*ここは、私がよく行くTSUTAYAです。店のおねえさんは、何にも言いませんが、私は1冊買うことになります(2009年4月)。
子どもが本を読むことが好きになるように、ウチは、<本を読みながら子育てをした方>だと思います。その結果、子どもらが成長して、どうなったかは、また別の話です。
娘の子どもがウチに遊びにきたとき、<親>が見て育った本を、その子が見ています。20年ぐらい前の絵本ですが、<捨てずに>、<捨てられずに>本棚にあるのです。
時には、新しい本を買ってやろうと思います。ウチに来ると本屋さん<TSUTAYA>に一緒に出かけることもあります。ちょっとした記念日のプレゼントは、本になります。
小学校に入学したお祝いにと、本を探しました。
<絶対にこれだ>と思ったのが、<ぼくのかえりみち>という本です。
小学校から、ひとり歩いて帰る<こころ細さ>と、勇気を持ち続けて、ウチに帰りついた喜びを伝える絵本です。
1年生になったばかりの孫には、充分に感じられると思います。絵も写実的できれいです。
しかしです。喜んでいるようすはありません。やっぱり、<アンパンマン>の方がよかったのか。<アンパンマン>なら直接的に喜んでくれたでしょう。
*まだ5月。わいわい楽しく帰ってきます。まだひとりで帰るさびしさは知らないのです(2009年5月)。
多くの絵本作家さん、児童文学者さんが、心血をそそいだ作品も多くの場合、日の目をみないこともあるでしょう。アンパンマンのついたお菓子がある、ジュースがある、テレビがある<アンパンマン>には、かなわないのです。
何も考えずに<アンパンマン>を買っておけば楽なのです。
【おまけ】
* まあ、読んだ本の記憶、思い、感動は、じわあっと出てくるものです。即効的な反応を期待すべきではないでしょう。わたしゃ、この本、作者のサイン付を選んでいるのです。ここまで言うと、孫のためでなく、選ぶジージーの好みだ、と思われるでしょう。そうかもしれません。
* むかしは、子どもの本屋さん<クレヨンハウス>をやっていた落合恵子さん、最近は、朝日新聞に子どもの本についてのコラムを連載している俵万智さん、がすすめる本を意識します。落合恵子さんや俵万智さんの、自分が読みたい本と子どもに読ませたい本、それに子どもが喜ぶ本の相関は、どうなんでしょうか。