ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

散歩道で佇むことが多くなりました。

2023-07-02 07:13:02 | 日記
九州や山口では、大雨の被害がでています。
テレビの画像から見る雨脚の激しさを見るだけでも恐ろしくなり、息が詰まりそうになりそうです。
この頃の過激になって来た自然現象は、私たち人間存在に負うことが大であることを考えますと、他の地球上の動植物にも申し訳なく思います。

NHK朝ドラ『らんまん』を毎日楽しみに観ています。
何事にも影響を受けやすい性格だからでしょうか、この頃、散歩道で佇むことが多くなりました。
名も無い草花を、じっと眺めていたり、時々はそっと触れて見たりもして。

   『道』
          谷 郁雄
   草や木のように
   生きてみたら
   いいんだと思う
   草や木には
   なれないけれど
   草や木の姿を眺めていると
   大きな悩みも小さくなって
   あとにはただ風の音
   一体どれほどの
   時間が流れ流れて
   ぼくらはここにいるのか
   草のように生きて
   木のように死んでゆく
   それがぼくの理想だけど
   子供の頃には
   ヘビやカエルを殺してしまったし
   他人の悪口も
   平気で口にしてきたし
   要するに
   自分のことしか考えてこなかった
   反省しながら
   草や木を眺める
   何も答えてくれない草木の世界に
   夏へと続く
   一本の道があり
   人はその道を
   言葉の杖で歩いて行くしかない


《人はその道を 言葉の杖で歩いて行くしかない》
私の好きなフレーズです。
「そうそう そうですよね」と、道端の背丈の伸びたヨモギの葉に触れ、語りかけながら、ちょっとだけの散歩をしました。
乱れた雲が、空に散らかっていました。
コメント
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