多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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尖閣侵攻されたら米国が助けてくれると思うのは甘い

2021-03-10 | 政治つぶやき 令和3(2021)
先月末、尖閣について日米間で微妙なやり取りがありましたが、尖閣に対する米国の立場を要約すると:

―米国は尖閣の日本の施政権は認めているが主権については特定の立場をとらず日本の領土とも明言していない。しかし現状変更には反対であり安全保障条約第5条の対象である―

米国の立場を平たく言えば:

今は一応日本が踏ん張っているから中共が手を出すのは認めないが、もし日本がヘタレて逃げたりしたらそのときはそのときで考えさせてもらうわ…。

こんなところでしょう。
米国は尖閣が日本の領土と認めているわけでなく、中共が侵攻してきたら米国が助けてくれる保証はどこにもないととるべきです。

以前から言われていましたが、尖閣に中共が侵攻したら日本がまず何とかしなければ米国は動かないこと、今回も改めて確認することとなりました。
微妙なやり取りと書きましたが、やり取りで米国のこうした立場が浮かんできたので岸防衛相は目下不安解消に頑張っているというところでは。

それにしても自国の主権や領土を米国に認めてもらえれば安心という発想がそもそも甘過ぎます。
本来なら自国が守るしかないのですが、それに触れれば話が長くなるので今日はここでオシマイ。

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