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少し疲れた田舎爺の日常をつづる

2007-11-07 | 写真・花

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EOS-Kiss DX ,  TAMRON 28-300mm に、No.2 クローズアップレンズ で、撮った。

EF-S 17-55mm IS USM でも、撮ったが 腕が伴わなかった。

 

 


続・地デジのアンテナ

2007-11-07 | DIY・地デジ

検索サイト経由で 見に来てくれる方が いらっしゃるので・・

言葉足らずの’地デジのアンテナ’に関して 少し補足。

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これが、少しわかりやすい写真。

この配置なら、高所恐怖症でも、梯子(はしご)不要で 誰の手伝いも要らず 一人で上げられる。( TVが 見えるかどうかわからない作業に 人を借り出すわけにはいかないのである・・)

上から順に VHF アナログ用。( 東京タワー方向 )
その下は以前から使っているアナログTVのUHFアンテナ。2008/8 からは、これで地デジ 御殿場中継局を受信する。( 富士山 太郎坊 方向 )
一番下のアンテナが、地デジ用 マスプロの’LSL30’と言う UHF アンテナ。( 東京タワー方向 )

’地デジのアンテナ’といっても、別に特殊なアンテナがあるわけではなく、ただのUHFアンテナ。UHF によるTV放送は、470MHz から 770MHz の帯域を使用してるから、この辺の周波数に同調するアンテナが、アナログやディジタルTVに必要。現在は この帯域の 下側半分ぐらいが、地デジ用に使われているが、本格的に地デジだけになると 6MHz 間隔の周波数で この帯域がデジタルTV用になる。(一部ディジタルAudio放送にも使われる )。アナログより専用帯域が狭く ch.間の干渉が無く、全ch.を有効に使えるらしい。( アナログの場合は、同一区域内では となりのCH.を開けたりして干渉を防ぐ。 )

SHOPで、’地デジ対応アンテナ’などの名称で、よく売られてるアンテナがあるが あれは 昔からある UHFアンテナであって、アンテナで ディジタルやアナログを区別するなんて事はない。新しいアンテナを売りたいと言う願望で そう言ってるだけ・・・。

ただ、300MHz の広い帯域だと 全周波数で大きな GAIN を得るのは無理だから、どこかに感度のピークを決めて、アンテナを設計する。少しぐらいずれても 見えなくなるわけではないから 神経質になることは無い。それよりもっと大きい問題は 受信場所の環境である・・。 ケーブルの質やブースターにこだわる人もいるが、そんなものはアナログのとき のこと。ディジタルでは 受信レベルが ぎりぎりで ’少し見えるが時々見えなくなる’なんてときに考えればよい。

このアンテナ LSL30 は、かなり鋭い指向性を持つ YAGI アンテナ。指向性が鋭いと言うことは、ハイゲインが得られる角度が、せいぜい 5~10度ぐらいの範囲だけで、それをはずれると、逆にゲインが小さくなってしまう。使いにくいから、これ以上指向性の鋭いアンテナをメーカーは作らない。やりたい人は 自分で 作るか、2本、4本、8本、16本・・・と 並べれば、さらに 指向性を鋭くして GAIN を得られる。( インピーダンスの整合が大変だが・・ 旨く整合できれば 3本や 5本、6本でもよい )。

ここで よく考えなければいけないことは、GAIN 大 は、ピンポイントでしか得られないということ。方向がずれると ほとんど GAIN がなくなってしまう。方向がずれている場合 は、もっと素子数が少ない GAINの低いアンテナの方が良く映るのだ。この性質を利用するのが、強電界地域(横浜など)で、よく見かける 混信防止のための アンテナ。これは 受信方向以外の信号強度を 相対的に下げるのが目的。( ローテータを使うと、TVを見ながら アンテナ方向をいつでも変えられる) 

東京タワーからの10kW出力の地デジ電波は、直線距離 82.42km も離れた 御殿場のこのアンテナまで来る間には、山あり谷あり の地形と、温度の異なる空気の層を、はるばる抜けてこなければならず。

そのときの気象状況の変化で、ゆらゆらと曲げられたり、違う場所に反射したりと結構大変な旅をしてくるらしい。

こんなたよりのない電波だから、できればアンテナの一番ゲインのある向きで受信させてやりたいと、ローテータという機械で 方向を変えて 良い位置を見つけている。

ローテータと、受信ブースタは、 いまのところ必須。( このくらいの遠距離になると、ローテータ無しの場合、もっと素子数の少ないアンテナでないと、多分使いこなせないと 思う。)

2~3年後 VHFアンテナをはずすタイミングで、 アンテナ高さを調整して、現在 アンテナから5m 程 下のほうに仮付けの、10年前の33dBのブースターを アンテナ直下に持っていけば、まだ 改善の余地が残されているという状況。

2008年8月になれば、御殿場中継局が、10Wで 稼動を始めるそうだから、こんな心配は無用になって、今まで使っていたアナログUHF用の簡単なアンテナで十分 受信が可能になる。受信できるのは、現在 この地方で放送されている局だけだが・・。

** 総務省のホームページを見ると、御殿場中継局の 周波数を ’再検討’した結果、関東広域局とは、周波数が重ならなくなって、このアンテナが無駄にならない 可能性が 見えてきてた。ただし開局は遅れに遅れていて、2008年8月になるそう。出力は 10Wに下げられるらしい。**

地デジ関連の、このブログでの エントリーは、カテゴリー’地デジ’に まとめました。 

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