「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

幕が下りたあとで

2012年05月31日 21時47分13秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 どれほどの時間がかかるか、 結果はどう出るか、 予測することはできません。

 揚々とした気持ちから 深い悲しみまで、 様々な感情を抱くでしょう。

 しかし 自分の気持ちや自分自身を 批評しないでください。

 ただそのまま 受け入れてください。

 喪失は 深い悲しみをもたらしますが、 それも癒しの一環です。

 逆に たとえ幸せでも、 そのために 罪悪感に駆られるかもしれません。

 それらの感情も 受け入れてください。

 後ろ髪を引かれる思いが するかもしれませんが、

 感情のままに行動してはいけません。

 手を離しましょう。

 気にしないことです。

 今後、 彼らとどの程度 関わっていくかは、 皆さん次第です。

 一切の連絡を 断つ人もいるでしょう。

 でも お子さんがいる場合、 連絡を断つことはできません。

 ただ しっかりと境界を設けることは 必要です。

 ボーダーの人が皆さんに 虐待的行動を続けるかもしれません。

 皆さんまでが自分自身に対して そのようなことはしないでください。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕