越谷で全戸配布された越谷市の総合振興計画を読んでみる(2011.2.6)

2011-02-06 23:42:59 | Weblog

*広報こしがやの臨時特集号。右端に<人間尊重と市民主権を理念に>と。

 今日は、隣の花は赤い、隣の芝生は青い、隣の**さんはきれい、と、どれが正しいのか、お隣はウチに比べていい、よく見えるというお話です。
 隣のウチでなく、隣のマチ。春日部市の隣、越谷市のことです。

 昨日の土曜(2月5日)、越谷に住み働く娘のウチで、終日、孫守りをしました。そこで広報こしがや2月号を見つけ読んでみました。

 2月号には、臨時特集号“第4次越谷市総合振興計画、基本構想まとまる”が折り込んであるのです。
 平成23年からの10年間の市政の方針です。
 越谷のまちづくりの理念は、“人間尊重と市民主権”とあります。
 これからの10年、越谷市が目指す将来の姿は、“水と緑と太陽に恵まれた 人と地域が支える安全・安心・快適都市”と書いてあります。
 まあ、どこのまちでも、こんな風な感じではあります。

*人口減少させない決意です。

 そうか、と思ったのは、“10年後の人口を34万人とする”と明確にしていることです。そして“人口の見通しは、計画期間中には、自然増加はマイナスになると予想されますが、開発により緩やかな増加が見込まれます”と、人口減少でなく、緩やかであるが、増加を図っていこうとする施策が感じられます。

*越谷には、新しい街、人気のレイクタウンもあります。

 総合振興計画は、総花的なお題目になりがちですが、越谷市では、<地区からのまちづくりの展開>と大きく示し、市内を細かく13地区に分け、おのおの、地区の将来像とまちづくりの目標を掲げています。全戸配布された市民は、この自分の住む地域の欄は必ず読むでしょう。

*1-1 市民参加と協働により市政を進める、です。

 施策の大綱の1番は、<市民とつくる住みよい自治のまちづくり>で、1-1に、<市民参加と協働による市政を進める>と書いています。
 ここでも、市民参加と協働です。

 越谷市では、昨年12月定例市議会で議決された、この計画を全戸に配布したのです。
 私の住む春日部市と比べてみようなどという気持ちは、そもそもありません。
 第一、わが市の総合振興計画なんて、手元にありません。
 たぶん市役所のホームページからダウンロードできるのでしょうが、面倒です。

   【おまけ】

*この計画(の抜粋版)を読んでいて、総花的で、定まらないと感ずるのは、<まちづくりの理念>、<まちづくりの視点>、<まちづくりの目標>と、同じことを、手をかえ品をかえて書いていることでしょうか。

*この石碑、立て看板と違って、いかにも日本文化的です。日付は、1983年11月3日になっています。この頃は、文化都市宣言できる余裕があったのでしょうか。文化都市宣言、ないよりはあった方がいい。

*ついでに、春日部市になくて越谷市にあるものは、“文化都市宣言”を持っていることです。もっとも、その姿勢を、この計画から読み取ることは難しい、わずかに、まちづくりの視点の3番目に、<文化の息づくやすらぎのまちづくり>。文化の文字は、これだけです。 現代は、いずれのまちも、文化って、二の次、でしょうね。