一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

宮古島交通事情 (宮古島の話 その2)

2006-07-27 | うろうろ歩き

※時事関係のエントリと互い違いになってしまってますが、宮古島関係の最後のエントリ(予定)です。



石垣島もそうだったのですが、宮古島でも「制限速度」が字義通りの意味を持っていて、皆非常にのんびりと車を走らせます。

ただ宮古が石垣と違うのが、その他の交通ルールを守らないこと。
特に一時停止や優先道路はお構いなしに、路地からスーっと出てくる車が多いそうです。
また、ウインカーを出さずに右左折するのも多いそうです。
僕はそこまで激しいのは見かけなかったのですが、確かに交通量が少ないので、見通しのいい交差点などでは一時停止でなく徐行というのが多いです。

あと、路上駐車の仕方で「宮古停め」というのがあります。
これは道のどちら側だろうと自分の車の進行方向優先で停める駐車方法のことをいいます。
センターラインのある交互通行の道で、進行方向の右側に自分の用事のある家があった場合、Uターンなどはせずに、そのまま斜めに対抗車線を横切り、右側の家の前に反対向きに駐車してしまうやり方です(これは2,3件見ました)。

また、台風のときも、風速40m/sまでなら車を運転するそうです(それを超えるとさすがに危ない、とタクシーの運転手さんも言ってました)。
特に風速30m/sを超えると歩くのに支障が出るしすることもないので、飲みにいこう、ということになるとか(もちろんタクシーか帰りは運転代行です)。


こういうところなので今年に入って大きな事故が続けて起こったため、滞在中は交通安全週間だったこともあり、沖縄本島からも応援のパトカーや白バイ(この炎天下に白バイ、というのもご苦労様ですが)が宮古入りしてたそうです。


でも、普段の宮古島の交通安全を守るのは、これ









宮古島のいたるところにいます(特に東部の旧上野村周辺に密集しています)

このおまわりさんの形をした人形は、昔(昭和40年代?)全国的に導入されたのですが、今はほとんど見かけません。
しかし、宮古島ではきちんとメンテナンスしているようで

このようにペンキを塗りなおしたものも多く、真夏の直射日光にも負けません。

ヒゲをはやしているのは宮古島オリジナルのようです。
ちょっと目つきが危ないあたりも注意を引きますね。


また、台風が直撃すると強風で倒れてしまう事もあるようですが、すぐちゃんと元に戻されます。先ほどの上野村には台風のときに転んだ拍子に真中で2つに折れてしまったものもあったのですが、ちゃんとセメントで接着しなおして傷跡も痛々しくがんばっているおまわりさんもいます。

そして、地元の無料観光情報誌「宮古島タウンガイド」によると、このおまわりさん、立派に名前まであるそうです。その名も

「みやこまもる」君


日夜宮古島の交通安全に奮闘しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする