道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

ゴーギャン展(東京国立近代美術館・千代田区北の丸公園)

2009年08月15日 | 美術道楽
金曜日の夕方に竹橋の東京国立近代美術館で開催中のゴーギャン展に行きました。
転職して画家となったゴーギャンがタヒチに渡る前の時代,タヒチ時代,タヒチ後にマルキーズ諸島で暮らした日々と順序を追って絵が展示され,音声ガイドも丁寧な解説です。
一部版画の部分は見とばした部分もありましたが,おおむね集中してみることができました。
大作「我々はどこから来たのか,我々は何者か,我々はどこにいくのか」などはとても圧倒されました。この絵も,丁寧な解説が付いていたので,とてもわかりやすかったです。
ゴーギャン=タヒチ=西洋文明の届かない土地の人物の絵くらいのイメージしか持っていなかった自分でしたが,ゴーギャンの絵の見方というものを習うことができました。
ゴーギャンはタヒチでも,ある種の疎外感もあったのでしょう。
絵の展示の量も適量で,なかなかいい企画展でした。