○ 境界が認めてもらえないときは?
ボーダーの人が 境界を認めてくれないときは、 以下のようなことができます。
・ 話題を変えたり、 話し合いを拒否
・ その場を離れたり、 電話を切る
・ 電話番号を変えたり、 部屋の鍵を変える
・ 第三者がいるときだけ、 その人と過ごす
・ 手紙やメールを読まない
・ 自分の気持ちを変えず、 ノーと言う
・ セラピストや友人に 助けを求める
・ 警察に連絡する
・ 会うことをやめるか、 関係を絶つ
・ 子供のために 別の住まいを見つける
・ 子供を虐待から保護する
当然ボーダーの人は 「見捨てられた」 と感じます。
なので、 反抗するためにしているのではないと 丁寧に説明しましょう。
境界設定が 二人の関係を健全にするのに必要で、 関係を長く続けるために、
境界を認めてくれるよう頼んでいるのだと 伝えてください。
○ 一貫性を保つ
常に冷静に 自分の境界を守るべきです。
耐えがたい行動を見逃すと、 結果的に その行動を強化してしまいます。
心の準備が大切です。
「~したらどうする」 ということを 充分考え、
どういう手段をとるか 決めておいてください。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕