、本当に けなげに伸び始めています。

  《・・・・・・・・・・・・
   自分の庭にしゃがむがいい。
   そのほうが、わたしの目にうつる春のながめは、かえって大きい。
   立ち止まればいいのだ。
   そうすれば、ひらいた唇としのびやかなまなざし、やわらかな指とさしのべた腕、
   生まれたものの弱々しさと、生きようとする意志の不敵なひらめきを諸君はみるだろう。
   そして、そのとき、諸君の耳に、はてしもなくつづく芽の行進のどよめきが、
   かすかにきこえるだろう。》
            (カレル・チャペック『園芸家12ヵ月』 小松太郎 訳より)

目を上げたら飛行機雲が・・・・・
あれっ、今飛んで行ったのは ツグミ ?
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こんな支援者になってみたい

2018-02-22 06:15:41 | 日記
《僕は一度も、「勝て」と言ったことはない》
と話すのは、スピードスケート・500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手に
手を差し伸べ、支え続けてきたという長野県松本市の相沢病院の最高経営責任者・相沢孝夫氏。

かっこいい!
そう思いました。
私も、そんな言葉をクチにしてみたいと。
〈「広告塔」として期待したわけではなく、「スケートに打ち込みたい」という真っすぐな瞳に
心を打たれた〉
と、まだ肩書もない小平選手への支援を決めたとのことでした。
もう一度、
かっこいい!と。

私が支援のために力を貸したりしたものなら、陰に陽に、励ましの言葉を装って、
「期待」という重荷を押し付けてしまうことでしょう。
「ありがとうございました」
と、目を潤ませていた小平選手に、心から、
「良かったね おめでとうございます」
と申し上げます。

さて、
『君たちはどう生きるか』(原作 吉野源三郎)
戦時中に出版されたこの小説の漫画版が、昨年の夏に発売されてから170万部の
発行部数となり、新装版の小説と合わせると210万部に上るとのことです。

池上彰氏も、NHK 100分de名著の別冊版を出し、
「いま、君たちに一番に呼んでほしい本」
として、推奨しています。

漫画版を見たかったのですが、書店では、漫画版はカバーがなされていてページを
繰ることができません。
手に取って、定価や装丁を矯めつ眇めつ、新装版を買いました。
ついでに、池上彰氏の別冊版も。

『君たちは どう生きるか』
著書の結びの言葉です。
齢(よわい)80を越す私にとっても、いつも問われ続けている課題です。
                          〈ゴマメのばーば〉
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Jアラートの発信をしなければいけないかも・・・・・、

2018-02-21 06:30:11 | 日記
裁量労働制を巡る厚生労働省のデータが国会でも問題になっています。
野党からは、
「都合のいいデータを捏造では」
との疑念が出ています。
私も否定はできません。

政治の世界に限らず、間違いのデータを誤って使用してしまったなどということは、
よくあることではあります。
でも、政府が今国会一番の重要法案としている案件ですから、やっぱり単なる「誤り」では
片付けられない気がするのです。
有能な方々が作成する資料です、単なる「誤り」などとは常識的に考えられません。
意識的に「官邸」を忖度しての資料かも・・・・・などと疑ってしまうのです。

  《裁量労働制は、仕事のやり方や時間配分を自身で決定できる労働者に対象が
   限られる。
   ただ、年収や雇用形態などの要件はなく、契約社員や最低賃金で働く労働者にも
   適用が可能だ。
   仕事量が多ければ長時間労働は避けられず、厚労省によると、2011~16年度に、
   裁量労働制で過労死したと労災認定されたのは22人、精神疾患による認定は39人に
   のぼる。
   労働問題に詳しい市橋耕太弁護士は、
   「裁量労働制は労働者にはメリットが少ない。みなし労働時間になると使用者側の
   時間管理がおろそかになり、長時間労働が放置される可能性がある」
   と強調する。》(毎日新聞2018年2月20日 )
とも論じられています。

政府は、「この資料にのみ依拠した法案ではない」として、今国会での成立を
図りたいようですが、私は、問題になっているデータにかかわらず、この法案に反対です。

昨日の朝、米軍三沢基地所属のF16戦闘機のエンジンから出火するトラブルがあり、
同機は、補助燃料タンク2個を基地の北側にある小川原湖に投棄したとのことです。

またですか。
けが人や被害が出たとの情報は入って来ませんが、沖縄での事故が相次ぐ中、
アメリカ軍は、一体どうなっているのでしょう。
そして、日本政府も。

小野寺防衛相は、
  『飛行は十分に安全確保した上で行うのが基本。米軍に原因の説明を受けると共に
   再発防止を伝えたい』
と、記者会見で語りましたが、こうした言葉の対応は聞き飽きました。
周辺では当時、約10隻がシジミ漁をしていたとのことです。
落下点に最も近い漁船は、約200メートルしか離れていなかったとか。
北朝鮮のミサイル発射に限らず、米軍機が飛行する際は、Jアラートの発信をしなければ
いけないかもしれません。

安倍政権さま。
日本国民の安全を、しっかり守っていただけませんか。
                      〈ゴマメのばーば〉
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心の ふるさと

2018-02-20 06:15:16 | 日記
教会暦では2月14日からレント(受難節)に入りました。
牧師先生が、八木重吉の詩を紹介。
私たちの〈もどってくる ふるさと〉について、話して下さいました。
     『心よ』
               八木重吉
      こころよ
      では いつておいで

      しかし
      また もどつておいでね

      やつぱり
      ここが いいのだに

      こころよ
      では 行つておいで

若い頃、私はキリスト教の洗礼を受けました。
ただ一筋に信仰の道を歩み続けて来た、とばかりは言えません。
いろいろ、紆余曲折もありました。
教会から距離を置いてしまったこともありました。

60歳近くに、病を得ました。
少し早いけれど、「死」も覚悟しました。
そして、私は「こころの ふるさと」に戻ってきました。

あれから20年。
今、生きています。
誰もいない午後の教会の礼拝堂で、一人安らいでいる時、ふるさと に居るような気がして
安らいでいます。

いつも、訪問させて頂いているブロガーさんが、鹿児島方面へ旅行をなさって、
〈雲の上の飛行機雲〉を見たと記されていました。
高所恐怖症の私は、恥ずかしながら飛行機には、よう乗りません。
乗れません。
でも、そんな雲を眺めたくはあるのです。

青空も広がっているのですが、風に雪が飛び交い、雪も走っています。
そんな空を見上げ歩きながら、こんな詩も思い起こしていました。

      『雲』
                 八木重吉
       くものある日
       くもは かなしい
       くもの ない日
       そらは さびしい


フィンランディア賛歌 = シベリウス
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心からの拍手を。

2018-02-19 06:24:18 | 日記
  《中国IT大手・騰訊控股(テンセント)は、17日までに、春節(旧正月)の大みそかに
   当たる15日に、同社の通信アプリ「微信(ウェイシン)」を使い「紅包」と呼ばれる中国の
   お年玉を送った利用者が6億8800万人に上ったと発表した。》
                               (毎日新聞2月18日)
中国ではスマートフォンを使った決済サービスが普及しているとのことですが、
お年玉まで、とはビックリ仰天です。

もう 50年以上も前のハナシです。
お正月や お盆が来ますと、我が家の子どもたちは、親せきの おじちゃん・おばちゃんから、
お年玉や お小遣いをいただきます。
私もまた、親せき筋の甥・姪たちに年齢相応の お年玉等を渡すことが慣例となって
いました。
当然、出費は それぞれの親たちの財布から賄われるわけです。

当時、長男は小学校の低学年。
お正月の時の長男の提言です。
 〈まず、それぞれの親が、甥・姪に渡す お年玉の総金額を算出する。
  それぞれの家の算出額を親たちの間で相殺し、差額を生じた場合の金額を
  該当する親に支払う。
  子どもたちは、自分の親から贈り主の目録を添えた お年玉の総額を一回に受け取る。〉
と言う内容でした。
長男曰く、
「その方が、一回で済むから いいじゃん」
「何となく いっぱいもらった、と言う気になるし・・・・・」
と。
そんなやり取りがあったことを懐かしく思い出して、一人笑ってしまいました。

世の中、ドンドン変わってきて、中々ついていけないことが多くなりました。
でも、嬉しいニュースも。
羽生結弦選手・宇野昌磨選手。
美しいものを見せていただきました。
羽生選手は、足が全快することを祈ります。

藤井聡太さんも おめでとうございます。
『自分が切り捨てた手も、ソフトはもっと深く読み、いい手とされることが多い。
視野を広げて読む必要がある』
と、語られたとか。
将棋のことなど何も解からない私ですが、この柔軟さに脱帽します。
心から拍手を送ります。
もっと もっと 強くなれるでしょう。

そして、小平奈緒選手 36秒94の五輪新記録。
おめでとう。
                    〈ゴマメのばーば〉
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