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少し疲れた田舎爺の日常をつづる

リバース連動サイドミラー下降回路

2013-04-22 | DIY・HONDA フィット

 

車の左サイドミラー角度をリバースギアに連動させて下降させる 電子回路と、
PICマイコンの制御シーケンスを、このブログを書き足しながら作ってみます。

何日かかるか?、うまく出来るかどうかも わかりませんが・・・

 

1.回路図

Rev_mirror4

2.動作の概要

 ☆ ギアをリバースにしたとき、左サイドミラーを 下に向けて リアタイヤ付近が見えるようにします。
 ☆ シフトレバーが戻されると、数秒後に ミラー角度を 通常位置まで戻して おしまい。
 たったこれだけなんですが、いろいろと未知の部分があって、暇つぶしができるんですネ。

 ☆ ミラーのUp/Down位置は、位置センサーが無いですから 駆動する時間で決まります。
   図の中にある2個のVRは、上昇時間と下降時間の微調整用です。(A/Dで入力) 
   原理的に、使っているうち 角度がズレますが、元からある 手動のミラー角度設定スイッチは
   ミラーが戻った(リレーOFF)状態の時 普通に使えますから良しと します。

 ☆ リアビューカメラでは 見えない左後輪付近を見るために作ろうとしています。

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3.基板(試作)の製作

 ☆ 机の引き出しをかき回して 部品を探します。
 ☆ 見つけた部品に応じて 回路が変わっていきますが、概ね 目論んだ回路が 在庫部品だけで出来ました。新規購入部品無し(¥0)でした。

Dsc02595

 ☆ 4接点のリレーしか みつからなかったのですが、おかげで IGN電源OFFになってもミラー位置を戻すことが出来そうです。

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4. プログラムは、こんな感じになるかな?  (爺だけしか理解できない、いい加減なフローです)

Rv_mirror_f

☆ リバースから戻した時の ミラー角度 戻り待ち時間(7秒5秒)は、いらないような気もします。
☆ ミラーの上下駆動時間は、約1秒にしていますが、0.5秒程度が良いかもしれません。

4ms 2msの タイマー割込みを使います。 (割込み部分のフローは省略)
 割込み処理内に、最大 約1秒0.5秒(2mS×256)を計測するダウンカウンターと、
 最大256 128秒の計測ができるダウンカウンターを置きます。

☆ RLは、ミラー角度Down後OFFにしないで、ミラー角度Upが終了してからOFFすれば、ミラーが戻るまでに IGN電源がOFFになっても、ミラーもどり動作終了まで電源が確保されます。 

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プログラム 出来たので、車に載せる前に DC12Vの適当なモーターをつないで TESTします。 

Dsc03232

机上では、一応動作確認が出来ました。

車載して ミラーモーターの駆動時間と角度を調べ、基板上のVR(ミラーDown時間とUp時間)を微調整して合わせれば 完成です。

ミラー角度 上/下駆動の配線を探すのに、こんな プローブを作りました。

Dsc03290

接続した状態のコネクタに +側リード(アカ)を差込み、黒はGND(アース) 手動 動作させたときの電圧を測ります。

Dsc03291

スマートキー対応のフィットのコネクタ配線を、NETで見つけられなかったので 仕方なく こんなものを作りました。
サイドミラーの中に、Smart Keyの アンテナが 内蔵されてるんだそうで、その分 配線が違うんだとか?・・

運転席側だけで、全部の配線が済みました。

Dsc03293

ミラー角度操作スイッチ裏のコネクタを、ここから 抜くことが出来たから 配線作業は簡単でした。
このコネクタにある、の線が 左ドアミラーを UP/DOWNさせるラインです。
この線をカットして 製作した基板を経由させます。 外したコネクタ側の線は、MOTORに行くラインです。

Dsc03294 Dsc03295

電源関連は、奥にあるヒューズBOXの近くのコネクタから、IGN電源・BAT常時電源・リバース12V・アースを接続します。

 

 リバース操作をすると、こんな具合 に ミラー角度が変わります。  

Dsc03302 Dsc03303

ミラー角度駆動時間は、UP, DOWNとも 0.7秒(若干 控えめ)になるように、机上テスト時 オシロスコープの波形を見ながら調整しておいたので、このままで大丈夫そうです。
使っているうちに ズレが気になるようなら、VRで 微調整すればよい。
(取り付けて1週間たちましたが、ミラー角度のズレは 確認できませんでしたが 1年経過してみると、モーターが 非力なのでしょう、 夏 調整すると 冬場 ズレが大きくなります。まア、FITだから しょうがない…)
もっと 大きく下げられるんですが、下げすぎると かえって運転が難しくなります。

リバースに入れてから 1秒後にミラーがダウン、ギアをリバース以外にしたら 5秒後に ミラー角度が戻ります。
ミラー角度駆動時間は、UP/DOWN 別々に 400mS+0mS~512mSstep 2mSでVRによる微調整ができます。
Key OFFで ミラー角度戻り完了後、回路の消費電力は ゼロです。
リバース信号入力に スイッチをいれておけば、動かしたくなかったり 駆動を途中でやめたい場合、良いです。
基板が動作するとき、手動ミラー角度操作スイッチは、位置でなく センター位置にしておきます。
ミラーが戻り終える前にKEY OFFしても、回路の電源は ミラー角度が戻るまで保持されます。
取り付けして 数ヶ月が経過しましたが、今のところミラー角度の修正は ほとんど無しでも大丈夫です。

リアビューカメラと、この回路で Backするのが 楽しくなります。右サイドミラー角度を下に向ける必要は無いです。
それほど期待してなかったのですが、これは 思いのほか便利で、かなり役に立ちそう。 ☆☆☆☆ 

 

PIC12F683の ソースとHEXファイルを、参考までに添付します。

   ソースファイル  「rev_mirror.asm」をダウンロード

   HEXファイル   「rev_mirror.HEX」をダウンロード

 問題があっても 爺は対応できませんので、自己責任でお願いいたします。
 また、例によって この件に関する質問はお受けできません。

 


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
リバース連動サイドミラー下降のASMについて (元山)
2019-07-08 01:36:26
貴HPの「リバース連動サイドミラー下降」を見させていただき興味がありASMファイルをダウンロードしようとしましたがもうアップされていないようでできませんでした。
宜しければASMファイルを頂けますでしょうか。
PIC12F683のソースファイル「rev_mirror.asm」
(12F683の手持ちがあるのでやってみたいです)
mail absolute@cox.dip.jp
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