3,4日前の日経です。正確には、5月30日付け29面、<北陸経済特集>の下7段の広告が目を引きました。
<金沢工業大学と共同開発したドームハウス>です。
<高齢者ハウスとして!>と書かれているのです。ずっと若かった頃、山の別荘というか、山小屋がほしいと思っていたころにも、ドームハウスで実現した例が雑誌に載っていて、安くできそう、自分にも買えるかな、と<じっと見つめた>ことがあったからです。
今度は、<高齢者ハウス>なのです。
<平屋建て、柱のない空間、バリアフリー。また構造材には、体に害を及ぼす物は一切含まれない、安心・安全な高齢者に優しい住宅です>と。
この頃、高齢者と呼びかけられると振り向くようになってしまっているのです。
こんな家に住みたくないなあ、とまず、思いました。
これが<ついの住み家>なんて、いやだなあ、丸い棺おけハウスじゃないか。
ネットの写真が、ますます印象を悪くします。
【おまけ】
*東野芳明訳、ダイヤモンド社、1972年発行。サブタイトルは、<フラー人類の行方を語る>です。埼玉県立図書館が廃棄した本です。
*好きな本は、何種も買います。左は、東野芳明訳の再刊、西北社、1985年5月発行、右は、芹沢高志訳、筑摩書房、2000年10月発行。
* 若かった頃、1970年代初めでしょう。私らが住む地球を、宇宙に浮遊する<宇宙船地球号>といったバックミンスター・フラー(Buckminster-Fuller)に気持ちを揺さぶられました。私だけではなく、多くの人(若者)がそうでした。平面な世界(世界地図)でなく、丸い立体の地球として考えるきっかけになったのです。私が、夢中になった<全地球カタログ(Whole-Earth-Catalog)>行動につながっていくのです。
* バックミンスター・フラーの<宇宙船「地球号」操縦マニュアル(Operating-Manual-for-Spaceship-EARTH)>を丁寧に読みました。バックミンスター・フラーは、ドームハウスを提案してきたのです。そのことが、私のドームハウスへの関心の根拠かもしれません。
*フラーのドーム<モントリオール万博のアメリカ館(1967)>
* フラーのドームハウスに関しては、ネットにたくさんありますが、<ここを読んでみるといいでしょう>
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