9月5日にアマゾンから発送されて来ていたストーンズの新譜 『A Bigger Bang』 をようやく開封して聴くことができました(笑)。今までだったら到着したその日に開封して絶対に聴いておりましたが(クラプトンは即聴きました!)なぜか今回のストーンズ新作、楽しみに待っていた割にはなかなか聴く気になれなかったのも事実。これは一体何なんでしょ?自分でもよく判らないのですが、進化(退化?)し続けるストーンズにそろそろついていけなくなって、距離をとり始めている証拠かもしれません。俺も歳をとったか・・・(苦笑)。
で、日曜の夕方になってようやくCDプレイヤーの前に座る気になって再生ボタンを押すと・・・お、お、お、なんだコレは。昔のストーンズが戻って来ている。そうそう、この感じだよ、今まで忘れかけていた何かを思い出したかのようなこの感じ。というわけで今回のストーンズの新作、時間をかけて制作されただけあって、なかなかの力作に仕上がっております。
スタジオ録音の前作 『Bridges to Babylon』 、前々作 『Voodoo Lounge』 とは明らかに違ったベクトルで制作されているような気がします。ドン・ウォズによる2回目のプロデュースも今回は功を奏したのかもしれません。ストーンズの良い味を、昔の味付けで上手く調理して、現代風の料理に完成したような感じとでも表現すればいいでしょうか。
一聴すると以前どこかで聴いたことがあるようなメロディというのも、普通のアーティストであれば単なるワンパターンで片付けられてしまいますが、相手は天下のストーンズです。そこは逆手にとって僕はストーンズならではの最大の強みだと思いましたね。60年代からずうっとストーンズを聴かれている方であればよくお判りだと思いますが、そうそうコレなんだよ、ずうっと待っていたのは!というのがこの新作の根底には流れているような気がするんですよねー。僕一人だけの錯覚かもしれませんが(笑)。前作、前々作は1~2回聴いた後、実はほとんど聴き返すことがなかったのですが、本作は久しぶりに繰り返し聞くことが出来るアルバムに仕上がっていると思います!!まだ聴いてない人はすぐに買って下さい。あ、もちろん国内盤はセキュアCDなのでダメ!!必ずこのノンCCCDであるUS輸入盤を購入して下さい。今ならアマゾンで税込1670円です、お買い得ですよ!!
但し、全16曲入り(!)というのが、もしかしたらサービス精神で1曲でも多く収録しようと考えてこうなったのかもしれませんが、通して聴くとなると結構辛いものがありますよねー。まったくああいえばこういうで贅沢な悩みですが(苦笑)。
◎THE ROLLING STONES 『A Bigger Bang』 (Virgin)
01. Rough Justice
02. Let Me Down Slow
03. It Won't Take Long
04. Rain Fall Down
05. Streets Of Love
06. Back Of My Hand
07. She Saw Me Coming
08. Biggest Mistake
09. This Place Is Empty
10. Oh No, Not You Again
11. Dangerous Beauty
12. Laugh, I Nearly Died
13. Sweet Neo Con
14. Look What The Cat Dragged In
15. Driving Too Fast
16. Infamy
※ローリング・ストーンズ海外オフィシャルサイト www.rollingstones.com