「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

この段階を耐え抜くのに 役立つ方法 (1)

2012年05月25日 20時16分06秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 愛する人を 置いて去るというのは、 地獄のように辛いことです。

 相手に障害があるとなると、 彼らを救いたくなるのが普通です。

 でも 自ら治療を求めない限り、 彼らは変わることはありません。

 フーバーリングを繰り返すことなく、

 この段階を切り抜けるのに 役立つことを紹介します。

・ パートナーの コントロールを逸脱した あらゆる行動の記録を、

  詳細に書き留めてください。

・ 支えてくれる仲間を 見つけてください。

・ 周りの人に、 皆さんを援助する機会を 与えてください。

・ アドレスを変更するか、 支えてくれる人に メールを転送するようにしましょう。

・ 関係を思い出すようなことは、

  皆さんの気持ちが 充分に落ち着き、 対処できるようになるまで 控えてください。
・ 週末は町から出てはどうでしょう。

・ ボーダーの人が 電話をかけてきても、 そのまま受話器を置いてください。

  何を言おうと、 相手の行動に 拍車をかけてしまうだけです。

  電話は その後も続くでしょう。

・ どんな感情も 皆さんは乗り越えることができます。

・ 理性的に考え、 賢明でなくてはなりません。

  相手に電話をかけたい欲求に 抵抗してください。

・ 私を愛してくれるのはこの人だけだ、 という思いに囚われてはいけません。

  皆さんが心を開いていれば、 この先もきっと 別の愛は見つかります。

・ さらにまた 同じような関係に 足を踏み入れることのないようにしてください。

(次の記事に続く)

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕