立ち喰い Style

ファストフードの原型、立ち食いという様式美

JEFB 「あずみ」大崎店を残して壊滅

2019-03-24 13:31:41 | 業界研究/価格動向
JR西船橋駅「二八そば あずみ」の閉店に端を発した今回の一連の動きは、結局の所、JR東日本フードビジネス(JEFB)が駅そば業態事業を大幅縮小する物でした。

・3/16に閉店したJR西船橋駅「二八そば あずみ」は
 ⇒同じJR系子会社のNRE「いろり庵きらく」として4/1オープン予定。
 現在は店舗改装工事中 kazさんツイート
 西船橋店に併設されていた「おにぎり」の「ほんのり屋」も同日閉店スミ

・「国際展示場店」「北松戸店」「熊谷店」は3/31に閉店。店舗情報 [JEFB]
・「乱切りそば あずみ 池袋東口店」も3/31に閉店。店舗情報 [JEFB]

上記のうち、「国際展示場店」、「北松戸店」はNRE「いろり庵きらく」に転換予定で、それぞれ、「4/8オープン予定」、「5月上旬オープン予定」として求人募集が開始されている。

かつては「飯田橋店」や「両国店」などもあった「あずみ」。残るは「大崎店」のみとなってしまいました。

ベッカーズをはじめとする多くの店舗ブランドを展開するJEFBの中で、ここ数年、「あずみ」が打ち出して来た「生麺への転換」「自家製麺導入」「乱切りそば」「二八そば」などの施策は、どこか行き当たりばったりでいつも中途半端&尻つぼみに終わってしまったのはとても残念でした。

今回、「選択と集中」の結果、大幅な店舗縮小という結論になったと思いますが、一定の評価を得ていた歴史ある「ブランド」だけに勿体無い気が致します。

さようなら「あずみ」♪ 駅工事が終わった後に「飯田橋店」が復活するのを楽しみにしていたけれどねー。
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信州発の新鋭チェーン「小木曽製粉所」'21/4/22追記

2019-03-09 11:16:01 | 業界研究/価格動向
ちょっと前から気になっていた信州発のチェーン店「小木曽製粉所」(「小木曽」は「おぎそ」と読むよ)。
現在の店舗数は14店舗。うち13店舗は長野県内。神奈川県大和市に1店舗「大和桜ケ丘店」がある。

運営しているのは松本市など中信地方を地盤に各種飲食事業を展開している「王滝」。
会社沿革を見るとかつては「旧・南安曇郡三郷村(現・安曇野市)」に本社を置いており、社名の「王滝」も「木曽郡王滝村」にちなんだように思える。新鮮な海産物を売りにした店舗展開の必要からか子会社は築地仲卸の権利も有している事が判る。その他、旅館運営・リゾート開発など手広く事業を行っていますね。

そんな「王滝」が信州産の玄そばに拘って展開しているのが「小木曽製粉所」なのです。
自社工場で製粉・製麺された生麺を使用。店頭にはその日に使用する玄そばの産地表示もしているという。
「ざるそば」の価格は並サイズでも中サイズでも大サイズでも「500円(税別)」。

先日、開催された「フランチャイズ・ショー」に「小木曽製粉所」が出展していたので行ってみました。

普通の展示ブースだと思っていたら......フードコードの特設店舗で実際に営業していたぞ!!
横には商談ブースもあって、実際にお金を払って食べてからフランチャイズ加盟を検討できるワケだ。

食器などは使い捨ての物を用いているけれど、実店舗も写真のように「セルフうどん店」的な形態との事。
トレーを持って、天ぷらや信州名物「山賊焼き」をチョイスして、そばを貰って、辛汁取ってという感じね。
さすがにメニューは絞っているけど、実店舗には「ソースかつ丼」等のご飯物メニューもあるね。
※参照「お品書き」、冬の季節メニュー


ざるそば(並) 500円+山賊焼き 200円(価格はいずれも税別)
信州では「ざるそば」には「海苔」は載せない店が多いらしい。まぁ、笊の載ってれば「ざるそば」だな。
そうなると「もりそば」という言い方はしないんだねー。所変われば色々変わって面白い。

自慢のそばはなかなかのものですねー。粗挽きそば粉を使った細打ちの締まったのど越し良いそばです。

大サイズでも500円なのはお値打ちだねー。今日のスタッフには各店舗のエース級が揃ってそうだ。

山賊焼きも下味付いてておいしい。特設店舗でもちゃんと温かい揚げ物を出すのはエライ。

少量の油で揚げ焼きにするのが本来の調理だったみたい、だから「焼き」なのね。どう見ても「揚げ」だが w

ちょっと注目したのが「わさび」。香りと効きが良かったので1つ貰って来たのだ w
左が「小木曽製粉所」が使っている「安曇野産わさび」。「わさびのマルイ(マル井)」の製品。

引き合いに出して申し訳ないけど、右が「ゆで太郎システム」店舗で使ってる「おろしわさび」。
こちらは静岡産本わさびに西洋わさび(山わさび/ホースラディッシュ)ブレンド。万城食品製らしい。

マル井の製品には、なるほど、辛子がブレンドされているのだなー。
各社とも色々と工夫をしている訳ですが、「安曇野産」なのは信州産に拘っている「王滝」ならではですね。

現在、14店舗のうちFC店舗は「上田店」「大和桜ケ丘店」の2店舗ですが、FC展開を拡大して行くでしょう。
今後の「小木曽製粉所」に注目しておこうと思います。信州産玄そばが足りなくなったら困るね (^-^;

2019/4/9 追記
ひっそりと追記......4月には3店舗増えるね。これで17店舗になる。近場にできないかなー。
2019/4/22 追記
本日、「伊那店」が新規オープンしている「小木曽製粉所」ですが、
個別のツイートを見ると「FC3号店」「FC5号店」と書いている。
4月にオープンした3店舗はすべて「FC店舗」という事だね。

これで全店舗数は17店舗、うち「5店舗」がFC店舗。
この勢いならば、東京上陸もそう遠くないかもしれないねー🎵

2021/4/22 追記
定点観測をしておきましょうかねー。
今は「小木曽製粉所」は「28店舗」まで拡大。

FC1号店だった神奈川県大和市の「大和桜ケ丘店」が3月に閉店し、
4月から福島が本拠の「十割そば会」に鞍替えしたりもしてますけど。※参照

現状、関東圏のお店は越谷と高崎の2店舗、いずれもショッピングモール内のフードコート店舗。
千葉にも出店して欲しいなー。
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ゆで太郎 '19春メニュー投入 '19/4/6追記

2019-03-01 11:34:24 | 業界研究/価格動向
ゆで太郎は本日から'19春メニューを投入開始。通例だと3/1~5/31が春メニューの販売期間。

まずは「ゆで太郎システム」。→Webサイト
※ちなみに去年の春メニューはこちら

「季節のかき揚げ」は店頭には掲示が無く、Webサイトでは「帆立とアスパラのかきあげ」が「4月が順次 販売開始」とアナウンスされている状態。
現在、継続販売中の冬メニュー 季節のかき揚げ第2弾「小海老とゲソのかきあげ」が終わってからという事だね。

ズレちゃうのは仕方ないのかもしれないけど...店頭に春っぽさが皆無で「春メニュー」なのか?ワカラン?

 2019/4/6追記 3月末から各店で提供が始まった季節のかき揚げ、船橋北口店で実食

その代わりというか、今回はキャンペーンメニューを押し出しています。
🐓鳥もも肉になって復活した「とり天」を使った「とり舞茸天丼セット/そば」と「花巻蕎麦」。

花巻蕎麦は自慢の焼きのりが8枚載りますねー。
天丼の丼タレは濃いめのタレにどっぷり漬けるのは止めて、ご飯と天ぷらの上から掛けるの形式に変更した様子。

とり舞茸天の「ミニ丼セット」680円、「そば」550円は他のミニ丼セットと同価格ですね。
2019/3/7追記 船橋北口店にて、「とり舞茸天セット」を実食

さて、グランドメニューも、しっかりと見てみましょう(クリックで拡大)。

昨日までの冬メニューと比べてみると

・長い間、継続して提供されていた「中華そば」が終売となりました
 冬メニューで登場した「メンチカツカレーそば」も終売

・満腹セットは内容・価格とも変更なし

・ミニ丼セットはメニューが4種類に絞られた格好となりました
 「海老天とじ丼」と「豚ロース天丼」が終売。「とり舞茸天丼」が追加。価格は680円で変わらず

・毎日500円のワンコインセットもラインナップに変更なし

・フルサイズ丼の単品は吸い物代わりの「小そば」が省略されて価格が30円引き下げられています

・そばメニューにはキャンペーンメニューの2種に加えて、「天玉そば 450円」が登場。
 かき揚げそば+生玉子の通常価格 490円より、40円お得な設定となっています
 復活した「とり舞茸天そば」は、旧モデルの「とり舞茸天そば」より50円高い550円。
 とり天単品は以前と同様に150円ですが......※参照 以前のとり天がある'18春メニュー

・天そば/天ぷら盛り合わせの天ぷらラインナップ/価格とも変更なし

・朝メニューも内容・価格に変更なし

・単品では「天ぷら盛り合わせ」「季節のかきあげ」「ハーフかつ」などの掲載を省略して簡素化
 その他に「ミニ丼単品」の価格掲載も省略しているのでグランドメニューには掲載されていないけれど、
 店頭の券売機にはあるという運用になったように思われます。
 2019/3/7追記 掲載を省略した「ミニ丼単品」などは券売機には無く、現金販売メニューになりました
  詳細は「船橋北口店」のエントリーを参照下さい。
 ハーフカツが180円設定となったのは、ミニカレーセット 500円+ハーフかつ 180円にした場合、
 (ミニ)カツカレーセットと同額の680円になるように調整した結果ですね。

 2019/4/6追記 季節のかき揚げの単品やミニかきあげ丼も券売機には設定なし。
  口頭注文&現金精算のメニューとなってました。詳細は「船橋北口店」エントリーを参照


グランドメニューを見ても春らしさは無いので...今回は単なる定期的なメニュー改定といった趣です。

「日替わり○得セット」は、550円から570円に値上げされました。
が、日曜日も提供開始。つまり「毎日が○得」。

ミニ丼セットが4種類になっているので、こちらも4種類でのローテーションです。

朝食メニューは特に変わりなしですね。



そして「ゆで太郎(信越食品)」。→Webサイト
今回は仕事が速いぜ!! ちゃんと春らしく「春のおすすめ」メニューだよん♪

「春の三天そば」520円 とり天・姫竹天・ナス天が載ったそば。
ミニ丼セットは「三陸わかめそばとメンチマヨ丼セット」650円。去年の春メニューとほぼ同じなのは内緒だ w
「三陸わかめ」はおいしいからイイな。しかし、マヨ好きだね w

2019/5/30追記 水道橋店にて、「三陸わかめそばとメンチマヨ丼セット」を実食

グランドメニューは内容・価格とも変更なしです。変わらないコトもひとつの良さだよね♪
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