「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

身体的虐待

2013年03月20日 20時35分05秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
 身体的虐待は どんなものでも深刻に受け止めてください。

 エスカレートする可能性は 潜在的にあります。

 暴力を目撃した子供には、 虐待を受けた子供と同じような 影響が見られます。

 避難所や危機介入プログラム、 インターネットからの情報は入手できます。

〔稲本注: 本書の内容はアメリカの事情です。〕

○ 男性の被害者

 家庭内暴力が 女性にとって深刻な問題であることは 知られるようなりました。

 しかし 虐待される男性の問題は いまだ表面に現れません。

 巨漢の男性が 小柄な女性から 暴力を受けることもあります。

 男性は 女性を殴ってはいけないと教えられたり、

 自分がみっともない思いをしないために、

 黙って耐え忍ぶべきと 考える人が多くいます。

 彼らは 助けを求めることができません。

 その結果、 ノン・ボーダーラインの男性が 傷つくのと同時に、

 暴力的な女性自身が 援助を得る機会を失います。

 状況に対処する提案があります。

・ 相手を傷つけない

  常に冷静に。 特に 専門家と話す場合は

・ 警察を法的機関, 社会サービス団体など、 今すぐ誰かに相談する

・ 虐待の証拠を厚め、 あなたや子供を守るため、 法的機関の意見を聞く

  自分を保護するための 手段を行使する

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕