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廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★映画 「狼よさらば (※原題:DEATH WISH )」 シリーズ

2006年10月07日 | MOVIE
 
チャールズ・ブロンソン主演の映画といえば、僕が思い出すのがこの映画『狼よさらば(※原題:DEATH WISH)』シリーズである。洋楽ファンであれば、レッド・ツェッペリン解散後に、ジミー・ペイジが初めて手掛けたソロ・アルバムが、このシリーズ第二弾映画『ロサンゼルス』のサウンドトラックだった、といえば話が早いでしょうか。しっかり映画タイトルロールの中に「MUSIC BY JIMMY PAGE」の名前がクレジットされておりました(笑)。ちなみに第一弾作品『狼よさらば』の映画音楽は、あのハービー・ハンコックが担当しております。こちらも有名ですよね。

ちなみに今回、写真に掲載したのは先月、ソニー・ピクチャーズから『シネマ・ザ・チョイス』の映画作品として、期間限定プライス(各税込1480円)で再発された廉価版DVDです。音声は両作品ともドルビーデジタルのモノラル収録ながら、画質は飛躍的に向上(⇒※とくに映画『ロサンゼルス』の画質向上は驚異的!デジタル・リマスター処理されているのでしょうか?)していましたので、過去にこの作品を観たことがある人は、あまりの画質の綺麗さに舌を巻くことでしょう。

また、嬉しいことにどちらの作品も日本語吹き替えの音声が収録されており、チャールズ・ブロンソンの声は、おなじみの大塚周夫さんが出演しております。やっぱりチャールズ・ブロンソンの声はコレですよね!!今もまだやってるかもしれませんが、昔よくテレビ東京で平日の昼間の時間帯に放送されていた「吹き替え映画」番組を思い出しました(苦笑)。懐かしいなあ~。たぶん日本人の脳にはオリジナル英語版よりも、きっとこちらの日本語吹き替えバージョンの方がしっくり来るはずですね(笑)。

この『狼よさらば』シリーズですが、晩年のチャールズ・ブロンソン映画の中では別格の扱いだったようで、たしか亡くなるまでシリーズ最新作が撮り続けられていたはずと思います。最近のアクション映画とは一味違う、「本当の男の中の男」が登場するバイオレンス映画の決定版シリーズだと思います!!

あの両肩を左右に揺すりながら、ヒョコヒョコとアンバランスに歩く後ろ姿をみると、なぜかチャールズ・ブロンソンを思い出してしまうんですよねえ。幾つになっても年齢の割には、実にいいカラダしておりました(苦笑)!!



◎映画 『スーパー・マグナム』( '85) シリーズ第3弾!



◎映画 『バトルガンM-16』( '87) シリーズ第4弾!!



◎映画 『狼よさらば 地獄のリベンジャー デス・ウィッシュ』( '93) シリーズ第5弾!!!
 こちらは映画未公開で、ビデオ化発売されたシリーズ最終作です。さらば、ポール・カージー・・・



◎サントラ盤 『DEATH WISH』 MUSIC BY HARBIE HANCOCK、輸入盤伊CD



◎サントラ盤 『ロサンゼルス』 MUSIC BY JIMMY PAGE、国内盤CD




◎JIMMY PAGE 『EMERALD EYES』(SILVER GLITTERS)

01. WHO'S TO BLAME
02. PRELUDE
03. OVER THE HILLS AND FAR AWAY
04. WRITES OF WINTER
05. TEAR DOWN THE WALL
06. EMERALD EYES
07. MIDNIGHT MOONLIGHT LADY
08. IN MY TIME OF DYING
09. PRISON BLUES
10. WASTING MY TIME
11. CUSTARD PIE / BLACK DOG
12. TRAIN KEPT A-ROLLIN'
13. STAIRWAY TO HEAVEN

※1990年にファーイースト通販で購入したジミー・ペイジ、1988年USAツアーのブートレッグです。
超高音質のステレオ・サウンドボード音源収録で、入手した当時はかなりビックリしましたね。
この時期のソロ・ツアーでは、映画『ロサンゼルス』のサントラ曲もまだ演奏しておりました(苦笑)!!


★追悼:故・丹波哲郎氏、映画 「砂の器デジタルリマスター2005」

2006年10月03日 | MOVIE
 
先日、お亡くなりになった俳優の故・丹波哲郎氏に追悼の意を込めて、氏の代表作である映画『砂の器』をDVDで観た。松竹創立110周年を記念して、昨年デジタルリマスター化された作品です。以前にもデジタルリマスター化される前の映像でこの映画を観たことがありますが、一目で判るぐらい格段にクオリティUPしていたので、いやー改めて驚きました。とくに冒頭に出てくる「国鉄蒲田操車場の殺人現場検証」のシーンなどは暗闇の中での解像度が明らかに違いますので、興味がある方は是非、見比べてみて下さい(苦笑)。

最先端のデジタル・フィルム・スキャナーを使い、画質解像度が大幅にアップしたばかりか、音声もDTSサラウンド5.1chで収録されております。日本初の最大解像度4Kスキャニングにより映画公開時の画像を復元し、最新技術のすべてを注ぎこんだ最高水準の傑作として2005年に甦った作品です。これは一見の価値はあると思いますよ。しかも旧規格盤DVDよりも、リーズナブルなプライスで現在は入手可能ですので、これはオススメです。

故・丹波哲郎氏出演の映画というと、世界的に一番有名な作品はたぶん映画『007は二度死ぬ』だと思いますが、日本映画の中では僕はこの作品が一番好きですね。丹波さんの存在感のあるベテラン刑事役はもちろん必見ですが、蒲田署の若手刑事役・森田健作氏との名コンビも見逃せませんね。森田健作も若いです(笑)。

こういう日本映画の名作を観ていると「ああ、あの時代の日本は良かったんだなあ~」となぜか思えてしまうんですよねえ。※原作:松本清張、監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、山田洋次、1974年作品。


★公開初日に、映画 「ダ・ヴィンチ・コード」 を観てきました!!

2006年05月20日 | MOVIE
 
本日(5月20日)全世界同時公開された映画『ダ・ヴィンチ・コード』をさっそく観てきました!!公開初日ということもあり、映画館はどこにしようか迷った挙句、最終的には有楽町マリオンの「日劇PLEX」にしました。ちなみにこの「日劇PLEX」ですが、映画館3館分の総称で今回のこの映画『ダ・ヴィンチ・コード』は上映時間を30分ずらして「日劇1」と「日劇3」の2館で同時上映されておりました。それでも館内は満員完売状態で、結局座席を確保できたのは午後6時40分からの回になってしまいました(苦笑)。

上映時間までまだ5時間近くもありましたので、とりあえず銀座ウエストのティールームでお茶をしまして(※コチラも店内はめちゃ混みでした)、その後は地下鉄に乗って思いつきで『戸越銀座』まで散歩に出掛けてきました。戸越銀座散策に関しましては別項で改めてご紹介をさせていただきます(笑)。

さて、夕方になると天気予報どおり急に雨が降ってきましたので、銀座エリアの地下通路を駆使して、一度も地上に出ずに有楽町マリオンへ移動。ほぼ定刻どおりに館内に入場し、後は上映を待つのみとなりました。エレベーターで11階に上がる時など結構混んでおりましたが、こちらの映画館は全席指定の定員入替制のため、事前に座席は確保できておりましたので、スムーズに入場できたのは良かったですね。映画館側もたぶん自由席のままでチケット発売するよりも、手間はかかっても座席指定で販売した方が効率もよく、売上面でみてもこちらの方がメリットが大きいのでしょうね。観客の立場から考えても、事前に座席指定してあれば、その時間まで並んで待つ必要もない訳ですし、入場時も慌てずに済みますのでやはりメリットは大きいです。

で、肝心の映画の内容ですが、まだご覧になっていない方がほとんどだと思いますので内容に関しては割愛させていただきます。ストーリー展開がものすごく早いので、かなり心して頭をフル回転させながら観ないと内容がさっぱり判らなくなる危険性がありますが、エンターテイメント映画としての完成度はかなり高いと思います。ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』について登場人物が推理を語るあたりは、原作をまだ読んでいなかったせいか、とても面白く観ることができました。史実に明るい方が観れば、実際にはかなりこじつけの部分もあるのかもしれませんが、推理小説を読むような感じで観ている分には、十分楽しむことが出来る娯楽一級作品だと思います。原作を読んだ後で映画を観れば、また違った感想を得られたかもしれませんね。久し振りに映画館で新作映画を観ましたが、これはオススメだと思いますよ!!




★映画「スーパーサイズ・ミー」

2006年03月17日 | MOVIE
 
先日、WOWOWで放送された映画『スーパーサイズ・ミー』を観ましたが、うーん、これはかなり面白かったですね。実録ドキュメンタリー映画とでもいえばいいのでしょうか、監督自らが実験台となって「一日三食、一ヶ月間マクドナルドのファーストフードを食べ続けたら、健康な人間は一体どうなってしまうのか?」というリスクをかえりみない体当たり映画でありました(笑)。とにかくスゴイ内容の映画でした!!機会があれば是非観てみて下さい。

映画を観終わった後、思わず自らの食生活を振り返ってしまいました。当分の間、マクドナルドの「Mの字看板」を見たくなくなること請け合いです(苦笑)。


★映画 「THE JUON 呪怨」

2006年01月25日 | MOVIE
 
先日、WOWOWで放送されたハリウッド版の映画『THE JUON 呪怨』を観た。深夜帰宅後にDVDへ録画しておいたものを観たのだが、いやあ、恐かったのなんのって(苦笑)。日本版の映画『呪怨』も観ましたけど、ハリウッド版も負けず劣らずの出来だったのではないでしょうか。ま、ストーリーそのものを考えると、あまりにも日本版をそのまま移植しただけの映画でしたので、もうひと捻り欲しかったのは事実でありますが。それにしてもこの映画に登場するあの顔白塗りの子役と階段這いずりの女優さんは全『呪怨』シリーズに出演されている方なんですよね。合計何本の『呪怨』作品に出演したのかよく判りませんが、この役ばっかり(苦笑)というのもなんだかスゴイものがありますよね。

映画制作には、いまや大ヒット映画『スパイダーマン』で有名なサム・ライミ監督の名前がクレジットされておりましたが、さすが見る目がある人は違いますよね。さすが古典名作『死霊のはらわた』の監督だけはあります。今の若い人はそういう認識をもっていないかもしれませんが、僕らの世代にとってはいつまでたってもサム・ライミ監督=『死霊のはらわた』ですからね(笑)。

とにかく深夜で一人で観るとあまり心臓によくない映画である、ということだけは事実ですね。作品の出来としては保証付きですので、ものスゴク恐くて後味の悪い映画を観たい方は是非ご覧になってみて下さい!!オススメは、ううーむ、人によりますね、はっきりいって(苦笑)。


★映画「ランド・オブ・ザ・デッド」ディレクターズ・カット版

2005年12月28日 | MOVIE
 
今年のクリスマスには、今夏ロードショー公開されたジョージ・A・ロメロ監督の最新作『ランド・オブ・ザ・デッド』ディレクターズ・カット版DVDを購入しました。HMV通販のマルチバイ割引で税込価格3591円でした。お買い得です。

さて、カルトマニアが多いジョージ・A・ロメロ監督のこの『ゾンビ』シリーズの第4作目ですが、映画公開当時はかなり賛否両論で意見が分かれたそうです。たしかに「人物造形の描写が甘い」だの「ストーリーがチャチ過ぎる」「アクション映画としては二流」「ゾンビに生前もっていた生理現象以外の思考能力を持たせるのはルール違反ではないのか?」といった否定派の意見も判らないではないですが、やはりこれはロメロ流の新しい『ゾンビ』映画の解釈だと考えれば、僕は肯定派に廻りたいと思います。観ていて単純に楽しめましたし(笑)。

敢えて苦言を呈すとすれば、ゾンビが人間を食い散らかす残虐シーンなどディレクターズ・カット版として新たに追加されているシーンがDVDには数多く含まれていましたが、本編約97分というのは上映時間としては少し短すぎるきらいは否めませんでしたね。もう少し登場人物の個性が浮き彫りになるシーンがあと幾つか欲しかったのは事実です(苦笑)。人物描写は過去三作品に比べてたしかに甘かった。

あ、それから主人公と共に行動をとる元女性兵士のスラック、なんとあのダリオ・アルジェントの愛娘、アーシア・アルジェントだと後から判ってちょっと驚いてしまいましたが(笑)。いやー、随分とセクシーな女優さんだなとは思いましたが、途中、着替えるシーンで見せた「へそ出し」場面ではなかなか見ごたえのある逞しい腹筋を披露していただけました(笑)。今後はアクション映画でもつかってもらえるのではないでしょうか、但しB級映画の臭いがプンプンしておりますが(苦笑)。

とりあえず僕的には「星四つ☆☆☆☆★」クラスの娯楽映画だと評価しております。『ゾンビ』映画ファンであれば、これは必見です。

最後に主人公がゾンビの行列を見て呟いたセリフ。「彼らも(我々と一緒で)行き場所を探しているんだ・・・」という一言がいつまでも記憶に残りましたね。こういう印象的なセリフは、ロメロ映画ならではの隠し味だと思います。ほかのスプラッタームービー(※古い表現ですね、笑)と一線を画すのは、たぶんこういう「さり気ない一言」の違いなんでしょうね、きっと・・・。


★映画 「四月の雪」 主演:ペ・ヨンジュン

2005年09月19日 | MOVIE
 
9月17日に全国ロードショー公開になったばかりの映画 『四月の雪』 をさっそく観て来ました(笑)。三連休の中日でさぞやヨン様フィーバーのオバ様たちで映画館は大混雑しているかと思いきや、日比谷スカラ座での最終上映回(午後7時15分~)は館内ガラガラで3分の2は空席のままだったと思います。昼間の回はそんなことなかったようですが、やはり上映終了が午後9時20分というのでは遅過ぎるのでしょうかね。コチラとしては願ったり叶ったりでしたが(笑)。

で、ペ・ヨンジュン主演の映画 『四月の雪』 ですが、不倫を題材にした内容とはいえ、結構最後までしっかりと観てしまいました。映画に行く前は絶対に途中でウトウトと眠くなるだろうな~、と覚悟しておりましたが、全然眠くならなかったですね、珍しいことに(苦笑)。主演のペ・ヨンジュンもさすがに『冬のソナタ』の頃よりかは貫禄がついた感じがしましたが、それでも冬ソナの面影を引きずったままで僕なんかは鑑賞してしまいましたね。随分と大人になったなあ~、なんて感じで(笑)。

それよりももっと驚いたのは、ヨン様の見事に割れた腹筋でしたけど(笑)。スポーツ選手でもないのに、ライティングの仕事をしている普通のサラリーマンという設定ではやはり違和感がありますよね、やっぱり。不倫相手の人妻もプロポーションが見事すぎて、かなり嘘くさい感じがしましたし(苦笑)。普通の専業主婦じゃ、たぶんもっと体型崩れているはずでしょ。ヤですね~、粗探しばっかりしてね。あ、でも、マジ面白かったですよ!!←本当かよ(笑)!

日比谷スカラ座ですけど、ここの映画館、まだ新しく改装されたばかりで最新の設備が導入されておりますんで、イスの座り心地は抜群ですね!!たぶん都内の大型映画館の中ではかなり人気上位に入るはずです。館内もとても綺麗ですし。

現在、映画の正規料金は大人1800円(高い!)ですけど、僕は必ず映画館周辺のチケット屋を廻ってみて、安価で手に入る前売り鑑賞券を購入してなるべく観ることにしています。今回も有楽町の某チケット屋で大人1枚1250円で入手。妻の分を合わせても2500円ですから、これなら映画館で観てもいいかな~って気になりますよね。ただその後、映画館の中で生ビールを飲んだら、落とすお金はあまり変わらないんですけどね、実際のところは(苦笑)。

※映画 『四月の雪』 オフィシャルサイト


★映画 「DEMONLOVER」 音楽:ソニック・ユース

2005年09月04日 | MOVIE
 
ソニック・ユースがフランス映画のサウンドトラックを手掛けた、という話を聞いてからだいぶ時間が経過しました。そんな話すら忘れかけていたちょうど今年の夏、ようやくDVD化されたという情報が舞い込んで来ました。風の便りですと、なんとこの映画、フランスと日本、アメリカのハードコアポルノ業界を舞台にした産業スパイの話だとのこと。もちろん「18禁」のマークがしっかりと印字されておりました(苦笑)。内容はともかく、僕はソニック・ユースがどういう形でこの映画に参加していったのか知りたかったので思わず購入してしまいました。黒いボンデージ風の初回限定パッケージ仕様版で、価格は税込4935円の20%引きでした。こんなところでもコストパフォーマンスを追求しております(苦笑)。

で、実際に観た映画の方は可もなく不可もなくといった平均点よりもちょい上の出来でしょうか。ストーリーそのものよりもスタイリッシュな映像美の方が注目される作品かもしれません。音楽は良い意味でソニック・ユースらしさを極力排除した、ごく自然な形でBGMとして使用されておりました。これは第5のメンバーと呼ばれているジム・オルークの功績が大だと思います。もしかしたら、このサウンドトラックの仕事もジム・オルークが持ち込んで来た話だったのかもしれませんね。映像にマッチしていて全編を通してたいへんオシャレな映画に仕上がっております。

また、特典映像の中には「SY NYC 12/12/01」という、この映画の音楽セッション風景を追ったドキュメンタリー映像も約30分収録されています。これにはソニック・ユースのメンバーが全員映っておりますので、やはりファン必見の映像かもしれません。どうやって映画のワンシーンに合わせて映画音楽を仕上げていくのかが、監督とソニック・ユースのメンバーの間で話し合われながら少しずつ完成していく様子が収められいますので、とても興味深い映像になっていますね。レンタルDVDだと、もしかしたら特典映像が収録されていない可能性もありますので、興味を持たれたSYファンの方は是非、購入してご覧になってみて下さい!!オススメですよ(※但し未成年不可です、苦笑)。


★17th memorial 「THE 優作 BOX」

2005年08月28日 | MOVIE
 
あれから17年の時が流れた‥‥。映画とともに時代を駆け抜けた故松田優作の魂は今もなお熱く生き続けている。今年は十七回忌の命日に、故松田優作の主演映画5作品を集めたDVDボックスが発売されることになりました。収録作品は 『暴力教室('76)』 『俺達に墓はない('79)』 『ヨコハマBJブルース('81)』 『それから('85)』 『ア・ホーマンス('86)』 の5枚組です。

とくに今回はじめてDVD化される 『ヨコハマBJブルース』 が嬉しいですね。VHS版のビデオは所有しておりましたが、やはりこれは高画質なDVD版で所有しておきたかった作品ですので、待望の初DVD化だと思います。僕以外にもこの作品のDVD化を、長い間待たれていた方が大勢いるんではないでしょうか。オープニングに流れるクリエイションとのライブ演奏シーンは、もうこれだけでこの映画の存在価値をぐぐっと高めているに違いありません。全松田優作ファン必見の映画です!!

DVDボックスは初回限定生産で11月21日(月)発売。税込価格23625円です。まとめ買いなので少々値が張りますが、単品での発売は現在のところ未定ですので、どうしても入手しておきたい!という方はこれで購入しておいた方が安全かもしれませんね。僕はどうせバラ売りされても全部買ってしまうと思いますので、最初からボックス仕様で予約してしまいましたけど(笑)。リリースがとても楽しみなボックスセットです!!


★映画 「姑獲鳥の夏」

2005年08月16日 | MOVIE
 
銀座シネパトスで映画 『姑獲鳥の夏』 を観て来ました。京極夏彦の衝撃的なデビュー作でもあり、映像化不可能と云われていた原作でありますが、あの実相寺監督が見事に映画化してくれました。とりあえず拍手パチパチです(苦笑)。

しかしながらこの映画、ロードショー公開後の感想を聞くとどうも評判があまりよくないようで、内容が複雑過ぎて判りづらいだとか、人物描写が足りないなどというネガティブな意見がネット上にも多数書き込まれておりました。たしかにあれだけのブ厚いページ数を誇るあの原作をたった2時間の映画枠に押し込めること自体、最初から無理があったのかもしれませんが、それにしても酷評が多くて、僕も観に行くまでにかなり躊躇していたのは事実であります。

それで先週末にようやく重い腰を上げて観に行こうかと思った矢先、なんと全国ロードショーしていた映画館の大半が8月12日(金)で上映打ち切り!になっているじゃありませんかー。いやはや、これには参りました。評判があまりよくない分、これならいつ観に行ってもたぶん空いていて大丈夫だろうな、とタカをくくっておりましたが、なんのことはない、上映打ち切りという手段に追いやられてしまうぐらい観客が不入りだったのでしょう。これは計算外でした。といって入れ替え上映作品の映画 『マダガスカル』 を観る気もしないので、とりあえず場末の2番館でもなんでもいいので、上映している都内の映画館を探しまくりましたよ。そーしたら、ありました。あの穴蔵映画館として有名な銀座シネパトスでどうやら上映している模様です。それでさっそくウチの奥さんと一緒に観に行って来ましたよ(笑)。午後2時からの上映回でありましたが、同じような考えをした人が多かったようで、結構行列が出来ていたのにはビックリしてしまいましたが(苦笑)。それでも狭い映画館ではありましたが、館内ほぼ中央の座席が確保できましたんで、絶好のポジショニングでゆっくりと鑑賞することが出来ました。前売り券ではなく、正価料金の大人1800円×2枚も支払っているんですから、そのぐらいは当然ですよね(苦笑)。

で、肝心の映画の中身でありますが、これはかなり良く出来た秀作であると思います。実相寺監督らしいカメラワークも随所に感じることが出来ましたし、同じ陰陽師をテーマに扱った映画 『帝都物語』 よりも断然こちらの作品の方が完成度が高いと思いました。映画自体にはあまりお金をかけていない感じは正直なところ否めませんでしたが、それが反対に良い意味で戦争直後の昭和の雰囲気をうまい具合に演出していたと思います。また実相寺監督ならではの舞台演出的なスポットライトの使い方や、芸の細かい小道具演出にも唸らされましたね(笑)さすがです!!

たしかに京極夏彦の原作を読んでいない人には、ストーリー進行の流れが極端に早いため、大半の方は付いていくことができず、理解不能のままで映画を観続けなければいけないというハンデはあると思いますが、それを補っても余りあるぐらい要所要所に張られた伏線の数々はミステリー映画好きの方にはたまらない作品に仕上がっていると思います。よく意味が判らなかった方は、将来DVD化された際に是非、再度検証し直してみてもらいたいと思います。京極堂ファンの方は必見ですよ、僕個人としてはかなりオススメです!!原作者の京極夏彦氏本人も実は映画の中に登場しておりますが、それは映画館のスクリーン上で探してみて下さい。結構、笑える配役です!さすが京極堂ですわ(笑)。


★公式長編記録映画 「日本万国博」 EXPO'70

2005年08月08日 | MOVIE
 
今年5月末に購入したまま、観るのをすっかり忘れていたDVD 『公式長編記録映画/日本万国博』 をようやく観ることが出来ました。全編を通して観ると3時間近い映画なので、なかなか観る踏ん切りがつかなかったのですが、先日のタイムスリップグリコ「大阪万博編」に触発されて、ようやく重い腰を上げた次第です(笑)。

で、観終わった感想なのですが、とにかく熱い!!この時代の日本はとにかく熱かったのだ!ということが画面を通してよく判りました。僕も実際に、この大阪万博会場には2回行った記憶が断片として残っておりますが、太陽の塔を正面から観た時の感動ぐらいしか映像としては覚えていなかったので、この映画を観ていろいろなことが思い返されました。まさにDVDの帯にも書かれておりましたが、これは「観るタイムマシーン」だと思いましたね。

そういえば、父親に肩車されてエキスポお祭り広場を闊歩した記憶が甦って来ましたし、いやはやこの映像は懐かし過ぎです、まったく!!年齢を逆算してみたら、あらら僕はまだ幼稚園に入る前の年齢でしたね(笑)。もしかしたら、自分も映画の中に映っているんじゃないかと淡い期待をしながら眺めていましたが、1回観た限りでは映っていませんでしたね(当たり前か!)ん?でも映画といえば、当時うちの親父が8ミリフィルムで撮影していた無声映画(当時は映像と音声が別々でした)があったような気もするなあ。実家に帰って探してみればたぶん出て来ると思うんだけど、よく考えたら肝心の8ミリ映写機自体がもうないので、観ることが出来ないんだよなあ~。業者に依頼してビデオかDVDにダビングしてもらえばいいんだろうけど、8ミリで観るということ自体に価値があるような気もしておりますし。それはそれで永遠に記憶の中にとどめたままで、封印しておくというのもありかなと(笑)。なんだかこの映画を観ただけで、いろんなことが思い出されてしまいました。人それぞれに歴史ありですね。税込み価格5985円でした。

※追 伸※
ちなみに、この映画のナレーションは石坂浩二氏と竹下景子さんでした。それから映画冒頭部分には、万博開会式に招待されてやって来たと思われる作家の川端康成氏がいきなり映っていたのでビックリしました(笑)さすが文部省特選だけのことはあります!!


★映画 「ゾンビ」 米国劇場公開版

2005年08月07日 | MOVIE
 
WOWOW「夏のホラー特集」で放映されたジョージ・A・ロメロ監督の最高傑作映画 『ゾンビ』 米国劇場公開版を、深夜に観ました(笑)。先日の金曜日に放映されたのですが、この日は午後7時前から始まった緊急会議が深夜の午前1時30分まで続けられたので、自宅を出る前にタイマー録画をセットしておいて大正解でした。おかげで自分の方が「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」になりかけました(苦笑)。

近年、デジタル・リマスター化された映像だけに、昔ビデオで観た映像よりも格段に画質は向上しておりましたね。ただ、残念だったのは相変わらず音声はモノラルのままだったこと。先に日本発売された国内盤DVDも同様の処置で、結局僕は未だ購入見送り状態のままです。詳細はよくわからないのですが、なんでも米国で発売されたリージョン1ものは5.1chサラウンド音声で収録されているそうですから、日本でも早く国内盤仕様で発売してよ!というのが僕の願いです。映画の内容に関しては説明の必要がないと思いますので、割愛させていただきますが。

そして、今夏8月27日から全国公開が予定されているシリーズ最新作 『ランド・オブ・ザ・デッド』 が、いよいよ日本上陸です!!2004年にリメイクされた 『ドーン・オブ・ザ・デッド』 もなかなか面白かったですが、今回は巨匠ジョージ・A・ロメロ監督自らがメガホンを再び握ったというのですから、期待度はさらに高まります。予告編を観ているだけでも血糖値が急上昇してしまいそうなぐらい熱いです(笑)。全国の「ゾンビ・ファン(いるのか、そんなの?)」の皆さん、楽しみに映画公開日を待ちましょう!!今ならミニポスター付きの劇場前売り券が1300円で絶賛発売中です。要らないか、ゾンビ映画のミニポスターなんて(笑)。

※最新映画 『Land of the Dead』 インターネット限定特別映像配信


★DVD/DEEP BLUE SPECIAL EDITION

2005年08月03日 | MOVIE
 
遅ればせながらDVD2枚組の 『DEEP BLUE』 SPECIAL EDITIONを観ました。このDVD、2枚組で税込価格4935円だったにも関わらず、発売開始直後に一時期品切れを起こして市場から一斉に消えてなくなりましたが、現在ではそれも落ち着いて普通に20%オフ状態で販売されていますね(笑)。僕も6月にネット通販で注文を出しておりましたが、つい最近になってようやく観ることができました。仕事から帰って来た後、寝る前に何も考えないで観る映像としては、まさにうってつけの作品だと思いました。ベルリンフィルのBGMと時折入るナレーション以外は自然音のみですので、耳にも心地よいです。あっという間の90分間です。ウチの奥さんもお気に入りです。いいですよ、コレ。音楽DVDって訳じゃありませんけど、オススメです!!

※DEEP BLUE SPECIAL EDITION プレビュー版



★映画 「ゆきゆきて、神軍」 原一男監督作品

2005年06月30日 | MOVIE
 
旧知の友人からこの映画の中心人物であった昭和のアナーキスト、奥崎謙三氏が亡くなったことを聞いてはじめて知った。ううーむ、そうかあ、でもまだつい最近まで生きていたんですね。

なぜ僕が感慨に耽っているかというと、実は初めて購入した映画DVDはたしかこの 『ゆきゆきて、神軍』 であったと思うからである。同時発売された故・金子光晴の生涯を綴ったドキュメンタリー映画の傑作 『全身小説家』 も合わせて購入しましたが(苦笑)。この原一男監督の映画をはじめて観た時はとにかく感動したというか、全身で圧倒されましたね。それだけもの凄いエネルギーが注入されている、正真正銘の入魂のドキュメンタリー映画だと断言して僕は構わないと思います。とにかくスゴかったとしかいいようがありませんし(笑)。

幸い、僕の周囲にはこの奥崎謙三的な人物は居ませんのでとりあえず助かっておりますが、昭和の時代にはまだまだこのような方は多くいたんだろうなあ~、今でもたぶんどこかに多く潜んでいるんだろうな~、端で傍観している分には構わないんだが直接的に関係してきたら相当面倒なことになるな(苦笑)というのが実感。日本人の根底に流れているなにやらドロドロしたものが垣間見られる、百聞は一見に如かずの作品とはまさに本作のことを指しているんだと思います。未見の方は是非一度ご覧あれ。DVD化もされていますので、探せばまだ入手可能かと思われます。最後に多機能不全で亡くなられた奥崎謙三氏に合掌...。


◎DVD 『ゆきゆきて、神軍』 (パイオニアLDC、PIBD-7008)

「神軍平等兵」過激なまでの追求、歴史に埋もれた真実とは

奥崎謙三 事件歴
昭和31年 不動産業者を傷害致死 懲役10年
昭和44年 新年皇居参賀で天皇にパチンコ玉を発射 懲役1年6カ月
昭和51年 天皇ポルノビラをまく 懲役1年2カ月
昭和56年 田中角栄殺陣予備罪で逮捕 不起訴
昭和58年 元ウエワク残留隊隊長の息子に発砲 殺人未遂等 懲役12年

監督:原一男、疾走プロダクション(1987年公開)


※こちらは2007年8月に再発された新装版DVDです。
でも、やっぱりオリジナル版のタイトル文字だけの方がおどろおどろしくて、僕は好きですね(笑)。


★映画 「真説 タイガーマスク」

2005年06月19日 | MOVIE
 
つい先日、深夜にWOWOWで放送され録画しておいた映画 『真説 タイガーマスク』 をようやく観ました。で、つい今しがた観終わったところなのですが、休日の午後に観る分にはそれなりに楽しめたものの、作品自体のクオリティとしてはかなり微妙な出来の映画だったと思います。ま、この手のプロレスを題材にした映画で傑作と呼ばれるものは皆無ですので、期待してもしょうがないのだと思いますが、しかし役者陣の演技力不足があまりにも落差が大き過ぎて、ちょいと苦笑いしてしまう場面も幾つかありましたが(笑)。

まず、主役の哀川翔ですが、彼はさすがVシネマの頂点に立つだけあって演技力もひとりだけ抜きん出ておりました(あくまでVシネ基準ですが)。最初、この映画の話を聞いた時、てっきり哀川翔が初代タイガーマスク役を演じるもんだとばかり思っておりましたが、違いましたね。なにせ記念すべき主役100作目の作品が 『ゼブラーマン』 だったでしょ?正直、期待半分不安半分で楽しみにしていたんですけど、やはりあの空中殺法を演じるのは素人では無理か(苦笑)。初代タイガーマスク役には、これまた意外だった元格闘家の船木誠勝が演じておりました。肉体的にはOKだったのですが、あの技のキレ味を観ているとやはりスピード不足、迫力不足という点は否めなく、ちょっと残念。初代タイガーマスクの試合をリアルタイムで観ていたプロレスファンの目はさすがに誤魔化すことは出来ませんでした。あれだったら昔の試合の録画テープをそのまま使って流した方が良かったかもしれません。またタイガーマスクのコーチ役には、なんと本物の初代タイガーマスクだった佐山聡が(!)。以前から薄くて気になっていた眉毛が完全に無くなっていたのは想定の範囲内でしたが(笑)、あの台詞棒読みの演技力には正直、唖然。これだったら準主役級の扱いであったプロレス協会会長役の特別出演・真樹日佐夫先生のモノホン演技(爆!)の方がまだ良かったと思います。ものすごいダミ声でセリフが異常に聞き取りにくかったのがやや難点でしたけど(苦笑)。ま、プロレス好きの方が娯楽映画として観る分にはそこそこ面白かったと思います。二度観る気分にはならないかもしれませんけど!!とりあえず「百聞は一見に如かず」ですので、初代タイガーマスク・ファンの方は一度ご覧になってみて下さいな。