立ち喰い Style

ファストフードの原型、立ち食いという様式美

内神田 「小諸そば 鎌倉橋店」(再改装以前) '18/12/6追記

2017-08-30 12:32:49 | そば・うどん
話題のニューモデル店舗「鎌倉橋店」。ニュー小諸?ネオ小諸?

実験店舗として展開した高級志向の蕎麦店である「みよた」「みまき」。※参照 小諸そば 業態研究
そこで得た知見を「小諸そば」にフィードバックして作られた店舗が「鎌倉橋店」という事になろう。

ブランド名を変えずに展開した所に、
「これからの「小諸そば」はこういう路線を突き詰めていくのだ」という意気込みが感じられる...。

全店舗の中でも屈指の古参店舗を閉店、リニューアル工事を行い8/15に再オープン。

外観もこんな感じになりました。

食品サンプルなども、ちと高級感を演出する感じに。価格は一般店舗より若干高い。

かけ・もり 290円(30円高い)、二枚もり 370円(50円高い)
...つまり、大盛り+40円、二枚もり+80円となっており、一般店舗の+30円、+60円より割高
たぬき 350円(40円高い)、きつね 380円(30円高い)、いか天そば 410円(40円高い)
かき揚げそば 400円(40円高い)、 かき揚げ玉子そば 450円(50円高い)、玉子単品 50円(10円高い)
その他、ミニ丼とのセットなども、おおよそ50円高い設定になっている。

※店舗の様子やメニュー構成・価格など下記blogを参考にさせていただきました。
 「小諸そば 鎌倉橋店」の華麗なる変身 [フォーラムミカサ エコ]
 小諸そば鎌倉橋店@内神田一丁目 色々美味しくなってます [journaux 出挙]
 2017/08/20 小諸そば 鎌倉橋店@内神田 [門仲的毎日。]


タペストリーは冷やし推し。

店内に入ると右手にタッチパネル式の券売機が2台。従来の物より画面の横幅が広い新型。
券売機の横にはウェイティング用スペースが設けられていて、
自然木と黒貴重のシックな内装の店内には小さな音量でジャズが流れる。


客席はオープンな厨房を囲むローカウンター席(椅子付き)と

壁沿いにもローカウンター席(椅子付き)、その他テーブル席も8席ほどで構成。立ち食いカウンターは無し。

ネギ・小梅・わさびの容器もちょっとだけ高級。

食器も違うし、袋入りの割り箸が付いて、木製トレーで出て来ました。
冷やしたぬき 350円。カマボコが白い。キュウリの切り方も繊細。揚げ玉も気持ち上品。

そして、生麺 見込みゆで置きのそばも一般店舗の物とは違う星入りの生蕎麦になっている。
(今回、非常に生温い冷たくない「冷やた」を喰わされたので......かなり減点です...たるんどるネ!!)

券売機制なれど、基本的に配膳も食器下げもしてくれるフルサービスの運用なので、
冷水機は2台あるが、そこだけセルフなのはチグハグな感じもしますね。
メニュー(お品書き)も席に置いているのだから、完全なフルサービス店舗にした方が良さそうだけど。
※そば湯も言えば、蕎麦店で良く使われる容器で出て来ます

すべてにおいてワンランク上の「小諸そば」を数十円のコストアップで実現するのは大変だと思います。
が、ここ大手町・内神田・錦町至近のオフィス街で受け入れられるのかどうか??

立ち食い様式美:★☆
※味の評価ではありません...あくまで「立ち食い」視点での評価

小諸そば 鎌倉橋店 - 神田(そば) [食べログ]

全席椅子付きで「立ち食いそば」じゃ無いし...私はもう行かないかな。

向かい側は「かつ進」。この辺で働いていた時は良く来ましたね。この店も30年前にはあったと思う。


◎日経ビジネスONLINEの「ワンコイン・ブルース」で鎌倉橋店の追加取材記事が掲載されました。
小諸そば、リニューアルの謎を追え!
立ちそばでインバウンド? 全く狙ってません
 2年ぶりの新記事。過去記事の一部は加筆/修正して「立ちそばガール!」という書籍になっている。

 この著者や連載、どうもピンと来ない。「立ち食いそば」に対する意識が違い過ぎるんだろう。多分。

2018/5/2追記
生温い「冷やた」を食べて、もう来る気はなかったのだけれど......価格改定の調査はしなければ w
※価格改訂の詳細は別エントリーを参照してね


大変、ご無沙汰です。5/7以降にも、もう一度、来るかな?

今回は、都度茹での蕎麦をきっちり締めてました。

卓上メニュー。この価格がどうなるか。BGMが流れていたかは記憶が無い w

冷したぬき 350円。割り箸は箸袋に入った物ではなく、袋無しのを箸箱で提供に変更していた。

今日のはバッチリでした。うまい、冷やたをありがとう(^^♪

価格が統一されても、この鎌倉橋店では星入りの配合が他店とは違う蕎麦を今後も提供するそうだ。

同じ看板、同じ店名で価格が違うのは客の立場からすると気持ち悪かったからね。
同じ価格でも、この旗艦店だけは、少し良い物を出す特別な店とする方が施策としては正しいように思う。

2018/5/8追記
ネオ小諸「鎌倉橋店」も昨日5/7より価格改定およびメニュー・提供形態変更を実施。
※価格改訂の詳細は別エントリーも参照してね

今後の小諸そばのスタイルが定まって、突出したモデル店舗の役割は終わったけれど、
キレイな小諸そば(旗艦店)として、今後も他店とはちょっとだけ違う位置付けになりそうです。

鎌倉橋店 タッチパネル券売機メニュー初期画面 5/8撮影 (クリックで拡大)

他の「小諸そば」と同じ価格となりました。
しかし、蕎麦は以前と同じ星入りのワンランク上の物を出す。旗艦店の意地。
オリジナルメニューも一部残り「極み ロースカツ丼セット」は680円。

鎌倉橋店 タッチパネル券売機メニュー次画面 5/8撮影 (クリックで拡大)

丼セットと丼単品メニューの価格も他店と同じになった。

価格の統一で「鎌倉橋店」だけは以前の提供価格から値下げになったメニューが数多い。
提供内容を他店に近付ける意味合いもあり、色々と細かい所で変わった所があるね。

店頭の価格表はもちろん書き換わっているが、食品サンプルの食器が変わっているのだ。
天ぷら付きの「せいろ」には辛汁用の蕎麦猪口と天つゆ用の器を用いていたが、一般店と同じ器が1つに。
※天つゆは言えば出てくるのかもしれないが......一般店でも「天つゆ省略」か調べてみよう。。。
 夕刻に九段下駅前店でも「いか天せいろ」を食べてみたけど、やはり「天つゆ」は無し。
 価格改定を機に「天つゆ」を付けなくなったそうです。


そして、カウンター上あったメニュー冊子も無くなっている。やはり、BGMも流してないね。

「いか天せいろ」新価格 400円。(以前より10円値下げ)
いか天が小さいのはたまたまかもしれないけれど、以前は付いた「ししとうの天ぷら」は省略。
大根おろしのてっぺんにあった「生姜」も器が1つになり「わさび」とバッティングするのでなくなりましたね。
※温かいそばに載せていた三角形の海苔もきっと省略なのでは無いかと思う。

でも、蕎麦は星入りのワンランク上の物ですね。旗艦店の意地♪(しつこい?)

「そば湯」もタイミングを見計らって、こちらから言わなくても、きちんと出してくれました。

メニュー統一、価格統一で少しだけ省ける所は省いてはいるけれど、同じ価格で少し物とサービスが良い。
これからも旗艦店として頑張って下さい。ごちそうさまでした(^^♪

黒っぽいシックな蕎麦猪口と天つゆ用の器は「みおた」「みまき」「みさか」で使うんだろうね。
2018/5/19追記 「黒い蕎麦猪口」はメニューによって使い分けしている模様。水道橋店のエントリーを参照。

2018/5/28追記
「小諸そば」では、ここでしか出していないメニューが2つある。

ひとつはコレ「極み ロースカツ丼セット」680円。ちゃんと「黒い蕎麦猪口」使ってるね。

量的にはミニ丼相当。揚げたてのロースカツをカットした物が3切れ玉子とじになっている。
火入れはギリギリの線を狙ってる感じで、コレはおいしいね。
「ヒレカツ丼セット(630円)」との差額は50円。少しだけ悩む。
さらに「満腹ヒレカツ丼セット(690円)」との差は10円。これまた悩ましい。量を取るなら後者だが。
※ミニ丼単品だと「ヒレカツ丼」400円、「ロースカツ丼」450円と同じく50円差。

本来なら700円オーバーになる筈の「満腹ヒレカツ丼セット」や「満腹上天丼セット」を価格据え置きと価格引き下げで690円に抑えたために悩ましい事になっている。

元々、「極み ロースカツ丼」は「みよた」や「みまき」で出していたメニューを新たな「小諸そば」のモデル店としてリニューアルした「鎌倉橋店」に移植したメニュー。5/7に行われた価格改定によるメニュー統一/価格統一後も残してあるメニュー。
もうひとつは、やはり、「みよた」や「みまき」で出していた「揚げもちみぞれそば」を「揚げもちおろしそば」として、この「鎌倉橋店」では出している。
こちらの「揚げもちおろしそば」、基本は冷やし提供だが、これを「温かいうどん」に変更して「力(チカラ)おろしうどん」にしてしまう達人もいる。

今回、BGMも存続している事にやっと気が付いた。店内観察に集中してると聴こえないんだよね w
(蕎麦店にジャズって、どうなのよ?というのは横に置くけど)
また、「冷やしたぬき」に用いるカマボコも一般店と同じ「赤板」の細切りになっている事も確認した。

他店と異なる蕎麦粉の配合と品質、ここでしか出さないメニューがあるコトは「旗艦店」たる所以。
こういう店が1店舗位あっても良いよね。価格は基本的に同じだし。

2018/10/25追記
なんと、なんと、また改装工事をしているのだー。

「12月初旬オープン予定」......「小諸そば 鎌倉橋店、改装工事中」のエントリーも参照下さい。

2018/12/6追記
改装工事も大詰めです。12/14リニューアルオープン予定となりました。

実験店舗そして旗艦店としての役割を完全に終える事になりましたが、
鎌倉橋店で得られた知見は、これからのスタンダードになる新基準店開発に大きく寄与したと思います。
お疲れさまでした。そして、再スタートおめでとう♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徳島 大歩危峡 「まんなか」【未食】

2017-08-11 18:57:55 | そば・うどん
徳島の山深く吉野川沿いの難所「大歩危」。先週、行ってきました。

今は観光地になって遊覧船のりばもある。大歩危峡 まんなか

中国人ツーリストもたくさん。
でも、ガイドは日本語のみ…(;^_^A

その遊覧船のりばに併設されたレストランには…外側にもカウンターがある。
ソフトクリームのサインの先に暖簾があるでしょう。

「祖谷そば」だよ。

「祖谷そば」あるよ。

400円 (=゚ω゚)ノ

日本全国、津々浦々のそばを食べている「LM2さん」。
大歩危駅近くの「歩危マート」には行っているけど(「立ち食いコーナー」元気に営業してました)、
こちらはまだかな?と思ったら......やっぱり、行ってた。恐るべし。恐るべし。

今回の徳島紀行の記録はこちら。「祖谷そば」「たらいうどん」食べたよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする