多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

「プチ日本的」だから落語人気?

2017-02-09 | Weblog
落語がブームだそうですが、最近寄席には行っていないので実態は分かりませんが、それはさておきテレビの放送は増えているようです。

歌舞伎や文楽に比べ落語は日本の伝統芸能の中では確かにバリアが低い。

そこで落語人気の理由を想像して列挙すると

話し言葉。

侍や公家僧侶でなく一般人目線。

上と関係しますが、主君のためには腹を切って我が子を殺しみたいな超日本的なのがない。

舞台と客の間に距離がある。

歌舞伎文楽にあって落語にないものを並べた形にもなりました。

要するに落語には歌舞伎文楽にある「日本毒」みたいなものがないということになりますが、大きいのは後半の二つでは。

忠臣腹切りは暗く日本的なものの最深部の一つです。

次の歌舞伎文楽浪曲みたいに舞台からグリグリ押し込んで客も一体化のパターンではない点、ある意味近代的です。

ディープ日本の核心部までは到達してない分、プチ日本的で、これで確かに今の人に向いているのでしょう。

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トランプの数少ない理解者? 安倍首相

2017-02-09 | Weblog
安倍さんとトランプ、仲が良さそうとか。

日本の左翼はそれがうらやましいのか気に食わないようですが、地球全体敵だらけのトランプにとって数少ない理解者ということは有利な立ち位置には違いありません。

安倍さん、プーチンとかフィリピンのドテ大統領とか、まわりは敵だらけの強権指導者と付き合うのがうまいようです。

安倍を持ち上げるわけではないが、数少ない理解者というのは大体先見性があります。

ただ理解者というのはギリギリ近づいてはいても共感同調者や同志とはあくまで別物。

安倍政権の基本立ち位置はEUや米国エスタブリッシュメントと同じ既成グローバリズムでしょう。

しかしその基本的立場は保持しながら反グローバルのトランプにギリギリ接近している。

世界の大勢はいずれ反グローバルに向かうでしょう。

その流れのなかで軸足は既成グローバリズムだが反グローバルにも目を向けている。

実に危なっかしい二股ですが、これがうまくいけば大成功だがサテどうなるか?

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