Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

雪について考えた

2018年01月11日 | 日記

今季一番の寒気ということでとても寒い一日であった。
そして各地に積雪があったようだ。
この辺りは無かったが、ちょこっと雪のことを考えた。
 
雪の結晶というのは必ず6角形になるようだ。
水分子が凝集していくときに水素結合という引き合う力が
働くのでバランスにより6角形の結晶になる。
 
結晶はとてもきれいだ。幼いころに降ってきた雪が
結晶の形で掌に降りてきて、すごくきれいだ、と
子供心に感心したことがある。
 
そして雪というのは一面を真っ白にしてくれるので
神秘的な景色を作りだす。その景色は吸音材の役目を
果たす雪によってシーンとした景色も作りだす。
雪の中には空気層が含まれているので綿みたいなものを
イメージしてもらうといいのだが、音を吸収するのである。
 
真っ白で音を吸収する場所というのは何とも魅力的ではないか。
その白くする雪というものには厚みもある。
ものの見え方というのは、厚みというのもしっかり認識される。
例えば、鉄などでペラペラの鉄と厚みのある塊と表面だけ
見ても感じが違う。厚みを感じるのである。
 
最近は木目のシートなどもリアルになってきているが、
やはり厚みが無いので無垢の木のような厚みのある見え方は
しない。キレイではあるのだが、やっぱりシートである。
そしてキズがいったときに汚くなるか、味となるか、そこが
決定的に違う。
 
雪はふあふあと空から降ってきて、軽そうに思うが、実に重い。
雪かきをしたことがある人はわかると思うが、とても重い。
建築基準法でも1㎡あたり1cmの積雪で20N(約2㎏)という
重さをみておかなければならない。
10cmで20㎏、100cm(1m)で200㎏、1㎡当たり
なので、やっぱり、とーても重い。
 
そんな重さを軽く見えるようにしているのが、あの白さだ。
白という色はそんなイメージをみる人に与える。
そして膨張色でもあるので、ふわっとみえるのである。
軽そうに見えて、実は中身が重い。厚みがある。
人間でもそういう人がいる。。。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿