「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPDの行動を  「鏡」 のように映し返すのに 役立つ方法

2013年03月04日 21時10分14秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より

1. ゆっくり深呼吸する

  ストレスを感じると、 呼吸は短く浅くなりがちです。

  戦うか逃げるかの 反応が始まると、 論理的に考えるのが 難しくなります。

2. 灰色の領域を見続ける

  ノン・ボーダーラインの人は、

  ボーダーの人のスプリッティングを、 たやすく 身に付けてしまうことがあります。

  本来備わっている 微妙な領域を 心に留めてください。

  相手の激しい反応に 巻き込まれないよう、 自分の直感と判断を 信じてください。

3. あなたの感情とボーダーの人の感情を きちんと分ける

  ボーダーの人は 自分の感情を相手にも感じさせる  「投影」 を用います。

  無力感や怒りを感じたら、 それは、

  相手の無力感や怒りが 投影されているのかもしれません。

4. 自分の意見を承認し、 心を開く

  ボーダーの人は鋭く 人の心を見抜くことができます。

  従って、 ボーダーの人が何を言っているのか、 客観的に考えてください。

  あなたにとっての現実も、 他の人にとっての現実と 同じように正当なのです。

5. タイミングを計る

  ボーダーの人が、 拒絶された, 無力であるなどと感じているときは、

  あなたに 強烈に反応するかもしれません。

  事態が落ち着くまで、 会話は先延ばしにしましょう。

6. 自分自身の気分に注意する

  傷ついたり、 孤独や悲しみを感じているときは、

  元気になるまで 待ったほうがいいでしょう。

7. 自分の感情は自分で選べる

  どう感じるかは その人次第です。

  ボーダーの人からの非難を信じて 罪悪感を感じるか、

  それは真実ではないと知って 受け取らないか、 あなたは選択できるのです。

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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