AVに15歳を派遣した疑い、芸能プロ社長ら逮捕 (朝日新聞)
(2006年7月28日 03時03分 朝日新聞)
福岡県警は27日、福岡県の少女(16)をアダルトビデオ(AV)制作現場に派遣したとして、東京の芸能プロダクション社長ら2人を労働者派遣法違反の疑いで逮捕した。少女は住民基本台帳カードを不正取得し、成人女性になりすましてビデオに出演していた。
気になるのは後段の部分
少女は昨年2月、福岡市で拾った沖縄県の成人女性の健康保険証を元に、航空会社の会員カードを取得。これらを身分証にして昨年12月、都内でこの成人女性名義の住基カードを不正取得して、AVメーカーに年齢を偽っていたとみられる。
住民基本台帳カードって、そんな簡単に取得できちゃうんですね。
これだけじゃよく分からないのですが、都内への住所変更をどうやって証明したんでしょうか。
「航空会社の会員カード」での確認というのも相当ズサン、というか、本来データの元になるべき方が伝聞みたいな資料を参考にするというのは本末転倒な感じがします。
それと、この少女が知恵があるのか、バックに入れ知恵する奴(このAV会社社長とか?)がいるのか、相当本人確認が甘いのか、そっちの方が問題が大きそうです。
AV会社社長がグルでないとしても、住基データのチェックをそういう刑事罰を逆インセンティブにして民間企業がやらなければいけない、というのでは「基本台帳」の意味がないですよね(それこそ個人情報保護の問題もあるので本人の言う事の裏をとるにも限界がありますし)。