チラシの裏

当ブログでは、主観を重視した文章がエターナル。 裏と表が合わさり最強に見える。

うみねこEP2 その7

2009年07月29日 18時38分33秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
あぁん、幻想描写ぅぅぅぅ!!!ぺろぺろ



夏妃の霊鏡
源次、紗音、郷田は、使用人室での事件の詳細を譲治に話す。

3人ぐるみで譲治を騙しているようにも見える。

郷田は、夏妃の持つ魔除けの霊鏡を思い出す。
譲治は、夏妃の部屋にあると思われる霊鏡を手に入れようと発案する。
夏妃の部屋を開錠するためには、マスターキーか夏妃の鍵が必要なので
夏妃の遺体から鍵を手に入れる計画を練る。
源次は、このまま厨房で待機すると言う。
譲治、紗音、郷田は礼拝堂へ向かう。
3人が出て行った後、配膳台から黄金の蝶が現れる。
源次は、ナイフを投げて蝶を仕留め、何事も無かったようにチェス盤に目を落とす。


譲治たちを何者かが追って行ったことの暗喩だと思われるが、源次の思惑が読めない。

源次は、その何者かを阻止しようとしたのか。

やはり源次が犯人で、源次自身が追っ手なのか。

源次が何者かと共謀しているのか。

礼拝堂の扉は施錠されていて入れないので、窓を割って侵入する3人。
紗音は、夏妃の遺体から夏妃の部屋の鍵を手に入れる。
テーブルの周りから、無数の黄金の蝶が現れ、紗音を覆い尽くそうとする。
3人は、黄金の蝶を払いのけつつ、入って来た窓から脱出しようと試みる。

譲治「扉から出よう!!足場を探してる時間なんかない!」
窓からの脱出が難しいと判断し、扉を開けようとする。
紗音「・・・あ、・・・開かない・・・!固い・・・ッ!」
譲治「貸して!!くそ、このオンボロが・・・、んんんんんッ!!」
譲治は壊れかかった摘みと奮闘する。
ガタが来てうまく回らなくなっているのだ。
力任せじゃ駄目だ、ちょっとした角度とかコツの問題なんだ・・・。


「壊れかかった摘み」というのが、第一の晩、礼拝堂密室のヒントではないだろうか。

「ちょっとした角度とかコツの問題」で、外から鍵を使わずに施錠できるのではないだろうか。

朱志香の部屋の密室
部屋の外から鍵を使わずに施錠するようなカラクリも通用せぬぞ。

使用人室の密室
扉は鍵を使用せずに外から施錠する方法は存在しない。

このように、他の密室定義では

「外から鍵を使わずに施錠する方法」を赤字で否定されているが

礼拝堂の密室のみ、「外から鍵を使わずに施錠する方法」が否定されていない。

第一の晩、礼拝堂密室の推理 「外から鍵を使わずに施錠した」 有効です。

郷田は、テーブルの上に浮いて笑っているベアトリーチェと目が合う。
やっと扉が開き、3人は脱出に成功。そのまま傘をささずに駆け出す。

彼らは振り返らなかったから気付かなかったが、黄金の蝶たちは
雨の中では思い通りにならないらしく、三人をうまく追うことができなかった。


黄金の蝶の正体について、ヒントになる描写だろうか。

鍵を開け、夏妃の部屋に入る。
霊鏡が入っていると思われる箱を発見するが、鍵が掛かっていて開かない。
郷田は、扉が開けっ放しだったことと、追っ手の気配があることに気付く。
追っ手は、黄金の蝶と山羊頭の従者6人を率いるベアトリーチェ。
郷田は、扉を閉めて施錠したが、なぜか施錠が元に戻ってしまう。
扉を擦り抜けて手が現れる。
「物凄い速度で何かが部屋の中を跳ね回る音」が聞こえ、郷田の胸に杭が打ち込まれる。
そのまま郷田は仰け反って倒れた。
扉が開き、ベアト、山羊頭の従者、黄金の蝶が侵入して来る。
黄金の蝶が譲治に襲い掛かるが、紗音がバリア?で譲治を護る。
ベアトの攻撃?をバリアで懸命に耐えるが、力尽きて破られてしまう。

紗音「譲治さん、お願いが。」
紗音は後ろの譲治の手を握り締める。
だから譲治も同じくらい力強く、その肩を抱き締める。
譲治「何だい。」
紗音「最後に、・・・愛してるって、聞かせてください。」
譲治「あぁ。・・・紗代、僕は君を永遠に

ここで場面が切り替わるため、何が起こって死亡したかは不明。
①夏妃の部屋もまったく同じだぞ、いつもの通り!
②扉も窓も内側から施錠されていた。
③如何なるイカサマも細工もなく、そして隠された通行手段もなければ隠れる場所もないッ!
④夏妃自身の鍵は譲治のポケットに入って、室内に閉じ込められていた。
⑤あとは5本のマスターキーしかないが、それは全て“楼座”が持っているッ!
EP4①マスターキー全ては楼座が管理した!
EP4②楼座がマスターキーを管理して以降、それら全ては一度たりとも彼女の手を離れていない!
   夏妃の部屋を開錠した時に戦人に貸し出した際を除いてね。



EP2 第四~六の晩

本当に密室だったか?

①夏妃の部屋もまったく同じだぞ、いつもの通り!

何と「まったく同じ」で「いつも」が何なのか明確でないが、

戦人が開錠するまで確かに密室だったようだ。

密室を工作できる人物は?

夏妃の鍵かマスターキーがあれば、誰でも開け閉めできる。

④夏妃自身の鍵は譲治のポケットに入って、室内に閉じ込められていた。

夏妃の鍵を触れるのは、譲治、紗音、郷田のみ。

⑤あとは5本のマスターキーしかないが、それは全て“楼座”が持っているッ!
EP4①マスターキー全ては楼座が管理した!
EP4②楼座がマスターキーを管理して以降、それら全ては一度たりとも彼女の手を離れていない!
   夏妃の部屋を開錠した時に戦人に貸し出した際を除いてね。


マスターキーを使えるのは、楼座のみ。

仮に、嘉音、熊沢、南條が生きていたとしても、この3人には不可能。

さらに、

②扉も窓も内側から施錠されていた。
③如何なるイカサマも細工もなく、そして隠された通行手段もなければ隠れる場所もないッ!


「内側から施錠されている」ということは、マスターキーを持つ楼座にも不可能。

それ以前に、イカサマも細工も無ければ、外にいる者は誰であっても不可能ということに。

もう、これが答えである。

中にいる譲治か紗音か郷田が施錠した。

この場合、相打ち殺人か心中か無理心中しか手段が無い。

動機に筋が通れば、この推理の確実性が増すだろう。



またまた続きます。長い・・・。

うみねこEP2 その6

2009年07月29日 03時19分06秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
EP2面白いよEP2。



使用人室での出来事を推理
源次、紗音、郷田は客間にいる楼座へ報告しに訪れる。
全員で使用人室を確認する。
南條と熊沢の死体が無くなっている。
出るときに施錠したはずの使用人室から、死体が消えているのはおかしいと言う。
楼座が魔女の封筒らしきものを見付ける。
中には魔女の手紙と、マスターキーが2本入っていた。
南條が朱志香のポケットから回収したマスターキーと
熊沢が持っていたマスターキーだ。

戦人「この部屋の本来の鍵である“使用人室の鍵”はどうなっている?!」
うむ。それなら①使用人室の奥のキーボックスに収められているぞ。
使用人室の鍵は数本あるが、②その全てがキーボックスに収められている。
③出入りは唯一の扉と唯一の窓から以外は不可能。
 そしてそれらはいずれも施錠されていた。
④扉も窓も、施錠時には如何なる出入りも許さない。
⑤扉の開錠は使用人室の鍵とマスターキー以外は不可能。
⑥この部屋には、お前たち以外は存在しない。
 お前たちの定義とは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音のことを指す。
 よって、朱志香の部屋の件、そしてこの使用人室の件の両方について、
 そなたが認識していた以外の人間は存在しない。誰も隠れていない。
⑦扉は鍵を使用せずに外から施錠する方法は存在しない。
⑧窓については外からは如何なる方法でも施錠する方法は存在しない。
⑨マスターキーは5本しかない。



EP2 第七~八の晩

本当に密室だったのか?施錠方法は?

③出入りは唯一の扉と唯一の窓から以外は不可能。
 そしてそれらはいずれも施錠されていた。
④扉も窓も、施錠時には如何なる出入りも許さない。
⑦扉は鍵を使用せずに外から施錠する方法は存在しない。
⑧窓については外からは如何なる方法でも施錠する方法は存在しない。


楼座たちが開錠するまで完全な密室だったことが分かる。

扉から出て、鍵を使って扉を施錠して密室になったか

何者かが隠れ潜んでいて、中から施錠して密室になったか。

⑥この部屋には、お前たち以外は存在しない。
 お前たちの定義とは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音のことを指す。
 よって、朱志香の部屋の件、そしてこの使用人室の件の両方について、
 そなたが認識していた以外の人間は存在しない。誰も隠れていない。


扉から出て、鍵を使って扉を施錠し、完全な密室になった。

扉の施錠ができる者は?

使用人室の鍵か、マスターキーを持てる者なら誰でも可能だが、次で言及する。


源次、紗音、郷田が「使用人室から出て施錠して客間へ向かった」というのが真実だと仮定すると

その後に何者かが「開錠して部屋の中から死体を運び出して施錠した」ことになる。

扉の開錠ができる者は?

⑤扉の開錠は使用人室の鍵とマスターキー以外は不可能。

鍵を持てる者なら誰でも可能だが、複数存在する使用人室の鍵は

①使用人室の奥のキーボックスに収められているぞ。
②その全てがキーボックスに収められている。


使用人室の鍵は部屋の外に存在しないのでマスターキーを持てる者だけが開錠可能。

⑨マスターキーは5本しかない。

2本は密室である使用人室内にあり、3本はそれぞれ源次、紗音、郷田が持っている。

楼座が自作自演で、密室内にあったフリをして魔女の封筒を置いていた線も疑えるが

客間にいる楼座が南條と熊沢からマスターキーを回収していたことになるので、その線は難しい。

となると、2本は密室内にあるので源次、紗音、郷田のみが開錠可能ということになる。

開錠できるのは「使用人室から出て施錠して客間へ向かった」本人のみということになる。

同じく、施錠できるのもマスターキーを持つ源次、紗音、郷田のみとなる。

ゆえに、「開錠して部屋の中から死体を運び出して施錠した」のは源次、紗音、郷田の共犯である。



疑われる使用人

上記の推理には一つの疑問が残る。

この密室トリックでは、自身のアリバイが疑われてしまう恐れがある。

朱志香の部屋もそうだが、マスターキーを疑うと密室が機能しない。

わざわざ危険を冒してまで密室トリックを工作した理由とは?

前回の推理(源次らが南條と熊沢を殺害したが、想定外の殺人だった)が正しければ、

苦し紛れのお粗末な密室トリックゆえに穴があった、という一応の筋が通るかもしれないが

イマイチ面白くない。

南條と熊沢を計画的に殺害したのか、突発的に殺害したのか、という問題はひとまず置いておく。

重要なのは、「密室トリックを工作した理由」と「それによって誰が得をするか」だ。

その後の展開を追って考察してみる。

行方不明の南條と熊沢はアリバイが無い。
死体が見付からない限り、本当に死んでいるか疑わしいと楼座が言う。


TIPSを見ると、2人は死亡扱いになっているので、

死んでいるのは真実で、犯人の手によって死体が隠されたと考えられる。

源次、紗音、郷田も、マスターキーを持っているせいでアリバイが無い。
楼座は、使用人たちを容疑者と断定し、マスターキーを全て取り上げる。


マスターキーが無いと、行動に制約が生じる。

この結果だけを見れば、デメリットにしかなっていないが、

次に密室殺人が起きた場合、マスターキーを持たない者は、逆説的に容疑者から外れる。

これを狙って、わざと容疑者に成り下がったという線も考えられる。

この後、実際に密室殺人が起きるわけだから。

源次、紗音、郷田は、厨房へ戻る。
楼座、戦人、真里亞は、客間へ戻る。
譲治は、紗音とともに厨房へ行くことを選ぶ。


この後、譲治、紗音、郷田は死んでしまうことになるが

この展開から思い出されるのは、狼と羊のパズル。

使用人側が狼で、右代宮側が羊だとすると、

厨房には 狼が3人、羊が1人。

羊は狼に食べられてしまいました。

しかし、加害者であるはずの狼も2人死んでしまった。

安直に考えれば、生き残った狼が犯人となるが、はたして?




次回に続きます。