東京都現代美術館の年間パスポートを持っているのですが,なかなか行くことのできませんでした。
この日曜日,年間パスポートを作ってから,初めて行きました。
といっても,企画展には目もくれず,専ら常設展の方に行きました。
常設展も「MO+夏の遊び場 しりとり ままごと なぞなぞ ぶらんこ」というタイトルを付けてこの時期に公開している展示品を整理していました。以下,印象的なものだけを区分ごとにあげていきます。
しりとり編
・栗田宏一の「ソイル・ライブラリー」は,日本全国から採取した,多種多様な色の土を小瓶に入れて並べた作品です。
・伊藤存の「しりとりおきもの」。青いプラスチックの模型のような小作品が並んでいます。連想やイメージの連鎖をもとにした作品だそうです。
ままごと編
森村泰昌の「肖像(少年1,2,3)」は,マネの笛を吹く少年の真似ですが,2枚目と3枚目はズボンもパンツもはいていません。隠すところは隠していますが(その昔,西尾悦子がこれに似たポーズのヌードを披露していたような記憶があります。)。よい子の皆さんは決してマネをしないで下さいと付け加えたくなるような作品です。
なぞなぞ編
・高松次郎の「扉の影」は,扉に人物のシルエットのみが描かれており,扉を開けると顕れる壁にも同様のシルエットが描かれていますが,現実にシルエットのもととなる人の気配はありません。
・ナム=ジュン・バイクの「現実の花,生きている花」は大昔のブラウン管テレビの上に置かれている現実の花をビデオカメラのスコープを通じて見ることのできる作品です。ビデオカメラの映像はテレビの一部に映し出されます同様の作品として,「現実の魚,生きている魚」もあります。
・ゲルハルト・リヒター「エリザベト」は,白黒写真のような人物画が描かれています。以前に佐倉でリヒター展を見たときにあった作品のように,いわゆるフォトペインティング(あたかも写真であるかのように人物を描くこと)かと思えばちょっと違うようです。中心の人物よりも背景に焦点をあてたり,静止している物体をぼかしたりと応用があるようです。さすがリヒターです。
ぶらんこ
八谷和彦の「Fairly Finder02―空を見るための望遠鏡」は、天井近くにある無地のスクリーンを特別の望遠鏡で見ることによって,小型飛行機で空を飛行する人の姿が見られるようになる作品です。
どれもこれも,とても印象的な作品です。
東京都現代美術館を訪れる多くの人が企画展のみで帰ってしまうことは,非常に惜しいことだと思います,
この日曜日,年間パスポートを作ってから,初めて行きました。
といっても,企画展には目もくれず,専ら常設展の方に行きました。
常設展も「MO+夏の遊び場 しりとり ままごと なぞなぞ ぶらんこ」というタイトルを付けてこの時期に公開している展示品を整理していました。以下,印象的なものだけを区分ごとにあげていきます。
しりとり編
・栗田宏一の「ソイル・ライブラリー」は,日本全国から採取した,多種多様な色の土を小瓶に入れて並べた作品です。
・伊藤存の「しりとりおきもの」。青いプラスチックの模型のような小作品が並んでいます。連想やイメージの連鎖をもとにした作品だそうです。
ままごと編
森村泰昌の「肖像(少年1,2,3)」は,マネの笛を吹く少年の真似ですが,2枚目と3枚目はズボンもパンツもはいていません。隠すところは隠していますが(その昔,西尾悦子がこれに似たポーズのヌードを披露していたような記憶があります。)。よい子の皆さんは決してマネをしないで下さいと付け加えたくなるような作品です。
なぞなぞ編
・高松次郎の「扉の影」は,扉に人物のシルエットのみが描かれており,扉を開けると顕れる壁にも同様のシルエットが描かれていますが,現実にシルエットのもととなる人の気配はありません。
・ナム=ジュン・バイクの「現実の花,生きている花」は大昔のブラウン管テレビの上に置かれている現実の花をビデオカメラのスコープを通じて見ることのできる作品です。ビデオカメラの映像はテレビの一部に映し出されます同様の作品として,「現実の魚,生きている魚」もあります。
・ゲルハルト・リヒター「エリザベト」は,白黒写真のような人物画が描かれています。以前に佐倉でリヒター展を見たときにあった作品のように,いわゆるフォトペインティング(あたかも写真であるかのように人物を描くこと)かと思えばちょっと違うようです。中心の人物よりも背景に焦点をあてたり,静止している物体をぼかしたりと応用があるようです。さすがリヒターです。
ぶらんこ
八谷和彦の「Fairly Finder02―空を見るための望遠鏡」は、天井近くにある無地のスクリーンを特別の望遠鏡で見ることによって,小型飛行機で空を飛行する人の姿が見られるようになる作品です。
どれもこれも,とても印象的な作品です。
東京都現代美術館を訪れる多くの人が企画展のみで帰ってしまうことは,非常に惜しいことだと思います,
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