ソニック・ユースがフランス映画のサウンドトラックを手掛けた、という話を聞いてからだいぶ時間が経過しました。そんな話すら忘れかけていたちょうど今年の夏、ようやくDVD化されたという情報が舞い込んで来ました。風の便りですと、なんとこの映画、フランスと日本、アメリカのハードコアポルノ業界を舞台にした産業スパイの話だとのこと。もちろん「18禁」のマークがしっかりと印字されておりました(苦笑)。内容はともかく、僕はソニック・ユースがどういう形でこの映画に参加していったのか知りたかったので思わず購入してしまいました。黒いボンデージ風の初回限定パッケージ仕様版で、価格は税込4935円の20%引きでした。こんなところでもコストパフォーマンスを追求しております(苦笑)。
で、実際に観た映画の方は可もなく不可もなくといった平均点よりもちょい上の出来でしょうか。ストーリーそのものよりもスタイリッシュな映像美の方が注目される作品かもしれません。音楽は良い意味でソニック・ユースらしさを極力排除した、ごく自然な形でBGMとして使用されておりました。これは第5のメンバーと呼ばれているジム・オルークの功績が大だと思います。もしかしたら、このサウンドトラックの仕事もジム・オルークが持ち込んで来た話だったのかもしれませんね。映像にマッチしていて全編を通してたいへんオシャレな映画に仕上がっております。
また、特典映像の中には「SY NYC 12/12/01」という、この映画の音楽セッション風景を追ったドキュメンタリー映像も約30分収録されています。これにはソニック・ユースのメンバーが全員映っておりますので、やはりファン必見の映像かもしれません。どうやって映画のワンシーンに合わせて映画音楽を仕上げていくのかが、監督とソニック・ユースのメンバーの間で話し合われながら少しずつ完成していく様子が収められいますので、とても興味深い映像になっていますね。レンタルDVDだと、もしかしたら特典映像が収録されていない可能性もありますので、興味を持たれたSYファンの方は是非、購入してご覧になってみて下さい!!オススメですよ(※但し未成年不可です、苦笑)。
こんなヌルイ内容で18禁とはお笑いです。
後半30分は支離滅裂で訳がわかりませんでした。
コメントありがとうございます。
そーですね、たしかに前半のストーリーの流れに対して
後半は収拾がつかなくなったのか支離滅裂な終わり方をしていた、
というのは的を射た意見だと思います(笑)
そーいえば、クラプトンがサントラを担当した映画『ニル・バイ・マウス』もよく判らない作品でした(笑)
急に思い出しましたが。