(前の記事からの続き)
《反発に備えておく》
意味のない争いをやめ、 自分の要求や信念を 主張すると、
大抵相手は 行動を変化させます。
ボーダーの人がどう反応するか 予測しておくのが重要です。
投影, 怒り, 非難, その他の防衛機制は、
彼らの苦痛を あなたに感じさせようとする試みです。
彼らが自分自身で その苦痛を扱えるように、 断固として それを本人に返します。
当然彼らは傷つき、 反発するでしょう。
それに立ち向かえるかどうかが、 二人の未来を決定します。
境界設定に対する反応には、 3つの段階があります。
軽い抵抗, 強い抵抗, 強迫です。
(ボーダーの人は いきなり強迫する場合もあります。
強迫については 後に取り上げます。)
《軽い抵抗への対応》
反発する人が示す、 幾つかの方法を述べます。
・ 曲解
自分の動機は 純粋で尊重されるべきだが、
相手の動機は 陰湿で利己的だと言います。
・ レッテル貼り (決めつけ)
彼らの 「ねじ曲がった」 見方を強化し、 事実を崩そうとします。
多くは投影によります。
・ 病気にさせる
あなたが病気だと 思い込ませようとします。
ノン・ボーダーラインの人の多くが、 ボーダーだと言われて責められます。
・ 仲間を引き込む
他の人を使って あなたに圧力をかけようとします。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕