おじいちゃんと森の子育て支援センターへ(2007.2.11)

2007-02-11 15:52:06 | Weblog

*アンパンマンの方がいいらしい。

“おじいちゃんと森へ”という絵本。この絵本も決して子ども向きではありません。むしろ、おじいさん向け、おじいさんが自分のために読む絵本でしょう。

信州で、“私の森の生活”をしていた1年ほど前に、長野の街に出て、平安堂の子どもの絵本コーナーで買いました。訳者が加藤則芳さんだから見ないで買いました。私はお会いしたことはありませんが、息子は多少知っているのかもしれません。加藤さんは、米国シェラ山系(このブログのタイトルです)の、ジョン・ミュア・トレールを踏破し、記録を出版され、私ら親子が読んだのです。その後、アメリカ東部のアパラチア山系をトレールされた。ヒマラヤでなく“アメリカの山旅者”です。

今日(11日)も、わが家は無認可保育所です。暖かい日で良かったです。4歳と2歳、勝手に遊んだり、かまうことが必要になったり、すぐ変わります。私の自由はありません。
“じゃ~、子育て支援センターにつれて行くよ”。遊びに来ている若いお母さんたちに混ざって遊ばせると、楽ができそうと思ったのですが。“日曜は、お休みですよ!”と家人。 “そうか、日曜はお休みか・・・・・どうして?”

日曜に働いている若い父母はいないという考えなのでしょうか。「平日は保育所があります。日曜は保育所がお休みだから・・・・預かって!」という、わが娘の所が例外なのでしょうか。この頃、みんな日曜に働いています。誤解を恐れずにいえば、大変な人ほど、土・日に働いているんじゃないですか? (日曜に働いている方、ごめんなさい)

*図書館はどうも作ってもらえそうにない。正風館の図書室でかばん?がまん?

庄和町にある子育て支援センターは、昨年春にオープンしました。
私のよく知っている町の子育てサークルや女性支援(?)グループの声、それに応えた庄和町役場の、女性政策や福祉関連の人たちの声を結集して、ようやく完成したのです。

オープンを報道する朝日新聞埼玉版の記事に、<“春日部市に初めての子育て支援センター”>
ちょっと違うんだなあ、庄和町の女性たちの長い間の気持ちを思うときにちょっと複雑な気分でした。
(報道資料だけで原稿書いたらだめですよ、ちゃんと取材しなきゃ)
それから20万都市春日部市には、なかったの?と。

<子育て日本一の町、春日部市>

春日部市に、このごろやたらと目につきます。日本一でなくてもいいですから、そこそこに、実のある施策をお願いしますよ。本気に日本一にするつもりなんてないでしょう。口から出まかせでなく、よく考えて発表して下さい。市民は、日本一なんて誰ものぞんでいません。

都市宣言やキャッチフレーズはお金がかからない施策でしょうが、春日部市には、ありすぎ、目立ちすぎです。不言実行こそ、春日部市にふさわしい。

どうも、近ごろ、わが家だけでなく世間一般に、子育てに祖父母の役割が大きくなっているらしい。祖父母に頼んで働くことが必要な社会になったようです。子育て支援センターに孫をつれていくことも多くなったと新聞で読みました。ほんとでしょうか?
<わたしゃ、ちょっとはずかしいから、森につれて行きます>。

 【おまけ】

* “おじいちゃんと森へ”は、小学校高学年の読み聞かせでも難しいかもしれませんが、ちょっと考えてみて下さい。加藤さんのせっかくの訳ですが、アドリブで、適当なお話にするのがいいでしょう。子育て中の若い父・母こそ、自分たちのために読んでほしいですね。

* 原題は、“Grandad’s Prayers of the Earth”、“地球へのおじいさんの祈り”でしょうか。なかなか難しい絵本です。ただあまり深読みせず、めくっていたらいいのでしょう。

* “おじいちゃんと森へ”原作:ダグラス・ウッド、絵:P.J.リンチ、訳:加藤則芳、2004年6月、平凡社発行

* 作者のダグラス・ウッド(Douglas Wood)さんは、1951年生まれ。作家、ミュージシャン、ナチュラリスト、自然のガイド。<ここにホームページ> 、こんな生き方は素敵ですね。


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