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廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★The History Of Blues in 渋谷東急 Bunkamura

2005年05月22日 | BLUES
 
東急グループがインターネット上と郵送(往復はがき)で公募していたライブイベント 『The History Of Blues』 の招待状が当選してしまいました(笑)。5月31日(火)と6月1日(水)の2日間行われるのですが、僕は6月1日分の方が当たりました。抽選で各日ともペアで1000組2000名様を無料ご招待、と書かれておりましたんで、こりゃ当たるかもしれないなと思い応募したところ、見事的中しましたね(苦笑)。こういうところで運を使ってしまうというのは、名著『麻雀放浪記』の著者である故阿佐田哲也氏に云わせると「一生の運の量は誰でも同じ」なので、どうせなら宝くじの当選確率かなにかで消費した方がいいんでしょうけど、ま、そんなこといってもしょうがないか(笑)。

同イベントは、時代を超えて愛される世界の音楽をトークと演奏で紹介する「東急ワールドミュージックスペシャル」の企画ライブだそうで、今回の出演者は海外から参加するアフリカン・ブルースマンのコリー・ハリスを筆頭に、日本からは鮎川誠、近藤房之助、木村充揮、山岸潤史、塩次伸二、永井“ホトケ”隆などが出演するそーです。うーむ、これってかなりスゴイ面子が集まりますね、ある意味(苦笑)。一体、どんなブルースが演奏されるのか、非常に楽しみですね。

東急グループ主催イベントだというのがなんだかお行儀良さそうな感じがしてちょっと気掛かりなんですが、無料ご招待なんだからそう文句も云えないか(笑)。ライブレポートはまた後日。

※ザ・ヒストリー・オブ・ブルース 出演者プロフィール


★THE BLUES Movie Project コンプリート DVD BOX

2005年03月05日 | BLUES
 
いやはや、ついに “THE BLUES Movie Project” が初回限定生産DVD8枚組で発売されてしまいました。散々悩んだ挙げ句、結局買ってしまいました(笑)。定価2万7930円(税込)のところ、アマゾン購入価格20%オフで2万2344円でした。発売日に自宅に届いてこの価格ですから、DVDを買うならやっぱりアマゾンがお得ですよね!!日本語字幕スーパー付きです。

初回限定生産のコンプリートDVDボックスは、シリーズ7タイトルに加えて、豪華特典満載の日本特別仕様となっております。目玉はやはりなんといっても8枚目のボーナスDVDで、本編には未収録の貴重な演奏シーンなど合計139分(!)収録のボーナスディスクとなっております。これは見応え十分です。本編収録の各映画1タイトル分よりも、むしろ長いぐらいですし(苦笑)。収録ライブ映像は28曲(計110分)も入っているそうで、気になるところでは、映画では使用されなかったジェフ・ベックやルー・リードの映像も含まれているとのこと。これは見過ごす訳には行きません!!また豪華執筆陣による充実のガイドブック(全64ページ)も付属されております。まさにコンプリートの名に恥じない超豪華なボックスセット仕様での発売となりました。拍手パチパチ!!

上記ボックスセット以外に、各タイトルDVDバラ売り(各3990円)もされるそうでありますが、同じ値段を払うのであれば、絶対にボーナスDVD付きのボックスセットを購入した方がお得だと思います!!無くなってから初めて判る物の価値(苦笑)。今まで何度泣かされて来たことか。こういうのに限って、完売してからどうしても欲しくなったりするんですよねえ~、過去の経験上(苦笑)。今回は同じ失敗を繰り返さないように、皆さんも心して購入しましょうね(笑)!!


★初回限定生産 『THE BLUES Movie Project コンプリート DVD BOX』 (DVFS-8)

ディスク1:
ヴィム・ヴェンダース監督 『ソウル・オブ・マン』 本編100分+特典映像約30分

ディスク2:
マーティン・スコセッシ監督 『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』 本編80分+特典映像約22分

ディスク3:
マイク・フィギス監督 『レッド、ホワイト&ブルース』 本編93分+特典映像約24分

ディスク4:
リチャード・ピアース監督 『ロード・トゥ・メンフィス』 本編89分+特典映像約29分

ディスク5:
チャールズ・バーネット監督 『デビルズ・ファイヤー』 本編89分+特典映像約29分

ディスク6:
マーク・レヴィン監督 『ゴッドファーザー&サン』 本編96分+特典映像約24分

ディスク7:
クリント・イーストウッド監督 『ピアノ・ブルース』 劇場未公開作品、本編92分


ディスク8:ボーナス・ディスク(計139分収録)

■収録ライブ映像28曲(110分)

◎Jeff Beck「Blues Jam」
◎Lou Reed「See That My Grave Is Kept Clean」
◎Howlin'Wolf「Evil」
◎B.B.King「Key To The Highway」
◎Otis Rush「So Many Roads,So Many Trains」
他、日本語対訳字幕付き

■ヴェネチア国際映画祭記者会見収録

http://www.blues-movie.com


★フリーペーパー 「TOWER GUIDE TO BLUES」

2005年01月13日 | BLUES
 
先日、渋谷タワーレコードに立ち寄った際に、洋楽売場のフリーペーパーコーナーからいただいてきたのが、この小冊子 『TOWER GUIDE TO BLUES』 です。中綴じ全48頁からなる薄めのディスクガイドでありますが、フリーペーパーにしては内容も濃く、全国のタワーレコード各店のバイヤーたちが厳選したブルースアルバムが300枚以上(!)もジャケット写真付きで紹介されております。僕もホワイトブルース経由でホンマもんのブルースアルバムも同世代の中ではかなり聴き込んでいる方じゃないかと自認しておりましたが、このディスクガイドを見たら、たぶん掲載されているアルバムの「10分の1」も実は聴いてないんじゃないか?と、頭の後ろから杭を打たれたような衝撃を受けましたね(苦笑)私もまだまだ修行が足りましぇん。自認ではなく単なる過信でありました(涙)。自己反省。

一見するとこの小冊子、フリーペーパーという性格ゆえ、不特定多数のブルース初心者向けディスクガイドになっているのかと思いきや、きちんとベースになる部分は押さえてはいるものの、いわゆる歴史的名盤と呼ばれている作品ばかり挙げているのではなく、意外と痒いところにも手が届くようなマニアックなアルバム選択も行われておりますので、これは侮れません(笑)。名前すら聞いたこともないブルースマンも何人かいましたし(苦笑)、数々の名盤の中に挟んだ形で昨年リリースされたばかりのピストル・ピートの 『Electric Blues Land』 などもさりげなく混ぜ込まれているところなど、心憎い仕掛けも施されております(笑)。実際コレ、無料といってもかなり手の込んだ編集がなされておりますので、機会があったら、皆さんも是非一度手に取って読んでみて下さい!!


★JOHNNY WINTER 「I'M A BLUESMAN」

2005年01月12日 | BLUES
 
昨年発表されたジョニー・ウィンターの12年ぶりの最新作 『I'M A BLUESMAN』 をようやく購入する決心がつきました(笑)。というのもこの新作、輸入盤・国内盤ともに新譜リリース時は極悪非道なCCCD仕様でしか発売しないという愚の骨頂のような行為をリスナーに向けて突き付けたからであります。通常のCDプレイヤーで再生すると機械が壊れる可能性もあり、メーカーサイドはその再生行為に対して一切の保証を行わない、などといった怒りのやり場のない疑似CDでしかないCCCDなど、断固「不買運動」を続ける私としましては、ジョニーウィンターの新作CDは聴きたいけれどもCCCDでは絶対に買いたくない、という二律背反する問題に頭を悩ませて参りました。が、新譜リリースから遅れること半年、ようやく非CCCDである米国盤CDの輸入盤がこの日本にも入って来るようになりました。アマゾン、エライ!!拍手パチパチもんやで(笑)。しかも時を同じくしてディスクユニオンにも同じ米国盤CDが入荷して来ましたが、アチラは税込2580円、こちらは税込2078円と約500円も安い値段で同じ商品が購入出来てしまったのですから、今回ばかりはアマゾンを一方的に擁護しても構わない心境であります、はい(苦笑)。

さて、肝心のジョニー・ウィンターの新作の出来なのでありますが、ジャケット写真のお姿を拝見した時から心配しておりましたが、やはりといいますか案の定、お身体の調子は全快のようではなく、むしろこれ以上よくなることはないのではなかろうかと思えてしまう程、昔の見る影は消えてしまっておりました。まず一聴して誰にでも判るのがヴォーカルの衰弱。シャウト唱法がウリだったジョニー・ウィンターは、残念ながらもうこのアルバムでは聴くことができません。ギターの演奏の方はまだマシなのでありますが、もうひとりのギタリストも一緒に弾いてしまっているため、どこまでがジョニー・ウィンターの手によるギターなのか、はっきりとは判らないように仕上げられている点がちょっと気になりますね。ま、聴く人が聴けば手癖などでこれはジョニー・ウィンターのソロだよなこれは違うか、などと判る人もいるかと思いますが、今まで弾きまくり倒していた白髪鬼のような形相のジョニー・ウィンターは、もう居ないと云って間違いないと思います。目の前にいるのは「年の割に老いて衰えてしまった」ブルースマンただ一人であります。写真で見る限り、ジョニーの健康状態は決して良好なものには見えませんし、なんとなくこれが遺作になってしまうんじゃないか?という不謹慎な考えまで脳裏をよぎったのも、たぶん僕だけではないはずだと思います。

敢えて例えさせていただければ、ちょうど長い間消息不明だった元フリートウッド・マックのピーター・グリーンが、突如、第一線に復活してきた時の印象に似ていなくもないと思います。容姿の変貌も似たような印象を受けましたし、激シブのスローブルースに走っている(走らざるを得なかった?)点も共通項として挙げられます。ブルースロックというより、ブルースが好きな方には受け入れられると思いますが、最近、ソニーのレガシーコレクションから発売された『SECOND WINTER』あたりを聴いてジョニー・ウィンターの即席ファンになった方々には、ちょっと辛いかもしれませんねえ、正直なところ‥‥。

僕は前作から12年という長い歳月を経て、ここに辿り着いたジョニー・ウィンターの境遇を考えると涙なしではこのアルバムを聴き通すことができませんでした(泣)。ある意味、ジョニーの泣きのギターアルバムだと云ってもいいかもしれません。願わくば、このアルバムがジョニーの最後の作品にならないことを祈っております。まだまだ頑張ってもらいたいです!!


◎JOHNNY WINTER 『I'M A BLUESMAN』 (Virgin Records America)

01. I'M A BLUESMAN
02. CHEATIN' BLUES
03. I SMELL SMOKE
04. LONE WOLF
05. SO MUCH LOVE
06. THE MONKEY SONG
07. SHAKE DOWN
08. SWEET LITTLE BABY
09. PACK YOUR BAGS
10. LAST NIGHT
11. THAT WOULDN'T SATISFY
12. SUGAR COATED LOVE
13. LET'S START ALL OVER AGAIN

Johnny Winter live is :
Johnny Winter > Vocals,Electric and Acoustic Guitars
James Montgomery > Harmonica
Paul Nelson > Electric Guitar
Scott Spray > Electric Bass
Wayne June > Drums

http://www.johnnywinter.net