「新ウィーン楽派」を代表する音楽家の一人アーノルト・シェーンベルク(Arnold Schönberg/1874~1951)の「清められた夜」と並ぶ初期の代表作品交響詩「ペレアスとメリザンド(Symphoniche Dichtung"Pelleas und Melisande")作品5については以前にもカラヤンの名盤「新ウィーン楽派作品集(DG盤)」を紹介の際にもふれているが(2009/6月3日)今日はもう1枚カール・ベーム/ウィーン・フィルのライヴ盤にもふれてみたい。(写真/DG435 323-2)
このCDは「ウィーン・フィル創立150年記念シリーズ」としてリリースされた中の1枚でウィーン楽友協会大ホールで行われた1969年6月1日のコンサート・ライヴ、ステレオである。(余白には1963年5月19日のR.シュトラウスの交響詩「死と変容」も収録されている。モノラル録音)演奏は言うまでもなくベームが相性のあったウィーン・フィル独特の響きを活かした重厚な「ペレアス」を聴かせている。比較的数少ない同曲の録音の中でもカラヤン/ベルリン・フィルと並ぶ名盤にあげられるのではないかと思う。またライヴ録音という観点からも貴重なものである。
この作品はベルギーの劇作家メーテルランクの同名の作品を基に作曲された大作で管弦楽も100名を超える大編成でシェーンベルク唯一の交響詩作品でもある。ほかにドビュッシーはオペラ、フォーレやシベリウスは「劇付随音楽」として同名の作品を書いている。筆者個人としてはこのシェーンベルクの「ペレアス」ももっとコンサートでプログラムにとりあげてもらいたい作品のひとつであるが人気度でなかなかそこまであがらず残念である。じっくりと聴きこめば味わいがでてくる作品なのだが・・・
このCDは「ウィーン・フィル創立150年記念シリーズ」としてリリースされた中の1枚でウィーン楽友協会大ホールで行われた1969年6月1日のコンサート・ライヴ、ステレオである。(余白には1963年5月19日のR.シュトラウスの交響詩「死と変容」も収録されている。モノラル録音)演奏は言うまでもなくベームが相性のあったウィーン・フィル独特の響きを活かした重厚な「ペレアス」を聴かせている。比較的数少ない同曲の録音の中でもカラヤン/ベルリン・フィルと並ぶ名盤にあげられるのではないかと思う。またライヴ録音という観点からも貴重なものである。
この作品はベルギーの劇作家メーテルランクの同名の作品を基に作曲された大作で管弦楽も100名を超える大編成でシェーンベルク唯一の交響詩作品でもある。ほかにドビュッシーはオペラ、フォーレやシベリウスは「劇付随音楽」として同名の作品を書いている。筆者個人としてはこのシェーンベルクの「ペレアス」ももっとコンサートでプログラムにとりあげてもらいたい作品のひとつであるが人気度でなかなかそこまであがらず残念である。じっくりと聴きこめば味わいがでてくる作品なのだが・・・
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