今日は岩城宏之(1932~2006)が新進指揮者時代に「コンサート・ホール」に録音した懐かしい1枚を紹介したい。(写真) このレコードは1963年、彼が欧州演奏旅行中に「ウィーン国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィル)」とレコーディングしたものである。
レコードにはリストの「ハンガリー狂詩曲」から管弦楽に編曲された「第2番」・「第5番」・「第6番」・「第12番」・「第15番」が収められている。 当時の彼は「NHK交響楽団」の指揮者に迎えられて間もない頃で1960年の「N響世界一周演奏旅行」に同行以来ヨーロッパ各地の主要オーケストラに客演し好評を得ていた。 おそらくこのLPが彼の海外オーケストラを振ったデビュー盤ではないかと思う。若き岩城の溌剌とした指揮ぶりが伝わる快演である。 (コンサート・ホール、SM2318/ステレオ)
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