今季一番の寒気ということでとても寒い一日であった。
そして各地に積雪があったようだ。
この辺りは無かったが、ちょこっと雪のことを考えた。
雪の結晶というのは必ず6角形になるようだ。
水分子が凝集していくときに水素結合という引き合う力が
働くのでバランスにより6角形の結晶になる。
結晶はとてもきれいだ。幼いころに降ってきた雪が
結晶の形で掌に降りてきて、すごくきれいだ、と
子供心に感心したことがある。
そして雪というのは一面を真っ白にしてくれるので
神秘的な景色を作りだす。その景色は吸音材の役目を
果たす雪によってシーンとした景色も作りだす。
雪の中には空気層が含まれているので綿みたいなものを
イメージしてもらうといいのだが、音を吸収するのである。
真っ白で音を吸収する場所というのは何とも魅力的ではないか。
その白くする雪というものには厚みもある。
ものの見え方というのは、厚みというのもしっかり認識される。
例えば、鉄などでペラペラの鉄と厚みのある塊と表面だけ
見ても感じが違う。厚みを感じるのである。
最近は木目のシートなどもリアルになってきているが、
やはり厚みが無いので無垢の木のような厚みのある見え方は
しない。キレイではあるのだが、やっぱりシートである。
そしてキズがいったときに汚くなるか、味となるか、そこが
決定的に違う。
雪はふあふあと空から降ってきて、軽そうに思うが、実に重い。
雪かきをしたことがある人はわかると思うが、とても重い。
建築基準法でも1㎡あたり1cmの積雪で20N(約2㎏)という
重さをみておかなければならない。
10cmで20㎏、100cm(1m)で200㎏、1㎡当たり
なので、やっぱり、とーても重い。
そんな重さを軽く見えるようにしているのが、あの白さだ。
白という色はそんなイメージをみる人に与える。
そして膨張色でもあるので、ふわっとみえるのである。
軽そうに見えて、実は中身が重い。厚みがある。
人間でもそういう人がいる。。。
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