写真のLPは1960年代後半から70年代初頭にかけて「読売日響」に数多く客演し名誉指揮者の称号も贈られたウィレム・ヴァン・オッテルロー(1907~1978)がオランダ第3の都市「デン・ハーグ」に本拠をおく「ハーグ・レジデンティ管弦楽団」と「ドイツ・グラモフォン」に録音したビゼーの名曲「アルルの女」・「カルメン」(第1組曲・第2組曲)である。(独グラモフォンーLPM18787/1950年代モノラル録音)オッテルローは1949年~72年の長きに亘りこのオーケストラの常任指揮者を務めた。モノラルながら録音は大変優秀で演奏もなかなか味わい深い懐かしい1枚だ。筆者の記憶ではこの国内盤は未発売だったような気がする。尚、「カルメン」の第2組曲は抜粋で第4曲「衛兵の交代」・第5曲「ジプシーの踊り」の二曲が収められている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます