廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★QUEEN+PAUL RODGERS 「RETURN OF THE CHAMPIONS」

2005年09月24日 | PAUL RODGERS
 
初回限定盤(税込価格3100円)を通販予約していたので発売日には手元に届いていたのであるが、この連休にようやく聴くことができたのがこのアルバム(笑)。このクイーンに対しても実はそれほど強い思いをもっていたという訳でもなく、今回の新作についてもどちらかというと僕の場合はポール・ロジャース目当てで購入したというのが本音です。なんという天邪鬼な奴(苦笑)。

で、聴いてみた感想は「予想していたよりも良かった!」というのが素直な感想です。この再結成クイーン(という表現が正しいのか正しくないのか、それ自体もよく判らないのですが)の活動に対しては、まず賛否両論のさまざまな意見がすでに巷に飛び交っていましたので、相当な耳年増になっていたことは事実でしょうね(笑)。クイーンとポール・ロジャースなんて、たしかに水と油の関係で、あまりにも意外過ぎる組み合わせだったので、クイーンの活動再開に対しては抵抗がなかったものの「実際のところ、どうなのよ?」という思いがあったのも事実ですね。でも、聴いてみてそんな思いはすべて吹っ飛んでしまいました!!楽しければ、それでイイじゃん。それが僕の答えでした。

クイーンの曲然り、ポール・ロジャースのワンパターン化したフリー&バドカンのヒット曲オンパレード然り、聴衆の立場からすればどんな面子で歌おうとイイ歌はイイわけですし、曲に合わせて自然と身体がリズムをとり、思わず口ずさんでしまう、それこそが今回のクイーン活動再開の最大の産物だったのではないでしょうか。僕に云わせりゃ、ビル・ワイマンやリンゴ・スターのオールスターバンドよりも全然クオリティが高い音楽活動だと思いますしね。あ、別にビル・ワイマンやリンゴ・スターの 『老後の楽しみ』 を否定している訳ではありませんので、誤解のなきようお願い致します(苦笑)。これはこれでアリだと思いますしね、とくにビルワイマン&リズムキングスの場合。ライブDVDを見た時、あまりにも渋くて僕の想像の範疇を軽く超えておりました。ある意味スゴイです、あの面子を集めるというのは(笑)。

閑話休題。話がだいぶ横道に逸れてしまいましたが、このクイーン+ポール・ロジャースのライブ盤、やはり最初の緊張感ある演奏から徐々に盛り上がっていく様子がなんともいえませんね、最高です。素晴らしい。とくにポール・ロジャースの「オール・ライト・ナウ」以降の怒涛の三連発「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」には涙しました!!

いやー、もうこれは是非、後日発売されるライブDVDでも観てみたいですね。こちらにはCD未収録「イマジン」のカバー演奏など特典映像も満載だそうで、どうせ買うなら日本語字幕スーパー入りの国内盤仕様で買うかな、やっぱり(笑)。


◎QUEEN+PAUL RODGERS 『RETURN OF THE CHAMPIONS』 (東芝EMI,TOCP-67753/54)

DISC.1:
01. Reaching Out
02. Tie Your Mother
03. I Want To Break Free
04. Fat Bottomed Girls
05. Wishing Well
06. Another One Bites The Dust
07. Crazy Little Thing Called Love
08. Say It's Not True
09. '39
10. Love Of My Life
11. Hammer To Fall
12. Feel Like Makin' Love
13. Let There Be Drums
14. I'm In Love With My Car
15. Guitar Solo
16. Last Horizon

DISC.2:
01. These Are The Days Of Our Lives
02. Radio Ga Ga
03. Can't Get Enough
04. A Kind Of Magic
05. I Want It All
06. Bohemian Rhapsody
07. Show Must Go On
08. All Right Now
09. We Will Rock You
10. We Are The Champions
11. God Save The Queen