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廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★DVD 「仁義なき戦い」 監督:深作欣二、主演:菅原文太

2005年06月16日 | MOVIE
 
映画 『仁義なき戦い』 のDVDを購入。昔、TSUTAYAの100円レンタルでビデオを借りて来て観たことがありましたが、音声はモノラルながらもやはり画質はDVDの方が圧倒的にクオリティ高いですね。暗い場面も多かったので、これで画面がよく見えるようになりました。シネスコサイズなのも◎です!!

映画公開は「昭和48年1月東映京都作品」と書かれておりますが、役者がすべて若い(!)点を除けば、今観ても全然古めかしくない実録ヤクザ映画で、非常に面白かったですね、正直な感想。まだこのシリーズ第一弾しか購入して来ませんでしたが、こりゃ続編もすべて買ってくるかな、早く続きが観たいし(苦笑)。予想外の散財に成りかねませんが、こんな面白い映画を今まで観ていなかったなんて、やはり人生の機会損失を感じます。早く観とかなきゃね!!


★映画 「CASSHERN」 主演:伊勢谷友介、麻生久美子

2005年05月02日 | MOVIE
 
本日、WOWOWでオンエアされた紀里谷和明監督作品の映画 『CASSHERN』 を観ました。話題先行でロードショー公開時に僕も観に行こうかと思っておりましたが、なんとなく観そびれてしまっておりましたので、ちょうど良いと思って観ることにしました。

で、映画を観終わった直後の感想ですが、うーん、映像はたしかに前評判どおりものすごく綺麗で圧巻だったのですが、肝心の映画のストーリーの方がイマイチよく判らず、なんだかただ単にダラダラと垂れ流し状態で観終わってしまったという感が強いです。脚本もあまりよく練られていないような気がしますし、映像技術のみ先行で小手先だけでこんな映画を作ってしまいました、という風にとらえられ兼ねない、かなり危険な映画だとも思いました。技術的にはいいセンスもっているんですけどねえ、使い方を間違えているような気がします。

興行収入では同時期に公開になった映画 『キューティーハニー』 とどっちが高収入だったのでしょうかね(苦笑)。アニメの実写版映画化という点では、キャラクターの配役設定は映画 『CASSHERN』 の方が完全に上だったと思いますけど。いかにもアニメに登場するキャラクターと似ている顔をしている俳優陣、よくこれだけ集めて来たもんです。それは賞賛に値しますね。唯一「雨上がり決死隊」の宮迫博之の演技だけはちょっと違うような気がしましたが(笑)。彼だけ完全に吉本新喜劇映画になってました(笑)。


◎映画 『CASSHERN』 (2004年公開、141分)

《原作》 「新造人間キャシャーン」 竜の子プロダクション
《監督・撮影・編集》 紀里谷和明
《脚本》 紀里谷和明、菅正太郎、佐藤大
《出演》 伊勢谷友介、麻生久美子、寺尾聰、樋口可南子、小日向文世、宮迫博之
     佐田真由美、要潤、西島秀俊、及川光博、寺島進、大滝秀治、三橋達也
(特別出演)唐沢寿明


★映画 「バレットモンク」 主演:チョウ・ユンファ

2005年04月24日 | MOVIE
 
こちらも今月、WOWOWにてハイビジョン放送された映画 『バレットモンク』 です。80年代後半から90年代前半にかけて、香港ノワールの一大ブームを築き上げたジョン・ウーとチョウ・ユンファが久々にタッグを組んだ話題のアクション映画。2003年の映画公開前にはテレビCMで、やたらと「この坊主、タダ者ではない。弾丸坊主~っ!!」という宣伝文句が繰り返し連呼されていたので、てっきり銃撃戦+カンフーのハリウッド・アクション映画だと思っておりましたが、実際はかなり違っておりましたね(笑)。CM宣伝でよく使われていた二丁拳銃のアクションシーンなんて、正直なところワンシーン(というかワンカット!)程度しか出てきませんでしたから。おいおい、なんじゃこりゃ、話が少々違うんでないの?と思わずテレビ画面に向って突っ込んでしまいましたよ(笑)。

若かりし日のチョウ・ユンファはたしかにアジア系俳優にしては格好良いと思っていましたが(※双璧は映画 『ラスト・エンペラー』 のジョン・ローンかな?)本作では、さすがに歳をとったせいか、顔がチベット僧侶役そのまんまで、場面によっては仏像のようにも見えてしまいました(笑)。渋いといえば聞こえはいいんでしょうが、どーもそういうのとも違うような気がする。共演のカンフーマニアのアメリカ人青年の演技もかなり勘違いモード炸裂で、話の流れがアジア映画とB級ハリウッド映画を行ったり来たりしている感は否めませんでした。映画全体の評価としては星3つ★★★と云ったら、褒め過ぎかもしれません。星2つ半程度でちょうど良いかな。ま、暇潰しにはちょうどいいかもしれませんが、期待外れの映画ではありました。お口直しに映画 『男たちの挽歌』 でも観ましょうかね(笑)


★映画 「キューティーハニー」 主演:佐藤江梨子

2005年04月24日 | MOVIE
 
ご存じ永井豪の人気漫画 『キューティーハニー』 の実写版映画がコレです。あの庵野秀明監督の2004年公開映画ですが、早くも昨晩、WOWOWで放送されました。映画公開時からなんとなく気にはなっておったのですが、なんとなく高い入場料を払ってまで映画館に観に行く映画ではないという深層心理が働いて、結局見逃していた映画でしたので、ちょうどいい機会でした(笑)。

で、映画を観終わった直後の感想ですが、ストーリー展開の破綻(というか最初からムチャクチャな設定か!)や役者の演技力のなさ、配役の整合性などを抜きして考えると、シンプルな娯楽映画として僕は単純に楽しめましたね(笑)。主役に抜擢されたサトエリこと佐藤江梨子の演技がどうのこうのという意見も多々あるとは思いますが、僕も彼女のこと、これまで単なる巨乳を売り物にしただけでいつまでもアカ抜けないイモ姉ちゃんぐらいにしかみていませんでしたので(失礼!)正直、この映画を観て、彼女のこと少し見直しましたよ(笑)。結構、彼女のこと好きになってしまったかもしれません(笑)まったくタイプの女性じゃなかったんですけどね。準主役の市川実日子もなかなか良かったと思います(※彼女もタイプじゃありませんっ!)。この映画、主役級のクラスよりも周りを固める脇役陣がユニークで面白いですよね。いかにも!と膝を叩きたくなる配役がある一方で、オタクな趣味を持っていて、この映画内で実は一番演技を期待していた京本政樹がまったくいいところなしだったのが唯一残念ではありましたが(笑)。映画全体としては星4つ★★★★(満点星5つ中)といったところでしょうか。ちと甘いか(苦笑)

5月には同時期に公開となった映画 『CASSHERN』 もWOWOWで放送されるそうですので、コチラとの映画完成度の比較も楽しみにしております。そういえば、映画 『CASSHERN』 の方には、こちらにもオタク系俳優の唐沢寿明が出演していたはずですので、彼の演技にも注目したいです(苦笑)。果たして軍配はどちらに上がるんでしょうか??いいか、別にどっちでも(笑)


★映画 「ドラゴン危機一発」 デジタル・リマスター版

2005年04月18日 | MOVIE
 
なぜかマイブームで 『ブルース・リー熱』 が再燃している(笑)。きっかけはたまたま店頭で見かけたデジタル・リマスター版の本作と 『死亡遊戯』 のDVDを見つけたからである。いまさらブルース・リーでもなかろうに、と仰られる方も大勢いると思いますが、ブルース・リーの映像作品で、過去に発売されたものの中でこれは満足できる!というレベルに達するものがひとつもなかったことも事実であります。元々、映像の劣化が激しかった上、音声も広東語モノラルだったので、仕方がないといえば仕方がないのでありますが、今回は「画質を大幅に改善したニューマスターで登場」という触込みで、ハイビジョン・テレシネ、デジタル・レストアによるスクィーズ・ニューマスター仕様と書かれておりましたので、実は意味がよく判らなかったのでありますが、とりあえず買って既発ビデオとの映像比較をしてみようと思いました。税込価格3990円(※ポイント還元20%オフ)で購入しました。

で、再生して驚き!!!画質が圧倒的に違います。これは綺麗です。以前は粒子が粗く、いかにもアジア映画という域を出ていないレベルでしたが、元々のフィルムマスターだとこんなにも映像がキレイだったんですねー、感心してしまうぐらい映像はハイクリアでありました。また音声はたしかオリジナルはモノラル音声収録だったはずなのですが、本作ではなぜかドルビーデジタル&DTS5.1chサラウンドで収録されております。音声の方はさすがに映像レベルまで向上されてはおりませんが、過去最高の音質で収録されたことは間違いないと思います。それにしても格闘中のブルース・リーの怪鳥音だけは異様にクリアな音声で収録されております(笑)!!

それから一点、気になったことが。映画内で使用されているBGMでありますが、明らかに無許可で使用していると思われる箇所があります。ブルース・リー演じるチェンが仲間を探しに船着き場を探し廻るシーンで、なぜかキング・クリムゾンの「太陽と戦慄パート2」が使われているのでありました(笑)。これは絶対にロバート・フリップからOKをもらっていないはずです。たぶん、ブルース・リー映画とキング・クリムゾンのファン層が重ならないので誰も気が付かなかったか、気が付いたとしても中国映画だからなんでもありか(笑)と笑い飛ばされたままにされてしまったかのどちらかだと思われますが、これは明らかに無許可使用だと思いますね。日本映画の中でこんな使い方したら、たぶんロバート・フリップも黙っていないはずで、裁判沙汰の上、回収処分命令が下っているはずだと思います。うーむ、そういう意味でもブルース・リーの映画は特別扱いなんでしょうねえ。そのうち、映画『死亡遊戯』のことも書いてみたいと思います。

あ、それから朗報ですけど、現在廃盤中でなかなか手に入らなかった 『ドラゴン怒りの鉄拳』 と 『ドラゴンへの道』 も今年6月にデジタル・リマスター版でDVD再発がどうやら決定した模様であります。僕の一番好きなブルース・リー映画って、中学生の頃にはじめて観た 『ドラゴンへの道』 でしたので、これは嬉しい再発になりそうです。しかもDTS音声収録なので、あの怪鳥音がどのように処理されているのか、お手並み拝見と行きたいものです(笑)。楽しみです。


★映画 「THE BLUES BROTHERS」 「BLUES BROTHERS 2000」

2005年02月19日 | MOVIE
 
映画 『ブルース・ブラザース』 と 『ブルース・ブラザース2000』 のDVDをHMVのクリアランスセールで先月購入した。未開封新品で税込み各980円(!)という驚きの値段。しかもダブルスタンプデーでの購入だったので実質さらに10%ポイント値引きという超お買い得アイテムでありました(笑)。両作品とも、ビデオ化された際に購入しているのですでに手元には持っていたのですが、これだけ安いなら買い替えも必至と判断しての再投資です。ビデオと単純比較しても映像のクリアさ、音質アップ(※英語5.1chサラウンド収録!)、さらにメイキング映像もボーナス収録されているとあっては、こりゃあもう買い替えるしかないでしょう!!値段も値段ですしね、昔買ったビデオ版の方が数倍値段も高かったような記憶が(苦笑)、なんだかなあ~。

前作 『ブルース・ブラザース』 と続編 『ブルース・ブラザース2000』 を比べることにあまり意味はないと思いますが、明らかに前作を意識した続編制作、というか前作と同じ共演者による完全なパロディ映画になってますよね、コレ。映画にかけられた予算はたぶん続編の方が何倍も高かったはずだと想像できますが、完成度から云えば比較にならないほど第一作目の方が上ですよね(笑)。続編との決定的な違いは、主役の故ジョン・ベルーシの不在ですが、やはり彼のキャラクターというのはどんなにお金を積んでキャスティングを豪華にしても、ほかには変えられない強烈な個性であったことが映画を続けて観ることによって、よおく判りました。続編に一番足りなかったのは、ジョン・ベルーシの灰汁のあるブラック・ユーモアだったと思いますし。ダン・エイクロイドのコミカルでシュールな笑いも必須条件でありますが、両方が混じることによって発生する化学反応的な笑いが 『ブルース・ブラザース2000』 の方には足りなかったと思います。といっても故人を蘇らせることは出来ませんので、あくまで無いものねだりに過ぎないのですが(笑)。

豪華出演陣という点でみれば、続編の方の圧勝です。映画公開当時にもものすごく話題になりましたが、ブルース・ブラザースとコンテストで競う対バンのルイジアナ・ゲイター・ボーイズのバンド構成メンバーのスゴイ(!)ことといったら、筆舌に尽くし難いものがあります。今観てもよくこれだけ集められたな~というのが実感です。バンマスのB.B.キングを始めとして、ギターにボ・ディドリーとエリック・クラプトン、ジミー・ヴォーン、キーボードにはスティーヴ・ウィンウッドにビリー・プレストン、ドクター・ジョン、ドラムはジャック・ディジョネット、さらにバッキング・ヴォーカルにはココ・テイラーといった超が付くぐらいの豪華布陣で、このほかにも目一杯の有名ミュージシャンが多数参加しておりました!!あとは皆さん、DVDで観直して各自で発見してみて下さい(笑)。意外なところに意外な人が出演しておりますよね。今回、僕もタジ・マハールが守衛役の一人として出演していたのにはじめて気が付きました(笑)。


◎映画 『ブルース・ブラザース』 (1980年公開)本編約148分
 DVD特典映像:メイキング(約56分収録)、オリジナル劇場予告編

◎映画 『ブルース・ブラザース2000』 (1998年公開)本編約124分
 DVD特典映像:メイキング・ドキュメンタリー(約24分収録)、オリジナル劇場予告編
 プロダクション・フォト、ポスター・キャンペーン、※日本語吹き替え版も収録


★DVD/映画 「IZO -以蔵-」 初回限定豪華2枚組

2005年02月13日 | MOVIE
 
いやあ、この映画、噂には聞いておりましたが評判以上にスゴイです、コレ(笑)。斬って斬って斬りまくる!!ちょっと普通の時代劇では考えられないぐらい殺陣の多い、超難解な理不尽映画であります(苦笑)。

武知鎮典(企画・原案・脚本)×三池崇史監督の最強コンビによる天誅映画で、二度とキャスティング不可能だと思えるぐらい超豪華出演陣を迎えて贈る衝撃的なアクション巨編。幕末に人々から恐れられた“人斬り以蔵”こと岡田以蔵が怨念のかたまりである悪霊として現代に甦り、立ちはだかる人間たちを次々と斬りまくる、という単純なストーリーなのですが、なぜそこまでして人間を斬りまくらなければならないのか、結局最後までよく意味が判らなかった理不尽ストーリーであります。ま、あまり深いこと考えないで観た方が素直に楽しめる映画かもしれませんねえ(笑)。三池監督作品特有の 『観終わった後のなんともいえない不快感(笑)』 は本作でも健在ですね。特典映像のメイキングを観て、ようやく息をついた感がする映画ではあります(笑)。しかし、殺陣で使われるワイヤーアクションはまだ許せるんですけど、樹木希林やボブ・サップの場面で使われるCG合成シーンだけはお金をかけている割にはあまりにもチープな映像に観えてしまいましたので、あれはやめた方がいいかもしれませんね。まだ血糊をドバ~っと噴射させた方が観ている方に違和感を与えないで済ませられると思います。

僕が購入した初回限定パッケージの豪華版2枚組DVDはメインディスク(映画本編)のほかに、スペシャルディスクとして、約85分もの 『IZOの秘密』 という制作舞台裏から出演者のインタビューなどを収録した特典映像が付いてきますので、通常版と比べて値段が千円程度しか違わないのであれば、コチラを購入されることをオススメしますね。税込6090円でした!!