golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

コーツ「弦楽四重奏曲第9番、独奏ヴァイオリンのためのソナタ」他、クロイツェルSQ.

2013-01-13 22:45:58 | Weblog
今日は休日出勤。

静かなオフィスで、資料作成は休みの日の方が捗ります。

お気に入りのスパゲティ屋さんに、タバスコ(正確にはとろみのある別ブランド品で、こちらの方が好き)をたっぷり掛けた超大盛を食べるのも休日出勤の楽しみ。

簡単な資料2つと来週の出張準備。

これが目的で出勤しましたが、ついで来月初めの会議用資料の「一部」も作成出来たのが収穫。

会議用資料の本編は他の人が作成してくれることになっていますが、今日作ったのは「受け狙い」の数ページ。

硬い発表じゃ詰まらないでしょ。

パワポのアニメーションも駆使して、それなりに受けが取れそうなものが出来ました。

さて、肝心の本編の内容を来週詰めなくては。(汗)

クロイツェル四重奏団、ロデリック・チャドウィック(ピアノ)(NAXOS盤)

1.弦楽四重奏曲第9番(2007年)
2.独奏ヴァイオリンのためのソナタ(2000年)
3.ピアノ三重奏のための抒情組曲《ひばりの中から-あなたは音楽を見つけるだろう》(1996年)

是非とも聴いてみたかったグロリア・コーツ(1938~)。

アメリカの女性作曲家です。

CPOレーベルのカタログだったかと思いますが、「女版ペッタション」との表現がされていたのが、強烈に記憶に残っています。

確か、「明と暗」というタイトルの交響曲の紹介でしたが、「明と暗と言うより、暗いところと更に暗いところをうじうじしている音楽」といった表現がされ、悲痛、沈鬱で長大な交響曲を書き連ねたスウェーデンの作曲家アラン・ペッタション(1911~1980)になぞらえていました。

先日、タワレコのワゴンセールを覗いた際、真っ先に「グロリア・コーツ」の文字が目に入り、このCDを手に致しました。近くにあったのが輸入盤ばかりでCDジャケットの背でパッと目につくのがこれしか無かったという事情もありますが。(笑)

「このアルバムを全て聴いて気分が悪くなるか?それとも、ついついもう一度聴いてしまいたくなるか?」という何とも魅力的なキャッチコピーにも惹かれました。

「弦楽四重奏曲第9番」は、不安感を煽るような低弦の上に、蚊の鳴くようなヴァイオリンのキーキー音が印象的な作品。

上昇するグリッサンドが特徴的な作風らしい。

飛行機に乗って上昇しているかのような音響や、手漕ぎ舟に揺られる感覚も楽しめます。

「独奏ヴァイオリンのためのソナタ」は、微かなメロディらしきものも聴こえ、バッハ、バルトークと連なるヴァイオリン独奏作品の延長線上を感じる、やや古典的趣きもある崇高な作品。

とは言っても、現代音楽ではありますが…。

この曲、結構気に入りました。

「ピアノ三重奏のための抒情組曲《ひばりの中から-あなたは音楽を見つけるだろう》」。

陽光の下、ひばりが飛び交う抒情的な光景は想像しないでください。(笑)

しかし、この3曲の中では一番馴染み易い曲でしょうか。

寂しい曲調の中にも息の長い優しいメロディも聴かれ、どこかアルヴォ・ペルトをも思わせます。ペルトの音楽の温度を少し上げた感じ。(?)

ピアノのトーンクラスターや内部奏法も効果的に使用されています。

この3曲に関して言えば、ペッタションよりはだいぶ「安全」な音楽。

「ついついもう一度聴いてしまいたくなって」しまい、今日3回聴きました。

ちょっと危なそうな「明と暗」も是非聴いてみたいですね。

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