タイガーマスクの話題ついでに、こちらのネタも取り上げておきましょう。初代タイガーマスクの覆面を脱いだ佐山聡が書いた暴露本 『ケーフェイ』 がコレです。僕が購入したのは1993年に発売された新装版で、発行元はナユタ出版会、発売は星雲社となっております。当時の価格で税込1200円でした。
黒い表紙にデカデカと「ケーフェイ」と書かれた実に意味深なタイトルの単行本でありますが、僕は最初、この「ケーフェイ」というのは朝鮮語か何か外国語の単語だと思ってました。しかし、本書の冒頭に書かれている説明書きを読むとこの「ケーフェイ」の意味が判りやすく書かれておりました。「ケーフェイ」とはプロレス界で使われている隠語であり、プロレスラーたちは聞かれるとまずい会話に他人が入ってくると “ケーフェイ!” と合図して話題を変えるとあります。ケーフェイとは「フェイク」という言葉を裏返しにしたものと云われており、ちなみにフェイクの意味としては「サギ師」「インチキ」「ねつ造する」などの意味がある、と書かれていました。昔からプロレスと八百長試合というのは、常に噂されていたネタでありますが、今でこそ多数のプロレス暴露本が出回っておりますが、この本が発売された当時はプロレス界全体を震撼させてしまうぐらい話題になった単行本であったことは間違いありません。プロレスにあまり興味のない方でも、どこかでこの『ケーフェイ』というキーワードを耳にしたことがあるはずです、たぶん現在37~38歳以上の方は(笑)。僕の中でも当時のベストセラーといえば、まず思い出すのが黒柳徹子の 『窓際のトットちゃん』 か、この 『ケーフェイ』 かというぐらいで(本当かよ?)。とにかく衝撃的なネタで、日本全国が「東スポ」的な視点でプロレス界を観るようになったことは間違いのない事実だと思います。そういえば、この本が出て以降、プロレス団体の離散集合が増えたんじゃないでしょうかね。今はなきUWF設立でゴタゴタしていたのも、やはり同じぐらいの時期だったんではないかと思います。
時代は移り変わり、他の総合格闘技に脚光が移るようになってプロレス界も様変わりしました。以前よりは判りやすい、透明性の強いプロレス試合が増えたことは事実だと思いますが、根本的なところは何も変わっていないような気がするのもまた事実であります。一度引退した選手がその数年後にまたノコノコとリングに上がって来る図式をみるにつけ、思わず「茶番だ」と思ってしまうのはきっと僕だけではないはずだと思いますが‥‥。プロレスはショーだと割り切ってしまえば、それはそれで楽しいのでしょうが、それだけでは割り切れない何かが存在するのもまたプロレスの魅力であるため、一概にはなかなか割り切って観ることが出来ないんですよねえ~、恥かしながら(苦笑)。
沢山羅列してあって「こんなのみんな、打ち合わせがないと、かからないよ~ん」みたいな感じで
ショックでした。
ま、実際友人と遊んでいるときも、誰一人として
私に「さそり固め」「卍固め」を決めることが
できませんでしたから。(笑)
マジでやると、道場のスパーリングと変わらない
ものになる可能性の中で、ドラマを創る必然が
あったわけで、その証拠?にUWFでさえ、
初代トーナメント王者は木戸修でしたから。
それでも、「稲妻レッグ・ラリアット」や
「トライアングル・スコーピオン」よりは
「アキレス腱固め」や「V1アーム・ロック」は
リアリティがありました。
それでも。なんといわれても。
プロレスが好きです。エンケンの名言にこういうのがあります。「プロレスを八百長というヤツ。
あんたが毎朝、気乗りしないのに好きでもない
上司に”おはようございます”っていうのは
八百長じゃないのかい?。」
あっ、私は猪木信者で、前田日明信者でして
一時は両者の対立に胸を痛めたものです。(笑)
いやー、刺激ある本でしたね。あのタイトルに佐山氏のドアップな顔、これに勝る暴露本はないでしょうね。ミスター高橋も、高田も何今頃言っているんだって感じです。
ところで先週の旗揚げ戦はどうだったんだろう???
皆さん、やはりなんだかんだ云っても佐山タイガーに一度は魅了されたクチなんでしょうね、きっと。
同好の志がこんなにも多くいたとは、とても嬉しいです(笑)
2005年6月9日に行われたリアルジャパンプロレスの旗揚げ戦ですが、
その中で行われたメインイベントの第7試合「初代タイガーマスク(スーパータイガー)VS大谷晋二郎」は
残念ながら最後は大谷のキングコブラホールドにギブアップ負けしてしまいましたが、
それでも再びリングの上に立って試合をしたこと自体に、
僕は現在の佐山聡を別の意味でまた新たに評価したいと思っております。
やはり男ならこうでなくっちゃ!!男だよね、佐山さん。
佐山さんの話題がここにあるとはびっくりです。ぺたぺたの昭和プロレスが大好きで8年位前までは会場にも足を運んでおりました。
スーパータイガーになってからの佐山さん試合の観戦なんですが感動しました。やっぱり私にとっては今でもヒーローなんです。
じみへんさんのプロレスブログ読んでいて懐かしい名前がずらり。
骨法のライガー(中野に道場ありませんでしたっけ?)山ちゃん、前田日明兄さんなど感激です。
追伸 ご紹介いただいた「アトポス」読み終えました。面白かったので一気読みしました。感謝です。
こんばんわ~、これまた意外なところに出没されましたねえ(苦笑)
プロレスネタにコメントいただけるとは驚きました!!
そーですか、プロレスもお好きでしたか。
なんだか、ますます親近感が湧いて参りましたね(笑)。
僕も昭和プロレス派で、当時の愛読書は『プロレス・スーパースター列伝』だったりします。
あの頃は金曜8時の新日本プロレスと土曜夕方の全日本プロレス中継に
釘付けでありました(笑)。
その頃、一番好きだったプロレスラーって、どなたでしたか?
僕は恥ずかしながら中学生当時は故ジャンボ鶴田の大ファンでありました(苦笑)
外人レスラーだとスタン・ハンセンと故ブルーザー・ブロディのタッグが、
世界最強だと思ってましたね。
(⇒その後、ロードウォリアーズが登場してくるまでは、笑)
昭和プロレスの黄金時代を体感した世代ですね!『プロレス・スーパースター列伝』は当時読みました。そんでその話をそのまま信じていたという私です(笑)
あの頃はスター選手がたくさんいましたよね。全日では鶴田さん(しかし惜しいことを・・・)ハンセン、ブロディの最強タッグにブッチャー、テリーファンクと外人勢もオーラと華がありました。
新日は金曜八時のワールドプロレスリングを欠かさず見ておりましたよ。猪木全盛期ですよね。
私はマスクマンが好きなんで仮面貴族のミル・マスカラスなどのメキシコ勢ファンで一番はやっぱり佐山タイガーマスクでした。ジュニア・ヘビーが好きなんです。
レスラーの入場曲って結構いいもの使っているの多いのですよね。ブロディの移民の唄、マスカラスのスカイ・ハイなどなど入場曲ファンでもあったりする私でした。ロードウォーリアーズの曲もかっこいい!
こんばんわ、一週間ぶりのコメントで失礼致します(苦笑)
いやあ、懐かしい名前が連発されていましたね。
そうそう、ザ・ファンクスを忘れていました(笑)。
実力のドリー・ファンクJr、人気のテリー・ファンクの二人で、
たしかに一時代を築いた兄弟レスラーでありました。
そういえば、テリー・ファンクは引退後に、
再度復帰して悪役レスラーに転向した時は
思わず「オマエは大仁多厚かよ」と思いましたが(爆)!!
覆面レスラーは僕も当時は大好きでしたが、
訳の判らない外人レスラーがウルトラマンだとか何だとか
とにかく何でもいいからヒーロー物の格好して出てくるようになって
急に熱が醒めた思い出がありますね(笑)。
今考えても、ありゃあねえよなあ、しかもあんまり強くなかったですしね(苦笑)。