「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

根気強く続ける (1)

2013年03月16日 21時36分48秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
○ 境界が認めてもらえないときは? 

 ボーダーの人が 境界を認めてくれないときは、 以下のようなことができます。

・ 話題を変えたり、 話し合いを拒否

・ その場を離れたり、 電話を切る

・ 電話番号を変えたり、 部屋の鍵を変える

・ 第三者がいるときだけ、 その人と過ごす

・ 手紙やメールを読まない

・ 自分の気持ちを変えず、 ノーと言う

・ セラピストや友人に 助けを求める

・ 警察に連絡する

・ 会うことをやめるか、 関係を絶つ

・ 子供のために 別の住まいを見つける

・ 子供を虐待から保護する

 当然ボーダーの人は  「見捨てられた」 と感じます。

 なので、 反抗するためにしているのではないと 丁寧に説明しましょう。

 境界設定が 二人の関係を健全にするのに必要で、 関係を長く続けるために、

 境界を認めてくれるよう頼んでいるのだと 伝えてください。

○ 一貫性を保つ

 常に冷静に 自分の境界を守るべきです。

 耐えがたい行動を見逃すと、 結果的に その行動を強化してしまいます。

 心の準備が大切です。

 「~したらどうする」 ということを 充分考え、

 どういう手段をとるか 決めておいてください。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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